1月10日(日) -1/7℃
冬鳥観察
所属する自然学校の課外実習で伊丹市の昆陽池を訪れた。
朝5時起きで外は氷点下、大阪では不慣れな寒さのため身に染みる。
コロナ禍下だが、3月の卒業まで勉強や実習が続くのは暇な爺にはありがたく嬉しいことだが、やはり要注意で望まねばならぬ。
昆陽池(こやいけ)は朝一面に氷が張り氷の上を滑りながら歩くカモの姿がおかしかった。
ここは奈良時代、行基により治水の為に築造された池を中心に広がるきれいな公園で、関西屈指の渡り鳥の飛来地でもある。
オナガガモ、ヒドリガモ、カンムリツブリ、キンクロハジロ、ユリカモメなどもカモ類や水鳥ほか数十種類が飛来するとか。
午前中は山階鳥類研究所の専門家による講義が面白く興味を引かれた。
スライドやビデオを見ながら、この古代の恐竜の子孫は何だと思いますか? との問いには応えられなかったが、あれこれみんなが言った末に これは今の鶏ニワトリです・・ と。
だから恐竜はまだ絶滅していないんですと言われ、更に皆さんは今恐竜の子孫の唐揚げを美味しいと食べているのですよ・・ と笑わせた。
鳥には歯がなく、丸呑みか嘴の鉤で引きちぎって食べるとか、更に飛ぶ技術、羽根の作業動作の不思議など詳しく説明を聞き、またその個々の営みや生態も知り驚愕した。
午後からはたっぷりと時間をかけ、別の野鳥専門家のガイドで氷が解けて開けた池の水鳥や野鳥の観察をした。
老後の趣味として入学した自然学校だが、あちこちでの自然観察会を終えるとその都度 仲間と共にご当地の美味いものを食べ、旨い酒を飲み交わし笑い転げるが、その老楽の至福に浸ることができる余禄は幸せな人生だといつも感謝する。
最もどっちが目的で参加しているかはそれぞれだがね!?
トホホ!
・氷上のカモ スケートし面白や
・恐竜の子孫鶏これいかに
・勉強も飲み会もあり至福なり
・目的はどっちなのかはそれぞれに
兵庫県伊丹・昆陽池の自然観察会
今回29種類の野鳥観察が楽しめた
マー君の木があったよ