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ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

山羊サミットのことなど(3)

2008年10月14日 09時45分11秒 | 山羊の話

山羊を増やすには雄山羊の問題がある。
雄山羊は臭くて力が強く扱いにくい。
それでたいていの人は去勢するか業者に手放してしまう。
そのため種付けできる雄山羊が少なくなり発情のとき雄山羊を探すのに苦労する。
また近親交雑の危険も増えてくるし、
地域全体でウィルスに感染する事態も起きてくるだろう。

そのためには

・山羊の戸籍を作る。
 (1)生まれた牧場・名前・種類・生年月日
 (2)両親の生まれた牧場の名前・種類・生年月日
 (3)子供の名前と生年月日、父親の生まれた牧場の名前・種類・生年月日
 ~を記録しておく。
 最も名前はシロとかユキとか同じような名前が多いだろうから固体識別番号のほうがいいだろうけど、それは難しいので当面は名前だけでもいいだろう。

・雄山羊のマップを作る。
 牧場・生年・種類・種付け料・・・なども記載して会員でその情報を共有する。
 今まで何回か種付けしたけど種付け料は払ったことはない。
 すべて飼い主の好意に頼ってきた。
 しかしやはり種付け料は必要ではないだろうか。
 そうしないと雄山羊を飼う人は増えないだろう。
 それにどっちにしてもそれなりのお礼はしてきたので、それなら種付け料を払ったほうが簡単でいい。
 そして種付け料もある程度基準を作るべきではないだろうか。
 そのほうが種付け料を取りやすいだろう。
 現在知ってる限りでは3000円から10000円までばらばらだ。

・獣医のマップを作る
 山羊を診たことのある獣医は少ない。
 それで山羊の獣医の情報もほしい。
 去勢手術や除角できるところの情報も。

・子山羊の譲り合い
 毎年春になると子山羊がほしいとか子山羊をあげます、とか言う希望がいろんな山羊ネットにのる。
 でも遠いところだったり、雄山羊をもらってくれる人がいなかったり、なかなか上手くいかない。
 そこでブロックごとにそのような情報を共有化できないだろうか。
 そして会員に譲る場合は原則無料、せいぜい種付け料程度にする。
 その代わり無料でもらった人は無料で人にあげる。
 またあげた人が病気や事故で山羊がいなくなったときにはもらった人は子山羊が生まれたら優先的にあげた人に返す。
 こうすると保険の意味も出てきて上手くいくかもしれない。

~以上のようなことはまず全国山羊ネットワークというレベルでなく地域のブロック単位にとり組まないといけないことだろう。
 ブロック単位の山羊ネットワークの充実が望まれる。
コメント (7)
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山羊サミットのことなど(2)

2008年10月14日 09時44分25秒 | 山羊の話
山羊はこれからは家畜山羊とペット山羊に別れるだろう。
ペット山羊はどんどん小型化していく。
ただネックは山羊が大食いだということ。
それから糞のことを考えると家の中では飼い辛い。
山羊用のペットフードの開発が望まれる。
超圧縮干草飼料などどうだろう。
それを食べると胃の中で数十倍に膨れる。
それで食事は1日2度、ペットフードを1個ずつ与えるだけですむ。
それに山羊が小さくなると糞も気にならなくなるかもしれない。
将来は手のひらに乗る山羊が生まれるかもしれない。
そして家の中にミニチュア牧場を作って飼うのがはやるかもしれない。

家畜としての山羊には課題は多そう。
乳脂肪分3.6%なければ山羊乳とみなされないという法律の廃止を働きかけるとともに、常時乳脂肪分3.6%をクリアーする新種の山羊の開発も必要だろう。
臭いというイメージで見られがちな山羊肉や山羊ミルクの普及。
これがなかなか難しい。
臭くならないような飼い方をして、都会のこだわりのあるレストランなどへ出荷する。
アレルギー質の人への山羊ミルクの売り込み。
とっても滑らかでいい皮がとれるのに一般にほとんど出回っていない山羊皮の利用。
・・・など課題はいっぱい。

今住んでる町には場があり山羊も肉にすることができる。
また皮をなめす会社もあり山羊皮を利用することもできる。
また肉屋では山羊肉を置いてあるところもある。
もっともそこの山羊肉は沖縄から仕入れているけど・・・。
ここは条件的にはいいところだといえる。
でも山羊を飼っている人は少ない。

というわけで山羊が家畜として成り立つためにはまだまだ地道な努力が必要だろう。
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山羊サミットのことなど(1)

2008年10月14日 09時43分44秒 | 山羊の話

日ごろ片田舎でひっそりと暮らしているので、たまにこのような会に出ると刺激になってつい色々と考えてしまう。

山羊サミットは毎年開催されている。去年は鹿児島、来年は新潟。
参加者は常連の人がほとんどで初めての人は少なそう。
ただ今回は初めての人も多かった。
常連客ばかりの居酒屋ではなく常連客の多い居酒屋といったところか。
常連客ばかりの店だといずれ衰退する。
初めての客をいかに多く呼び込むかが大切だ。

来年は新潟だという。
ここからはちょっと行きにくい。
それで多分参加しないだろう.。
せっかく今度始めて参加した人も同じ理由で次回は参加しない人も多いだろう。
そのためには近場で開催するブロック大会みたいなものがあってもいいのではないだろうか?
全国山羊サミットとブロック大会を毎年交互に開催したらどうだろう。
近畿ブロックなどの単位で。
するともっとみんな参加し易くなるだろう。
最初は単に懇親会と情報交換だけでもいい。
全国山羊サミットみたいな大層な企画をしなくてもいいし、
ブロック以外の人でもオープン参加を認めたらいい。
そこで雄山羊の情報。種付けの依頼、子山羊をあげたい人・ほしい人、などの話や山羊飼いの苦労話などをしたらいい。
山羊飼いを増やすには、地域での地道な活動しかないのではないかと思う。
今のような全国大会を何回やっても山羊の増加にはつながらないのではないかという気がした。
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