みちのく童話会スタッフブログ

第3回を持ちまして、みちのく童話賞は終了ました。これからはみちのく童話会として、活動をしていきます。

みちのく童話会

 東日本大震災から10年のくぎりの2021年、東北地方の皆様から第1回みちのく童話賞を開催し、第3回まで、たくさんの作品、作家との出会いがありました。  童話賞終了後は、みちのく童話会として、活動を続けています。

立ち上げの理由② 東北は、広い

2020-04-03 | 童話賞

みちのく童話賞立ち上げスタッフは、イコール「童話塾in東北」スタッフです。(今後は、他の方も歓迎)

童話塾は、日本児童文芸家協会の主催事業で、東日本大震災後に発足、これまで6回、仙台にて開催されました。児童文学作家の講演や、ワークショップ、合評会など行い、毎回50人前後の参加で、私は4回目からスタッフとして活動しています。

とても充実した内容の講座です。ただ、どうしても宮城の方が多くなってしまいます。秋田や青森から仙台へ行くって、遠いですし、新幹線代もばかになりませんからね。

同じ系列の童話塾が、関西にもあるんですが、あちらは近隣の県へ1時間程度で行き来できるんですよね。東北の場合、広さがネックとなっていました。

そのスタッフで今後のことを話し合っていたとき、みちのく童話賞が生まれたのです。家にいてできる。応募にお金がかからない。これって、魅力でしょ。スタッフは誰もが、そういう賞へ応募することを目標にしつつ、書いてきていたので。

賞のことを知る。書いてみようかなと思う。書く。応募する。入賞は一握りの方でしょう。でも、書いてみた方はきっとその魅力に気づいてくださる。それが、童話塾への参加のきっかけにもなってほしいなと思ってもいます。

第7回童話塾in東北は、11月28日を予定しています。募集開始の時期まで、新型コロナウイルスの終息が見込めなかった場合、また変更があるかもしれませんが、スタッフは準備を始めています。(お)


立ち上げの理由① 童話賞が減ってきている・・・?

2020-04-02 | 童話賞

 みちのく童話賞を立ち上げた理由の一つを、お話しさせてください。

 公募している童話賞(児童文学賞)は、たくさんあります。

 出版社が主催のもの・・講談社児童文学新人賞・福島正実SF記念童話賞・フレーベルものがたり文学賞など(受賞作は、出版、つまりデビューにつながります)

 企業が主催のもの・・ニッサン童話と絵本のグランプリ・・アンデルセンのメルヘン童話賞・童話の花束・みつばち絵本コンクール など

 地方自治体が主催のもの・・子どもたちに聞かせたい創作童話(鹿児島市)、新美南吉童話賞(半田市)・小川未明文学賞(上越市)

 NPO法人などが主催のもの・・絵本・児童文学ファンタジー大賞・ちゅうでん児童文学賞

 新聞社・雑誌社が主催のもの・・北日本児童文学賞(富山、北日本新聞社)・家の光童話賞・朝日学生新聞児童文学賞

 他に、草原賞(日本児童文学者協会北海道支部) 

 などがあります。

 さて、気がつかれた方いらっしゃるでしょうか?

 出版社など、首都東京に集中するのはいたしかたありません。でもその他をずーっと見ても、どこにも東北が拠点となっている賞がないのです。

 ひろすけ童話賞というのがあります。これは、浜田ひろすけを出した山形にある記念館が主催しているのですが、対象はすでに出版されている本です。

 大人の小説賞はあります。仙台短編文学賞、さきがけ文学賞、ゆきのまち文学賞など。

 でも、童話、児童文学がない。

 だから! 作りました。

 とにかく一回やります! 

* いろいろな文学賞、他にもあると思うし、思い出しながら書いたので、正確な名称とは違うものがあるかもしれません。ご了承ください。

また、先日ツイッターでも、たくさんの方が拡散してくださり、岩手県在住作家澤口たまみさんが、

 

・みちのく童話賞 岩手の書き手さんにも 大きなチャンスですね。 すばらしい賞の立ち上げに 感謝するとともに、 よい作品が集まることを 期待いたします。

 ・東北の才能のある方が、日本を舞台にした出版のステージに出ていくことに、これまでは大きな壁がありました。 ひとつの、確かな道になってゆきますように!

 

 とコメントしてくださいました。澤口さんは、福音館から絵本を何冊も出している方。でもやはり、壁を感じられてたんだなあ。力をいただきました! (お)


みちのく童話賞HPができました!

2020-04-01 | 日記

 みちのく童話賞のHPができました。

 あるいは、そちらのリンクから、このスタッフブログにいらした方もいらっしゃるかもしれませんね。ようこそ!

 助走的に書いていたこのブログ。今まで、どういう団体なのか、書いているものが、誰なのかを明かしていませんでした。申し訳ありません。

 みちのく童話賞実行委員会は、東北在住、出身児童文学作家の集まりで、私は実行委員長のおおぎやなぎちかです(スタッフの詳細は、HPで)。

 みちのく童話賞、募集は来年、そして(今のところの予定では)一回のみというものですが、事業をするためには、こうしてかなり前から準備が必要。

 世の中は、新型コロナウイルス拡大の不安に取り囲まれていますが、少しでも明るい話題となれるよう、発信させていただきます。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。(お)←このブログの管理は、おおぎやなぎです。他のスタッフの書き込みもあるかもしれません。