MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 相州18番札所 ④ きっかけのお寺

2021年12月06日 | 横浜・神奈川好き
泉蔵寺

この寺を調べる事で相州21ヶ所霊場を知ることになりました。
このお寺の横に小学校があります。
途中まででしたが、この小学校に通っていたのです。。
校庭を見守るようにお墓が斜面に並んでいます。
初めて赴任される先生は驚かれるそうです。
四国遍路をきっかけにお寺に興味をもった私は、あの小学校から見えたお寺は何宗なんだろう?
と調べたのです。
そして相州21ヶ所霊場18番札所と知りました。
何だろう??相州?
相模国二十一ヶ所霊場。。
神奈川にもお遍路があるのか?!
となったきっかけのお寺でした。

何十年ぶりの小学校(汗)
あまり変わっていませんでした。
校門の向いに合った駄菓子屋さんは住宅に変わっていました。
お墓は相変わらず学校の校庭を見守っています。
お墓の一番高い所に十字架と共に6つの棺が並んでいた不思議なお寺で印象に強く残っていました。

はじめてきちんとお参りをします!
参道入り口には弘法大師の石標と共に多数の庚申塔が並んでいました。
何となく知っている場所なのに緊張しました。
本堂は歴史を感じる昔からのお堂でした。ご本尊は不動明王との事です。
大師堂がめちゃめちゃ近代的で立派でした。
境内には新しい感じのお大師様像とその足元には四国八十八ヶ所の御砂踏がありました。
折角なので一周♪
納経も無事お願い出来ました。
懐かしい場所に来られたのも四国遍路との出会いから、今年は行けなかったけど相州お遍路との出会いに感謝です。

泉蔵寺に向かう途中に庚申塔がありました。


参道横に18番札所と分かる石標


その横に江の島への道標の石標もありました。子供の頃は気にも留めなかった・・。


18番札所の石標横には沢山の庚申塔


お寺の三門


本堂


御砂踏み


境内の様子①のんびりしたい休憩エリア


境内の様子②通った小学校が見えました


亀さんもマスク
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歩き遍路 相州17番札所 ④ 子供の頃よく遊んでいた場所でした

2021年12月01日 | 横浜・神奈川好き
密蔵寺

最終日です!5つのお寺を巡りますが、多分大変な一日だと思います。
まずは新しくなった小田急線の江の島駅へ向かいます。見るだけです。。。
昔からなぜが竜宮城をイメージする駅舎でした。
それも定着するとアイデンティティになるといいますか、ずっとそういったゆるい駅舎でいてほしいと思うものです。
私の記憶が違わなければ、駅舎が新しくなると知った時の駅舎はシンプルでいまどきのデザインだったとおもいます。
それは、寂しい。つまらないなと思っていたのですが、最終的にはより派手に竜宮城になりました。。(笑)

木製の龍や亀のレリーフがお客様をお迎え、お見送りをする楽しい駅舎になりました。

密蔵寺に向かって出発です!
子供の頃には気が付かなかったのですが四国遍路のおかげが、いくつかの古い石標を見つける事が出来ました。
最初に気が付いたのは江の島弁財天の道標でした。市内外に十数基あるそうです。
すべて先のとがった角柱で「ゑのしま道」とあり、右側に「一切衆生」、左に「二世安楽」とあるそうです。
現世、来世の安穏・極楽への願いが込められているという事です。

密蔵寺に到着すると昔の記憶が戻ってきました。
このお寺には行ったことが無いのですが、道を挟んだ向かいの土地に大きな大きなクスかスタジィの木が生えていて、
登ったりよく遊んでいた場所でした。
でも、その場所は学童だったのか、そこに所属していないと遊べない事を知り、残念に思った事を思い出しました。
その場所は空き地になっていてそれらしい切り株がありました。
お寺の施設だったかもしれないなと今は思います。

お寺にお参りに入ると、法事に集まった親族で賑わっていました。こういった時は遠慮しないといけないかな?
思い悩んだ結果、まだ待ち合わせをしているだけの様子だったので、失礼してお参りをさせていただきました。
境内には「新四国八十八ヶ所霊場」の御砂踏みの弘法大師像がずらっと並んでいました。
少し高い場所には相州21ヶ所霊場17番の「富士見大師」さまが祀られていました。

一切の願いが自分の意の如くかなうという如意宝珠がありました。
四国五十一番札所の石手寺体験した5つのパワー石を思い出しました。
ただ・・多分ですが、コロナ対策?でビニールをかぶせてあったので直接さわることは出来ませんでした。

