上海から ３ つづき

雲南南路美食街の先

上海から ３

十分すぎるほどの睡眠で目が覚めた。
本日の予定は、上海の街歩き。

今年の初めに、区の役でパソコンとデジカメ、プリンターと
一応揃えたので、写真を町の通りごとに撮る意気込みで来た。
充電器と予備のバッテリー、１２８Ｍのコンパクトフラッシュ
2枚と、携帯電話はグローバルパスポート、準備万端だ。

中国のトイレ事情は最悪と聞き、朝のお勤めは必須条件。
二人とも快便であった。
街歩きの仕度を整え、（我々のスタイルは手に何も持たない
財布は持たない）、お金は何箇所かのポケットに分散して、
コインはまとめて、カメラもポケットに。
ハンカチは尻のポケットに。
一人１０元の枕銭を置き出発、部屋を出るとき掃除の
おばちゃんがいたので、挨拶をしたら鍵はかけないで
良いとジェスチャーで、そのままに、鍵をフロントに預けて街へ。

雲南南路の手前の歩道橋を渡ると、目の前に工事中の
建物を囲む足場が見えた、竹で組まれたすごい足場。
ビニール紐のような物で縛ってある。
どんな形のビルでも任せろと、気持ちが伝わる。

美食街のはずれ、横道の道端ですごい湯気が出ているので
のぞいて見ると、おいさんが手招きした、
丸いテーブルが２つあるだけの小さな店、二人が腰掛ける
ように空けてくれた、９時過ぎなのに８人で満員。
注文をしないのに、どんぶりを持ってきた、熱々の
豆腐に野菜のふりかけのようなものがかかっている。
長い揚げパンのような物はいるかといわれ、うん　うんと
うなずく、紙に包まれちょっと油っぽい、同席の人が
ちぎって入れろ、と言っている、
入れて食べたらとても美味しい、
油っぽさはあまり感じなかった。
二人で、５元。