まずは高速道路を走行中オートクルーズ使用時に勝手にクルーズが解除される…というレンジャー。
疑わしい所を疑いつつ、まずは故障コードの確認。

履歴は無し。
確認したい項目を選択していざ試運転へ…

オートクルーズは一般道では危なくて使えないので、高速道路へ。

ところが全く症状が出ず…
ただの快適ドライブになっちゃいました…
まあ、あるあるですね…笑
とは言えこのまま納車してもまた再発するだろうし、疑わしい箇所は大した金額でも無いのでお客様の了解を得て交換する事に…
オートクルーズが解除される場合の条件としては
クルーズのキャンセルS/Wを押した時
排気ブレーキが作動した時
ブレーキペダルを踏んだ時
クラッチペダルを踏んだ時
下限速度を下回った時
エンジンやシステムに異常があった時
と、ざっと挙げるとこんなトコ。
この中で日野車で1番怪しいと言えば…
クラッチS/Wですね…
よく壊れたり、接触不良を起こすので常備してます…笑

この際、上下セットで交換。
疑わしいのは上側のS/Wです…

交換して納車。
後はお客様に様子を見てもらいます。
他には走行100万キロ越えプロフィアのオイル交換など…

エンジンオイルを抜き取りつつ…

オイルエレメントのセンターボルトを緩めてエア抜き…


フィルターやOリングを交換。


締め付けトルクは54Nm…

確実に締めた事を確認してマーキング。

エンジンオイルを注入…

後はエンジンをかけて各部に漏れが無いかを確認…
ブローバイやヘッドガスケットからのオイル漏れも気になりますが…


お客様にひと言説明して納車。
そして、登録したての新車のギガのトラクター…
ハイルーフという事もあるのか日本車らしからぬ威圧感があります。

初入庫なんですが…
あれ⁉︎ちょっとカッコイイ…⁉︎笑
作業は無線機やらETCなどの取付…

せっかくなので色々と拝見。
おぉ…ステアリングS/Wだぜ…

スムーサー…

現行プロシフトと違い緊急走行モードがあるのは助かりますね…
使わない事を願いますが。

エンジンは前と同じ6WG1ですが、とりあえずホッとしたのがクーラーベルト交換の整備性は改善されてますね…笑
ファンは電制式に変わってますが…

以前の6WG1のクーラーベルト交換の整備性は最悪でしたから。
ミッション自体は見た感じ同じなので…
これならO/Hも可能でしょう…

電磁リターダがデフ側に付いてるのも初めて見ました…

最後は泣けてくる話…笑
エンジン不調のレンジャー…
もともとこの車両が入庫した日は自分は休みでメカニックのA氏がトラブルシュートをしたらしいんです…
そのA氏は経験が20年近くになる…世間で言うところの"ベテラン"…の域に入るメカニックのはずなんですが…
車はPB-FEレンジャーでエンジンはJ05。
症状としてはエンジンが吹けずアクセル踏んでも加速していかない…というもの。
その日のうちにA氏はトラブルシュートを済ませ出した答えはEGRバルブ…
何故そのような判断をしたのかは不明です…
で、EGRバルブを換えたらしいんです…
結果は直らず…
その翌日にA氏は再度トラブルシュート。
出した答えがターボチャージャー…
何故そのような判断をしたのかは不明です。
で、ターボを換えたらしいんです…
結果は直らず…
もうこの時点でフロントは発狂…
それもそのはず、ターボとEGRバルブで50万かかっており…
それなのに直ってないんですから…
その翌日である本日…A氏は休み。
そこでフロントから原因を調べてくれ…との依頼が。
状況の説明を受けてとりあえず試運転。
とにかく加速が鈍い…
故障コードは無く、インジェクターや燃圧におかしな点も見られず…
乗った感じだとブーストがかかってない感じ。
停車状態でアクセルを踏んでも回転の上がりが鈍い…
排気ブレーキのスイッチを入れて作動するか確認。
するとその後全く吹けなくなり、アクセルベタ踏みでも20km/hが限界…
で、試運転から戻りシャッターバルブを点検してみると…

エンジン停止状態でもバルブが閉じる側で固定されてます。
手で押しもどすと…

無事吹けるようになりました…という事で原因はターボでも無くEGRバルブでも無くシャッターバルブの戻り不良。
部品代や工賃合わせても8万ほど…
当然ですが…誤診で発生したEGRとターボの部品代と工賃は請求出来ません。
これがまだ新人のミスなら高い勉強代…で済むんですが…
さすがに笑えない。
20年やってて今まで何を経験してきたんだろう…
誰にでもミスはある…というのは理解していますが…これはミスと言う程かわいいものでもないんです…
調べれば分かる事で…何故確信も持たずにそんな高額な修理に踏み切ったのか…
普通は高額になればなるほど診断結果には慎重になると思うんですけど…
もう呆れるというか情けないというか…
なんだかな〜(-_-;)
疑わしい所を疑いつつ、まずは故障コードの確認。