法事はまだ始まらないらしく外で待っていられたので、ダメもとで納経をお願いしたところ頂くことが出来ました。
土日の場合は特に法事で和尚さんがいらっしゃらなかったり、お寺が忙しかったりするようです。
特に大きなお寺では無く和尚さん一人のお寺はなかなか難しいようです。
臨機応変、そんなこともあると思って巡る必要がありそうです。

さて次のお寺はこの相州21ヶ所霊場を知るきっかけになったお寺です。

新江の島駅の見学から


亀のレリーフがお出迎え♪お見送り♪♪


ゑのしま道の石標(二世安楽)


ゑのしま道の石標(一切衆生)


密蔵寺に到着


お大師様がお迎えしてくれました


本堂


新四国八十八ヶ所霊場のお大師様が並んでいました


富士見大師


如意宝珠(ビニールに覆われていました)


相州21ヶ所霊場17番札所と分かる石標がありました


子供の頃遊んだ樹は切り株に
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歩き遍路 相州16番札所 ③ 江の島におとまり

2021年11月29日 | 横浜・神奈川好き
浄泉寺
16番札所の浄泉寺はすぐそばのようです。
広い通りに出て曲がるポイントまで足を進めるとその道の先の正面に神社が見えました。
長くこの地域に住んでいましたが、いつも腰越の方に曲がっていたので初めての道でした。
神仏一体の名残でしょうか、この神社は「小動神社」とありました。
浄泉寺は小動山とあります。
大正時代までこの浄泉寺が小動神社を管理していたようです。

神社に向かって進み道を渡る横断歩道をさがし、見渡すと右後ろに浄泉寺の三門を見つけました。

朱塗りの門が印象的なお寺でした。
多くの車が往来する江の島への国道に面したお寺ですがとても静かな境内でした。
お参りして、御朱印を頂きに向かいます。
インターホンを押すと和尚さんの奥様らしい方が出て来てくださいました。
残念ながら、和尚さんがお出かけの為に頂くことは出来ませんでした。
参詣する前に電話をしてほしいとの事でした。

残念。。気を取り直して本日の宿へ向かいます。

子供の時から泊まってみたかった「岩本楼」です。
泊まるには近すぎて。。こんなことも無ければ泊まることは無かっただろうなと思いました。
江の島は地元民としてもワクワクする場所です。
久しぶりに渡る橋にワクワクしていました。昔と違って立派になりました。
岩本楼は江島神社すぐ手前にあります。
鎌倉時代に「岩本坊」開山しその後「岩本院」になり、江の島岩屋・奥津宮の管理をしていたそうです。
そして明治時代に宿坊という役割から旅館という形になったそうです。
旅館内にはそのような歴史の分かる資料館があり古い地図なども見ることが出来ます。

そして、ステンドグラスの美しいローマ風呂や弁天さまがいらっしゃる弁天洞窟風呂なる名物の大浴場があります。
ローマ風呂はとてもお勧めで本当にステンドグラスが素晴らしかったです。
部屋からは湘南の海と富士山が見える絶景でした。
到着した時は春霞で良く見えなかったのですが、夕方と朝にはその姿を見る事が出来ました。
お部屋では縁起の良い大黒様がお迎えしてくださいました(トップ写真)
良いことがありそうな💗
夕食には御約束のサザエのつぼ焼き♪
江の島周辺では取れないのですが、昭和の時代、江の島に渡る橋のたもとでよく屋台が出ていました。
それ以来の名物だと思われます。旅館のサザエは上品なお味で美味しかったです♪

江の島方面へ旅行に来られる際には本当にお勧めの旅館です♪

印象的な朱塗りの三門


弘法大師縁のお寺と分かる石標


境内の様子


本堂の美しい彫り物



江の島が目の前に見えます。江の島は藤沢市にあります(^^)v


相州21ヶ所霊場は鎌倉市と藤沢市にまたがって存在します。藤沢市エリアへ


高知の避難計画に感心していましたが、藤沢市も避難できる建物を知らせていました。


手前の敷地の建物が無くなり、古そうですがデザインされたマンションが現れていました。


江の島で見られる鳥の中にイソヒヨドリが!!高知でしか見られないと思っていました。。


海がきらきら輝いていました


岩本楼に到着


広いお部屋でした


岩本楼資料館の展示


部屋からの夕日と富士山


茅ヶ崎のエボシ岩も見えました(左下)


