つくるかい&Yanzu Diary

お絵描き、陶芸、アイシングビスケット。
小さな幸せと自宅教室つくるかいのお知らせです。

読書:女性の話 

2020-08-19 11:27:57 | 日記

女性の話2冊。

「82年生まれ、キム・ジヨン」
興味深く一気に読みました。
良き娘、母、妻でいる事の無意識の生きづらさが書いてあります。
多分共感する女性は多いのだろうけれど、私は少ない方だと思いました。

理由は多分生い立ちと家庭環境。
もちろん父は立派な大黒柱だったけれど、物事は全て話し合って決めたから指図された事はない。
とにかく男性をたてることを考えて、男性をいつでも真ん中に考えて
私は大人にはならなかった。

ついでに趣味に没頭して12歳から女子校生活を謳歌していたので
どうしたら男の子にモテるか?なんてあんまり考えない10代。
ミニスカートもはいた事がない。

(そんなだから、友人夫婦との食事で紹介したい人がいる、
と初めて夫に会った時、
何を着ればいいんだ?やっぱり初めて会う人に自分を知ってもらうには自分らしい服がいいね!と、
インドの真っ赤な刺繍ジャケットに
革パン、羽のピアスという一般的にはきっと、ない、選択をした。
帰り道、井の頭線で2人でゆっくり話さなければ、その後家族にはならなかっただろう笑)

若い頃なんでだろ?…と、思ったのは
明治生まれのお祖父ちゃんと話す時と、食事も男女別のイスラム圏を旅行する時くらい。

いわゆるこれが世間か、一般か、普通か…という考えにあれこれ出会うのは
子供を産んで幼稚園に入学して、色んな経歴のママ友との付き合いが始まってから。

家の中で女がやるのが当たり前、という決まりはないし、
そもそも〜でなければならない事なんてない。
気づいた方、出来る方、得意な方がやる。
というのが現代では普通と思っていたけれど、
出身や環境、かまってちゃん性格等、
簡単に合理的にはいかない事がある事も知った。

私にとっては古い世代のようなこの小説だけれど、これはつい最近、1982年生まれのキムジヨンのお話。
そして今、世界中の女性達が共感しているらしい。
皆さんはいかがしょうか?



もう一冊は同じく女性の本
清少納言の枕草子。

SNS並みの超訳であります。
ずっと何となく嫌な女。と苦手でしたが、面白く読めるならと読んでみました。
やっぱり友達にはなりたくない…という感想。
ただし、平安の女性は教養で男性と対等だったし、
家も女の子が受け継ぎ、
恋愛も自由でおおらかでした。
100年後はどうなっているんだろう?

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