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自然、世の中、の不思議

この世の中には、人間に理解不能な事がとても多い、そんな事に興味を持って生活しています、一年に一度はアジアを歩き。

松枯れの根源

2006年07月15日 | Weblog
昨日の雷でパソコンの無事がわかり、ひと安心した。
松枯れの原因はマツノザイセンチュウではないこと、少しだけ
説明しておきます。

マツノザイセンチュウは健康な松には侵入しない。
健康な松でも、傷で部分的に枯れたところや、表皮の部分には
侵入する、特に30年以上の成木で表皮がひび割れて角質ばった
ところにはマダラカミキリが産卵して幼虫が生息しその痕跡が
無数に確認できる、角質ばった皮を剥いで見ると、ジグソー
パズルのピースのような模様がある、それがマダラカミキリが
食し、這った跡だ、そしてその周辺にマツノザイセンチュウが
確認できる、しかし、皮と木部の間の甘皮と言う水を上げる部分
(形成層)から内部に侵入している事実は、私が27年木材を扱う
仕事をしているが一度たりとも見たことは無い、立ち枯れの木に
関しては多量に侵入が確認できる。
これらの事実からマツノザイセンチュウは皮の中に生息していて
その木が枯れて甘皮に水が通らなくなり、美味しくなった甘皮を
マダラカミキリが食べた後その痕跡に生息し、木質が乾燥により
収縮し亀裂が出来たとき、はじめて木部に侵入するのである。
傷や皮を剥がれて部分的に枯れたところ(戦時中に燃料不足の折
松脂を集めるため、樹皮を傷つけ採取した)には、マダラカミキリ
の侵入、痕跡が確認できるし、マツノザイセンチュウが確認できる
が、部分的に枯れているだけで、その松は50年以上健在である。
以上の事実から健康な松にマツノザイセンチュウが侵入し、増殖し
枯死に至らしむ、と言う現在の説は窮地に追い込まれた。
しかし、学会はこれだけでは、説を覆すことは出来ないらしい。
そこで、今回、決定的な証拠を学会に示した。
コメント
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