上品なお味のサザエのつぼ焼き


朝も富士山を臨めました
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歩き遍路 相州15番札所 ③ 江ノ電越しのお寺

2021年11月26日 | 横浜・神奈川好き
満福寺

そろそろお昼なので、ご飯を食べに寄りたいところです。
美味しそうなパン屋さんもありました。ここで買って稲村ケ崎の海で食べるのもの良かったと思いました。
また少し進むと「つきやま」という和食のお店がありました。
珍しく旦那さんが「ここはどう?」と聞いてきました。
それならば、ここにしてみよう♪と入ってみました。
奥の座敷に通して頂きました。この席の窓の横を江ノ電が過ぎていく席でした。
かまくら梅サイダーなるものを注文少し観光気分です。
観光気分で御膳を注文♪江ノ電も何度か通り過ぎて楽しい時間を過ごしました。

元気も出て次のお寺へ向かいます。極楽寺からは約4kmあります。
四国のお遍路ならすぐそばといった場所ですが、相州ではかなりの移動となります。
それでも、江ノ電の横を湘南の海岸線を歩く気持ちの良い道のりです。
有名な湘南の海を駅から臨められる鎌倉高校前駅を横目にすすんで行きます。

江ノ電と言えば、線路を渡らないとお家に入れないというのが有名かと思います。
満福寺もそんなお寺でした。
お寺を目の前にして踏切が降りてきました。
噂には聞いていたけど本当でした♪
このお寺は源義経ゆかりのお寺で源義経が兄の頼朝との和解のため、鎌倉に入るべく、一時宿所とし、兄への手紙を書いた寺とのことです。
義経とは牛若丸ですね。
弁慶ゆかりものも多く、200円の拝観料で堂内の見学も出来ました。
鎌倉彫の花天井や美しい襖絵なども見る事ができます。

次の浄泉寺は目と鼻の先です。


つきやまの座敷席の横を江ノ電が通ります♪


ランチ御膳とかまくら梅サイダーをいただきました


江の島が見えて来ました。江の島は別名亀島と呼ぶ人も。亀の形に見えませんか?


とんびがみなさんのランチを狙っています!!


単線の江ノ電のすれ違いポイント♪


満福寺が見えて来ました


江ノ電が通過しました


鐘楼


本堂


弁慶さんが義経さんの手紙を書いています


本堂の頭貫にも弁慶さんと義経さんの彫り物


弁慶さんのゆかりの石


鎌倉彫の花天井


多くの襖絵がみごとでした


相州15番のお寺であることが確認できました

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歩き遍路 相州14番札所 ③ 駅ちか茅葺の三門

2021年11月25日 | 横浜・神奈川好き
極楽寺

極楽寺はすぐそばでした。
江ノ電の極楽寺駅の目の前です。駅もお寺の名前なので分かりやすいのです。
ゆえに子供の頃からずっど気になっていたお寺でした。
相州21ヶ所の14番目のお寺とは!お参りを楽しみにしていたお寺の一つです。
跨線橋を渡ります。するとそこに「土木遺産」の文字!

こんなところに遺産があるとは!!

跨線橋の桜橋からそれは臨めました。
「極楽洞」といって煉瓦造りの江ノ電のトンネルがそれでした。
アーチの頂部に2カ所の要石があるデザインが全国的にも珍しくて、当時の原形をとどめているそうです。
こういった出会いが歩きお遍路の良いところですね。
旅と言えば遠くにばかりでしたが、こんな身近にも見るべきものが沢山あるんだなと改めて思いました。

いよいよ極楽寺へ、大きな藁ぶきの三門が印象的です。
この茅葺は熊本阿蘇の茅だそうです(ブラタモリ)。
奥の深いお寺で、参道には歴史を感じる古い桜並木が印象的でした。
歴史を感じる貴重な遺品の「千服茶臼製薬鉢」や大きなサルスベリの樹、
北条時宗が植えたという八重一重咲き分け桜がありました。一枝に八重一重が一緒に咲くのだそうです。
桜の咲くころにまたお参りしたいです。

極楽洞


珍しい要石


藁ぶき屋根の三門


桜並木が素晴らしい


本堂手前に大きなサルスベリ


本堂


観音堂


千服茶臼製薬鉢


※境内は写真撮影は禁止かと思ったのですが、三脚を立てての撮影が禁止という事でした。
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