やまない雨はない

生業はWEB製作、趣味は映画鑑賞。
記事は私情で支離滅裂・自虐でぼやく。

風化と美化

2013-07-10 12:49:17 | ひとり言
東京電力福島第一原発の吉田所長(当時)が食道がんで亡くなったという
報道がありましたが、亡くなられた方のご冥福はお祈りしつつも
ヒーロー扱いで評価されるのは如何なものかと思います。
ある人は「この日本を救う役割、使命を負って生まれ、それを果たしたことで去っていった」

そうですか?

確かに、事後の対応に対して評価できるところはあったでしょうが
本人は東電の社員であり、原発事故の当事者です。
当たり前に最善を尽くすという使命感で対応をしたに過ぎません。
被災者に一番最初に謝罪しなければならない人でもあったと思いますが
私は間違っているでしょうか?

あの未曾有の大惨事はなぜ起きたのか?
事故前から「安全神話」に疑義と警鐘を促す方は大勢居たと聞きますが
結果に於いて、先の安全対策よりも目先の事業(営利)を優先させた結果
起きた惨事でしょう。

その当事者の対応が評価されるという違和感・・・感じませんか?
一様に評価報道をするメディア、事故の風化を助長するような
論評は避けるべきです。

あまりにもバランスを欠く偏った報道です。

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