KS-FEの増トンレンジャーがクラッチの不調で入庫。
信号待ちなどでギヤを入れたままクラッチペダルを踏んで停車中、勝手に車が進みギヤを抜こうとしても抜けない…という症状。
通常操作時は特に不具合は無い…との事。
コレ…クラッチ系統の油圧が保持されないとこのような症状が起きます。
つまり、クラッチペダルを踏んでいるのにクラッチが勝手に繋がってしまうという…マニュアル車では定番の故障ですが、コレにも前兆みたいな症状があってクラッチの繋がる位置が変わったりするんです。
特にいつも乗っているドライバーさんなら、ん?なんか繋がる位置が変わる⁇なんて感じたら早めの修理をオススメします。
で、これも原因としてはクラッチブースターかマスターシリンダーのどちらかなんですが、そんな症状の時は両方交換した方がいいんです…
マスターもブースターもシリンダー内でピストンが動く基本的な構造はどちらも同じで、片方修理したら数ヶ月後にもう片方が壊れた…なんて事もよくある話で…
そんな理由もあり、特別な理由でも無い限りウチでは両方交換を勧めてます。
マスターシリンダーと…

クラッチブースター
小型で言う所のレリーズシリンダです…

まずはマスターシリンダーから交換。
リザーバーのクラッチオイルを吸い取り…

抜いた後なのにこんな感じ…

長期間オイルを変えてないせいかオイルの汚れがタンクに固着してまるでまだオイルが入ってるみたい…
このお客様は自家整備をお持ちの会社なんですが…
どうやらクラッチオイルを定期交換してないみたいですね。
エアホースや各コネクターを取り外しペダルユニットの取り外し。

シリンダーだけならペダルユニットは外さずに交換出来ますが、プッシュロッドはペダルユニットを外さないと出来ないんです…
バイスに固定してマスターシリンダーを交換していきます…

取り外したマスターシリンダーと新品のマスターシリンダー。

新品のプッシュロッド。

旧プッシュロッド。


このプッシュロッドが車載状態では取り外せません。
それからペダルユニットを取り外す事でペダルリンク類を清掃やグリスアップが可能です。
マスターシリンダーを組み付けて…


で、車両に取り付けて今度はクラッチブースターの交換。
取り外したクラッチブースター

社外品のブースター…

個人的にはあまり印象の良くないメーカーですが、ここのお客様は部品支給なので選択の余地はありません…笑

ステーやブラケットを付け替えて

車両に取り付け…

後はエア抜き。

クラッチ調整を行い完成。

取り外した部品はどうするかお客様の自家整備の方に問い合わせると、捨ててもらって構わない…との事なので…
このブースターは時間がある時にオーバーホールしてウチの在庫にする事にします…笑

捨てればただのゴミですが、O/Hしてキレイにしておけば立派なリビルト品となります。
という事で修理も完了して納車です…
信号待ちなどでギヤを入れたままクラッチペダルを踏んで停車中、勝手に車が進みギヤを抜こうとしても抜けない…という症状。
通常操作時は特に不具合は無い…との事。
コレ…クラッチ系統の油圧が保持されないとこのような症状が起きます。
つまり、クラッチペダルを踏んでいるのにクラッチが勝手に繋がってしまうという…マニュアル車では定番の故障ですが、コレにも前兆みたいな症状があってクラッチの繋がる位置が変わったりするんです。
特にいつも乗っているドライバーさんなら、ん?なんか繋がる位置が変わる⁇なんて感じたら早めの修理をオススメします。
で、これも原因としてはクラッチブースターかマスターシリンダーのどちらかなんですが、そんな症状の時は両方交換した方がいいんです…
マスターもブースターもシリンダー内でピストンが動く基本的な構造はどちらも同じで、片方修理したら数ヶ月後にもう片方が壊れた…なんて事もよくある話で…
そんな理由もあり、特別な理由でも無い限りウチでは両方交換を勧めてます。
マスターシリンダーと…

クラッチブースター
小型で言う所のレリーズシリンダです…

まずはマスターシリンダーから交換。
リザーバーのクラッチオイルを吸い取り…

抜いた後なのにこんな感じ…

長期間オイルを変えてないせいかオイルの汚れがタンクに固着してまるでまだオイルが入ってるみたい…
このお客様は自家整備をお持ちの会社なんですが…
どうやらクラッチオイルを定期交換してないみたいですね。
エアホースや各コネクターを取り外しペダルユニットの取り外し。

シリンダーだけならペダルユニットは外さずに交換出来ますが、プッシュロッドはペダルユニットを外さないと出来ないんです…
バイスに固定してマスターシリンダーを交換していきます…

取り外したマスターシリンダーと新品のマスターシリンダー。

新品のプッシュロッド。

旧プッシュロッド。


このプッシュロッドが車載状態では取り外せません。
それからペダルユニットを取り外す事でペダルリンク類を清掃やグリスアップが可能です。
マスターシリンダーを組み付けて…


で、車両に取り付けて今度はクラッチブースターの交換。
取り外したクラッチブースター

社外品のブースター…

個人的にはあまり印象の良くないメーカーですが、ここのお客様は部品支給なので選択の余地はありません…笑

ステーやブラケットを付け替えて

車両に取り付け…

後はエア抜き。

クラッチ調整を行い完成。

取り外した部品はどうするかお客様の自家整備の方に問い合わせると、捨ててもらって構わない…との事なので…
このブースターは時間がある時にオーバーホールしてウチの在庫にする事にします…笑

捨てればただのゴミですが、O/Hしてキレイにしておけば立派なリビルト品となります。
という事で修理も完了して納車です…