うれし涙を見るために・・・芽育学院

みんなの《うれし涙》を見るために・・学院長がソウルする!
 《うれし涙》こうして流す。
  《うれし涙》家族で流す。

初ブログ

2018-11-10 00:19:00 | 講師から
はじめまして。
4月から八木校で講師をしております、新田です。京都の大学に通う二十歳です。趣味は海釣り。マイブームは風呂上りに飲む生ビール。いろんなビールを飲んできましたが今のところラガービールが一番好きです。



まずは無難に気候の話でも。


朝晩の冷え込みがかなり強くなってきました。通学の満員電車の中にはマスクをせずにくしゃみや咳をぶちまける人も。受験生にとっては大事なこの時期、僕のように毎日人混みに揉まれなければならない人はマスク必須です。僕も学校のある日は必ずマスクをし、予備も二枚鞄に潜ませます。風邪を他人からうつされない、仮に罹っても他人にうつさない。このことを意識して、仲間と助け合って受験勉強をがんばって欲しいと思います。




さて今回は、受験生はもちろん、誰にでも役立つ漢字の知識をお伝えしたいと思います。


テーマは
「『博』、『専』などの漢字の右上に点を付けるか付けないかの見分け方」
です。




「博」と「専」。これらは小学校で習いますが、間違いが多い漢字です。よく似た形をしていますが、「博」の右上には点がありますが、「専」の右上には点はありません。


なぜこのようなややこしい事態が起きてしまったのでしょうか。




「もともとは違う形だった。」




「博」と「専」。今でこそよく似た形をしていますが、実はもともと違う形だったのです。それぞれの旧字体はこのようなものです。



旧字体の「博」の右上の部分は「甫」になっています。「補」や「捕」の右側の部分と同じ形ですね。この「甫」は単独の漢字としても存在しており「ホ」と読みます。「補」も「捕」も「ホ」と読みますよね。これは「甫」が音を表す部分だからです。


実は「博」の音を表す部分も「甫」。現在は「ハク」と発音しますが、もとは「ホ」に近い発音だったようです。
ここから、似たような形でも、点をつけるかつけないかの簡単な区別がつくのです。



「ハ行・バ行なら点を付せ!」



例えば「名簿」の「簿(ボ)」。この右下の部分も「博」同様、もともとは「甫」+「寸」でした。「甫」が音を表すので、「ホ」に近い発音です。
これを逆に言えば、

「発音が『ホ』に近いもの、つまりハ行・バ行には『博』の右上のように点が必要」

となります。他には「薄(ボ)」や「敷(フ)」などが挙げられます。これさえ覚えておけば点の要不要には悩まなくて済みます。


逆に、「恵」は音読みが「ケイ」なので点はつきません。「恵」の旧字体と「専」の旧字体は上の部分が同じなのです。


紛らわしいのが「穂」。「ほ」と読むので点を付けたくなりますが、これは実は訓読み。音読みは「スイ」なので、点は不要となります。



今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
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