広島県ジーンバンクの見学会

６月５日(日）～６日(月）広島県ジーンバンクの見学会があります。
ジーンバンクの船越さんのお話と周辺の採種農園の見学会です。
船越さんの話、以前有機農業研究会で聞いたことありますけど、とっても頑固な種採り人って感じの人でした。
そしてとっても種採りの参考になりました。特に難しいアブラナ科の種取りの話、きっと参考になりますよ。
自家採種している人、自家採種したいと思っている人必見です。

申し込みは、なんと明日まで！
（もっと早く案内しようと思っていましたが、ついつい忘れてました。でも多分その後でも申し込みはいけると思うのだけど・・・と勝手に思っています。）

詳細を転載します・・・（「ひょうご在来種保存会通信」より転載します）

がんばらないぞ！

この１０数年、あるいは２０数年かな（？）使ってない言葉がある。
それは「がんばれ！」という言葉。
この言葉大嫌いでずっと意識的に使ってこなかった。
これを今度の東日本大震災に当てはめてみるともっとはっきり見えてくる。
「がんばろう、東日本！」と「がんばれ、東日本！」
言ってる人間にはそんな意識は無いかもしれないけど、いわれる人間の気持ちになるとずいぶん違う。
「がんばれ！」とは自分はなにもしないで人にやらせる言葉、人を突き放した言葉。
「がんばろう！」は一緒にやろうよ、と言う意味がこめられているのでまだいい。

というわけで、この１０数年、あるいは２０数年かな（？）「がんばれ！」と言う言葉は使っていない。
人に対してだけでなく、自分に対しても。

今までも自分自身を振り返るとつくづく思う、７割人間なんだな、と。
もっとできるのになぁ～・・・と思いながらも、今まで７割程度の仕事で満足してきた。
人の期待には充分にはこたえてこなかった。
きっとみんな不満だったろう。
７割できたからいいじゃない・・・、ではなく３割できなかったことに。
そういう意味では今まで人の期待を裏切って生きてきた。
でも・・・それでも・・・自分で自分をもどかしく思いつつも、やっぱりそれでよかったんだと思う。
自然を相手に野菜作りをしていると思う。
歩留まり１００％で野菜を作ることがどれほど大変かと言うことを。
虫に病気にやられないために農薬を、大きな野菜を作るために化学肥料を使わないと大方の人たちの要望にはこたえられないだろう。
でも虫だって生きている。
３割くらいは虫に、鳥にあげてもいいじゃない？
もちろん７割達成するためには努力は必要だ。
何にもしなかったら鹿に、猪にやられてほぼ全滅状態になってしまう。
そのためには電気柵やネットを張る、そしてそのメンテナンスをする。
それでもやられたら・・・まあいいじゃない、とあきらめる。
そんな生き方が一番向いている。

自分で自分を７割人間だと思う。
人の期待を裏切っても７割で満足しようと思う。

がんばらないぞ！
・・・でこれからも生きていこうと思う。