小田篤史さんの出演する世界名作小劇場の「マーチ」を観に行く。
ものすごくおもしろい。
自覚がなかったが、
私は、会話を聞かせる芝居が好きなのかもしれない。
これは、会話がきちんとしていて、
しかも最初から最後まで筋が通っている。
矛盾した所がない。
登場人物が言った言葉が、
観客の記憶の中で再生されて、ブラックな結末への予感を生む。
もう千秋楽迎えたから、書いちゃってもいいかな。
「僕が嘘をつく時は、
人を殺そうとする時か、自分が死ぬ時だ」
この篤史さんの台詞が、予感を生む一言です。
すごく好きだ、この芝居。
そして、役者さん全員、
きちんと台詞が聞こえてくる。
声がこもっていたり、発音が不明瞭だったり、
おかしなメロディがついていたりする人がなく、
とても快適な会話劇だ。
そして篤史さん。
これが当て書きじゃないなんて凄い。
篤史さんのためにあるような役だ。
会話の中でくりかえし出てくる、
「ああ、へ~え」
という台詞が最高。
外国人なのでわかっていないのか、
元々、人の話を聞いていないのか、
その両方なのか、
実にタイミングよく、
「ああ、へ~え」がちりばめられていて、
篤史さんの演っている役が、どんどん光ってくる。
もしかしたら、今年観た芝居の中で一番好きかも。
劇場で、りょーちんとゆたかさんに会えました。
(えいちゃんも来ていました)
タイトルは、下村さんの声で読んでください。
連休明け。
案の定、ネーチャンと私がいない間に、
いろいろおばかなミスが発生している。
ハルナ嬢、
お客さんからの注文の品に関する問い合わせに、
伝票を見もせず、「まだ来ていません」と答えたそうだ。
逆に、伝票を見ずに「来ていない」と判断した理由を知りたい。
これが今回、最大のミス。
実はこれ、品切れで手に入らないものである。
伝票さえ見れば、ちゃんとそう書いてある。
ハルナ嬢は、これを見て、
お客様に「品切れです」と言わなければならなかったのだ。
しかし、品切れの件については、
私が電話して、その旨、留守番電話に録音したのだが、
それがお客様に伝わっていないのはなぜか。
お客様ご本人が自宅の電話番号を間違えていたから。
これも本来ならありえないことだが。
私は、全然関係ない方の留守電に録音していたわけね。
結局、お客様にはまだ連絡がついていない。
連絡先もわからない。
「もし、また電話がかかってきたら謝罪しろ」
と、ノダメちゃんからの指示メモがある。
詰めが甘い。
お客様が電話番号を間違えていて、
連絡先がわからないなら、
連絡先をさがせばいいじゃないの。
過去数年分の客注伝票を出してきて、
片っ端から探す。
同じ方の注文履歴を。
見つかりましたよ、15分で。
なぜ、これをやらないのだ。
ノダメよ。
ハルナ嬢よ。
頭は帽子の台じゃない。
母が妊娠している夢を見た。
(21歳になろうという孫がいる人です)
産みたくないと言ってクヨクヨ暗くなっているもんだから、
「産みたくないんなら、やめなさい!」
と一喝した。
育てられないと言ってメソメソするから、
「どうせ育てるのは私でしょうが!」
と、また一喝。
現実の母とは真逆の優柔不断。
私だってもう子供を育てるような年齢じゃないのに、
これだけ覚悟してるんだから、
産む本人がグズるのは勘弁してよ、と思っていた。
母が妊娠している夢は何度も見ているが、
自分が育てる決心をしていたのは初めて。
夢でよかった。