とってもとっても久しぶりに、絵具箱を開けた。
昔々そのまた昔、何を血迷ったのか油絵を描いてみようと思ったことがある。
それでまずはまずは形から!
油絵道具をしっかり揃え、
油絵具・パステル絵具・クレパス・色鉛筆・筆・パレット・イーゼル・キャンバス・スケッチブック・・・
などを買いそろえた。
それだけで、もうすっかり画家になった気分!
そして、まずはデッサン!とばかり、
スケッチブックに炭で描いては・・・
パリの貧乏学生のごとく、食パンで消しては描いたりして、
時々はパンをかじったりして・・・
それから絵コンテ、パステル画、そして油絵。
その結果、すぐに自分の才能のなさにすっかりあきれ、あきれ果てて
すぐにやめてしまった。
でもその残骸は今も残っている。
今でも油絵セットはずっと大事に保存している。
そして今日久しぶりに開けてみた。
陶芸の絵付けに油絵で使った筆も使ってみようかなと思ったから。
すると絵具は、固くなってしまったものも多いけど、まだ使えるものもあった。
意外と日持ち、いえいえ、年持ちするものだ。
でも、まあ、もう2度と使うことはないだろうね。
でも、過去の愚かな(?)記念にずっと持っておきたい。
ともあれ今は、せめて筆だけでも、陶芸の絵付けに役に立ってくれたらいいなぁ~、と思っている。