以前、加速不良で見積りを出したFE8Jレンジャー。
記事はこちら
ようやく予定が合って入庫です…
前回、点検した時はインジェクターの補正値が全体的に大きくズレて、特に3番が酷かったんです…

この補正値も当然0に近い方が良いんですが、±3ぐらいの一見問題無さそうな数値でもインジェクター不良…という事もあるので、判断には迷う事もあります…
ただ、今回のように大きくズレてる場合は要交換ですね…
ちなみに今回から動画にも挑戦。
走行時の加速不良に加え、停止状態でも1500回転付近でラフに…
こちら
動画でも分かるようにゆっくり回転を上げていくと1500rpm付近で吹け上がり不良の症状が出てます。
更にアクセルを踏み込むと問題無く吹けます。
ただ、この症状も一概にインジェクターが原因とは言い切れないんです…
以前にも似た症状があり、その時はサプライポンプが原因だった事もありました。
インジェクター補正値の変化量である程度判断出来るんじゃないか…と思ってはいるんですが、まだ確信は持てないので、勉強が必要です。
また、レアなケースとしてエンジン回転センサーのコネクタ接触不良…だなんて事もありました。
では作業を…
エンジンはJ08E。

インジェクターの交換作業自体は特に難しい事もなく簡単に交換出来ます。
ヘッドカバーとインジェクションパイプを取り外せば後はインジェクターを引き抜くだけ…


取り外したインジェクター…

リビルトインジェクター…

一応、IDコード表も入っていますがこんなにバラバラに入ってたら意味がないですよね…
確認する手間が増えるだけかと。
親切なのか不親切なのか…
取り付けていきます。

Oリングも交換してインジェクターを仮締め…

ついでなのでインジェクションパイプシールも交換です。

で、インジェクションパイプを取り付けたらインジェクターの本締め。

後はパッキン類を交換してヘッドカバーやブローバイホースの取り付け…

最後にフューエルフィルターも交換。

で、IDの書き換え…
旧IDコード。

書き換え後の新IDコード。

そしてエンジン始動…
各インジェクターの補正値も良好になりました。

データを見ながら試運転。

無事に加速不良の症状も改善され、1500rpmでのラフも無くなりました。
今回はインジェクターが原因でしたが、その判断って結構難しいんですよね…
インジェクター換えても改善されない場合も過去に経験してるので余計に慎重になります。
ただ、言える事はまだまだ勉強不足です…
そして話は変わりますが、前から気になってたトルクレンチを購入。

もともと使用していたトルクレンチの校正時期がきており、年式的にも古くなってきたので思い切って3/8と1/2の2本セットで購入。
角度計測機能も付いているので角度締めにもコレ1本で対応出来ます。

従来のアングルゲージを使用する必要も無くなりました。

コレ意外と使いにくいんですよね…
昨今の自動車はトルク管理が極めて重要です。
昔みたいに締まっていればO.K…という時代ではありません。
トルクをキッチリ管理する事で精度が上がり、精度が上がれば品質も上がります。
なのでトルクレンチに限った事ではありませんが測定器は非常に重要ですね…
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ようやく予定が合って入庫です…
前回、点検した時はインジェクターの補正値が全体的に大きくズレて、特に3番が酷かったんです…

この補正値も当然0に近い方が良いんですが、±3ぐらいの一見問題無さそうな数値でもインジェクター不良…という事もあるので、判断には迷う事もあります…
ただ、今回のように大きくズレてる場合は要交換ですね…
ちなみに今回から動画にも挑戦。
走行時の加速不良に加え、停止状態でも1500回転付近でラフに…
こちら
動画でも分かるようにゆっくり回転を上げていくと1500rpm付近で吹け上がり不良の症状が出てます。
更にアクセルを踏み込むと問題無く吹けます。
ただ、この症状も一概にインジェクターが原因とは言い切れないんです…
以前にも似た症状があり、その時はサプライポンプが原因だった事もありました。
インジェクター補正値の変化量である程度判断出来るんじゃないか…と思ってはいるんですが、まだ確信は持てないので、勉強が必要です。
また、レアなケースとしてエンジン回転センサーのコネクタ接触不良…だなんて事もありました。
では作業を…
エンジンはJ08E。

インジェクターの交換作業自体は特に難しい事もなく簡単に交換出来ます。
ヘッドカバーとインジェクションパイプを取り外せば後はインジェクターを引き抜くだけ…


取り外したインジェクター…

リビルトインジェクター…

一応、IDコード表も入っていますがこんなにバラバラに入ってたら意味がないですよね…
確認する手間が増えるだけかと。
親切なのか不親切なのか…
取り付けていきます。

Oリングも交換してインジェクターを仮締め…

ついでなのでインジェクションパイプシールも交換です。

で、インジェクションパイプを取り付けたらインジェクターの本締め。

後はパッキン類を交換してヘッドカバーやブローバイホースの取り付け…

最後にフューエルフィルターも交換。

で、IDの書き換え…
旧IDコード。

書き換え後の新IDコード。

そしてエンジン始動…
各インジェクターの補正値も良好になりました。

データを見ながら試運転。

無事に加速不良の症状も改善され、1500rpmでのラフも無くなりました。
今回はインジェクターが原因でしたが、その判断って結構難しいんですよね…
インジェクター換えても改善されない場合も過去に経験してるので余計に慎重になります。
ただ、言える事はまだまだ勉強不足です…
そして話は変わりますが、前から気になってたトルクレンチを購入。

もともと使用していたトルクレンチの校正時期がきており、年式的にも古くなってきたので思い切って3/8と1/2の2本セットで購入。
角度計測機能も付いているので角度締めにもコレ1本で対応出来ます。

従来のアングルゲージを使用する必要も無くなりました。

コレ意外と使いにくいんですよね…
昨今の自動車はトルク管理が極めて重要です。
昔みたいに締まっていればO.K…という時代ではありません。
トルクをキッチリ管理する事で精度が上がり、精度が上がれば品質も上がります。
なのでトルクレンチに限った事ではありませんが測定器は非常に重要ですね…