ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

長崎市長選

2007年04月25日 06時42分41秒 | ニュースの中から
政治化には政治家特有の顔があるらしい。
長崎の市長選で、不当にも射殺された前市長の娘婿が立候補を表明したとき、顔を見て、あっこれはだめだと思った。
顔が悪いと。
一方それを受けて市役所の課長が立候補を表明したとき、政治家の顔ではなくおたく系の顔だと思ったけど、こちらのほうがいいと思った。
きっとそのうち政治家の顔になるだろう。
もちろん二人の手腕はわからない。今のところ判断できるのは顔と経歴しかないから。
ただ娘婿だというだけで担ぎ出されるのは疑問に思う。
そして、前市長の娘婿を破って市役所の職員が当選した。これは賢明な選択だったと思う。
でも一方は弔い合戦、一方は世襲反対。
これだけで選ばないといけない市民もたまったものではないね。
投票率が低く、無効票が多かったのもわかるよ。

これから問題は山積み。いったい市の職員だった人が裏金問題をどれほど解決できるだろう?
市の職員ということは今まで裏金にどっぷり使ってきた当事者ではないだろうか。
それがどれほど問題意識を持っているのだろう?
それにこれから相手をするのは皆、かっての上司たち。
前途多難だ。
ただ広報畑の出身だということは期待できる。
東国原宮崎知事が「宮崎のトップセールスマンになる」といったとき、当たり前なのにとても新鮮に感じた。
役人が目指すものは「大名」
民間人がめざすものは「社長」
というわけで、大名ばかりの知事のなかで、社長が出現したと思ったから。
そこで広報畑ということで、役人ではあってもちょっと違うかな・・・?
それともやっぱりお役人様なのかな・・・?

しかしいつものことながらマスコミの対応には苦笑させられる。
弔い合戦に勝って、涙の会見を映像に流したかったのだろう。
娘婿の映像ばかり撮ってたようで、結果がわかった後も対立候補の選挙戦の画像がでてこない。
選挙の結果がわかって、娘さんの「こんな仕打ちに合うなんて」という言葉に、市長の職の私物化、多選の弊害を感じた。
もちろん家族の気持ちは良くわかる。こんな言い方をするのは酷なことも。
でもやっぱり、情だけで選んではいけない。

しかし2代続けて市長が銃撃にあう長崎っていったい・・・?
自分の出身地だけに複雑な心境だ。
そんなに危ないところではないのに・・・。
コメント (2)
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