履歴は無し。
確認したい項目を選択していざ試運転へ…

オートクルーズは一般道では危なくて使えないので、高速道路へ。

ところが全く症状が出ず…
ただの快適ドライブになっちゃいました…
まあ、あるあるですね…笑
とは言えこのまま納車してもまた再発するだろうし、疑わしい箇所は大した金額でも無いのでお客様の了解を得て交換する事に…
オートクルーズが解除される場合の条件としては
クルーズのキャンセルS/Wを押した時
排気ブレーキが作動した時
ブレーキペダルを踏んだ時
クラッチペダルを踏んだ時
下限速度を下回った時
エンジンやシステムに異常があった時
と、ざっと挙げるとこんなトコ。
この中で日野車で1番怪しいと言えば…
クラッチS/Wですね…
よく壊れたり、接触不良を起こすので常備してます…笑

この際、上下セットで交換。
疑わしいのは上側のS/Wです…

交換して納車。
後はお客様に様子を見てもらいます。
他には走行100万キロ越えプロフィアのオイル交換など…

エンジンオイルを抜き取りつつ…

オイルエレメントのセンターボルトを緩めてエア抜き…


フィルターやOリングを交換。


締め付けトルクは54Nm…

確実に締めた事を確認してマーキング。

エンジンオイルを注入…

後はエンジンをかけて各部に漏れが無いかを確認…
ブローバイやヘッドガスケットからのオイル漏れも気になりますが…


お客様にひと言説明して納車。
そして、登録したての新車のギガのトラクター…
ハイルーフという事もあるのか日本車らしからぬ威圧感があります。

初入庫なんですが…
あれ⁉︎ちょっとカッコイイ…⁉︎笑
作業は無線機やらETCなどの取付…

せっかくなので色々と拝見。
おぉ…ステアリングS/Wだぜ…

スムーサー…

現行プロシフトと違い緊急走行モードがあるのは助かりますね…
使わない事を願いますが。

エンジンは前と同じ6WG1ですが、とりあえずホッとしたのがクーラーベルト交換の整備性は改善されてますね…笑
ファンは電制式に変わってますが…

以前の6WG1のクーラーベルト交換の整備性は最悪でしたから。
ミッション自体は見た感じ同じなので…
これならO/Hも可能でしょう…

電磁リターダがデフ側に付いてるのも初めて見ました…

最後は泣けてくる話…笑
エンジン不調のレンジャー…
もともとこの車両が入庫した日は自分は休みでメカニックのA氏がトラブルシュートをしたらしいんです…
そのA氏は経験が20年近くになる…世間で言うところの"ベテラン"…の域に入るメカニックのはずなんですが…
車はPB-FEレンジャーでエンジンはJ05。
症状としてはエンジンが吹けずアクセル踏んでも加速していかない…というもの。
その日のうちにA氏はトラブルシュートを済ませ出した答えはEGRバルブ…
何故そのような判断をしたのかは不明です…
で、EGRバルブを換えたらしいんです…
結果は直らず…
その翌日にA氏は再度トラブルシュート。
出した答えがターボチャージャー…
何故そのような判断をしたのかは不明です。
で、ターボを換えたらしいんです…
結果は直らず…
もうこの時点でフロントは発狂…
それもそのはず、ターボとEGRバルブで50万かかっており…
それなのに直ってないんですから…
その翌日である本日…A氏は休み。
そこでフロントから原因を調べてくれ…との依頼が。
状況の説明を受けてとりあえず試運転。
とにかく加速が鈍い…
故障コードは無く、インジェクターや燃圧におかしな点も見られず…
乗った感じだとブーストがかかってない感じ。
停車状態でアクセルを踏んでも回転の上がりが鈍い…
排気ブレーキのスイッチを入れて作動するか確認。
するとその後全く吹けなくなり、アクセルベタ踏みでも20km/hが限界…
で、試運転から戻りシャッターバルブを点検してみると…

エンジン停止状態でもバルブが閉じる側で固定されてます。
手で押しもどすと…

無事吹けるようになりました…という事で原因はターボでも無くEGRバルブでも無くシャッターバルブの戻り不良。
部品代や工賃合わせても8万ほど…
当然ですが…誤診で発生したEGRとターボの部品代と工賃は請求出来ません。
これがまだ新人のミスなら高い勉強代…で済むんですが…
さすがに笑えない。
20年やってて今まで何を経験してきたんだろう…
誰にでもミスはある…というのは理解していますが…これはミスと言う程かわいいものでもないんです…
調べれば分かる事で…何故確信も持たずにそんな高額な修理に踏み切ったのか…
普通は高額になればなるほど診断結果には慎重になると思うんですけど…
もう呆れるというか情けないというか…
なんだかな〜(-_-;)