山羊サミットに行って来て、帰ってきてからもなにやらばたばた。
そしてやっと一息ついた。
サミットは結局車で行った。
車のほうが早くて安いことがわかったから。
ほとんどはじめて走る道。それで事前に入念に地図で調べてあらかじめ間違えそうな危険箇所、2箇所をチェック。
後は山羊と鶏。
いつもよりも随分早い時間にどっさりやった。
でも山羊も鶏も別に驚いた様子もなく、感謝することもなく、さっそくがつがつ食べ始めた。
これが二日分だということがどうもよくわかってないようだ。それがどういうことかそのうちわかるぞ、ウッシッシ。
そして朝ドラもちゃんと見て、~どうも今度の朝ドラ、大阪弁で京都弁をしゃべる舞妓役のヒロイン、ミスキャストではないだろうか、あれどう見ても大阪のおばちゃん顔だよ。
なんてことはどうでもいいのだけど~
さてほかに忘れ物は・・・。
そうそうサミット紀行のバックグラウンドミュージックだ。
何にしようかな?・・・と考えた末、まずは日ごろ聞かないジャズにした。
日常でない運転のときは日常でない音楽がいいと思ったから。
高速を走るときはポルカがいいと思ったのだけど、ポルカだと調子にのってスピードが出そうで危ない。
「雷鳴と稲妻」なんか聞いていると、「ラ・ラ・ラッ・ラー・ラッ・ラー・ラッ・ラ・ラッ・ラ・ラー」のラッ・ラ・ラッ・ラ・ラーのところで思わずラッ・ラ・ラッ・ラ・ラーとアクセルを踏んでしまい、きっと前の車の人はビックリするだろう。
その点ワルツだとゆっくり安全運転できそうだけど、ワルツの定番「美しき青きドナウ」を聞いていると。「ラ・ラ・ラ・ラーー・ラッラッ・ラッラッ」のラッラッ・ラッラッのところで今度は逆にブレーキを踏んでしまいそう。
すると後続車はビックリして同じくブレーキを踏む。こうして高速道路を走っている車が皆ラッラッ・ラッラッとブレーキを踏みワルツ渋滞が起きそう。これはなんともまずい。
というわけでやっぱりまずはジャズにしたのだった・・・なんてことはどうでもいいか。
というわけで出発。
日ごろ農園に引きこもりの生活をしているので、こんな長距離運転は年に1回もない。
緊張の面持ちで旅立った。
高速に入る前に151円/リットル!のスタンドで満タンにして、高速へ。
日ごろ高速は使わないのでやっぱり緊張。
でもいつもがら空きの中国自動車道。簡単に入ることができた。
それに途中までは一度行ったことがあるので楽勝。
自分のペースでゆっくり走る。
びゅんびゅん追い越していく車を見ても、あっいいよいいよ先に行って・・・という余裕の運転。
それでも申し訳程度に何台か抜きながら社インターにつく。
そして高速を降りて、第一の難所に来る。はたしてデカンショ街道に入れるだろうか?
途中で不安になり車を止めて地図を見直す・・・。あっ多分これでいいのだ、と思い直し、何とか難所をクリアー。
そこでバックグラウンドミュージックをこれまたいつもは聞かないデルモナコのオペラのアリア集に変えた。
これからはまったく初めての道が続く。悩ましげなデルモナコの歌を聴きながら車は悩ましげに自信なくなだらかな道をひたすら登る。
そしていよいよ第二の危険箇所、古市にかかる。ここも十分事前にチェックしてたので・・・やっぱり間違えた。
でも何とか抜け道を通ってそれほどのロスもなくデカンショ街道に戻ることができた。
さていよいよ篠山にはいる。
篠山界隈はりっぱな古民家がけっこう残っている。トタンをかぶせてない茅葺屋根もあちこちで見られて、車をとめてずっと眺めていたい気分。
篠山は以前一度だけ来たことがある。田舎暮らしの物件を探しに福知山まで行った帰りに、篠山城を見物し、奮発してシシ鍋を食べた。
そのときの物件は決まらなかったけど~決まらなくて良かった。ものすごく辺鄙な寒そうなところだったから~おかげで篠山を見物できた。
篠山というと郡上八幡が思い浮かぶ。どちらも民謡で有名なところ。デカンショ節と盆踊り。それにおなじ青山藩が治めていたところ。
同じ盆地で大阪と名古屋からそれほど遠くはないのになぜか行きにくい。以前愛知県に住んでいたころ郡上八幡に一度はいきたかったけどとうとう行かないでしまった。
・・・なんてことはどうでもいい。車は自信なさそうにこの文章と同じような感じでだらだらとひたすら進む。
そしてようやく奇跡的に亀岡にはいる。そこでちょっぴり安心して今度はバックグラウンドミュージックを定番のバロックにかえる。
そして不思議とすんなり会場の京都学園大学へ2時間半ちょっとでついた。
駐車場にはすでにたくさんの車が止まっていた。