MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 相州16番札所 ③ 江の島におとまり

2021年11月29日 | 横浜・神奈川好き
浄泉寺
16番札所の浄泉寺はすぐそばのようです。
広い通りに出て曲がるポイントまで足を進めるとその道の先の正面に神社が見えました。
長くこの地域に住んでいましたが、いつも腰越の方に曲がっていたので初めての道でした。
神仏一体の名残でしょうか、この神社は「小動神社」とありました。
浄泉寺は小動山とあります。
大正時代までこの浄泉寺が小動神社を管理していたようです。

神社に向かって進み道を渡る横断歩道をさがし、見渡すと右後ろに浄泉寺の三門を見つけました。

朱塗りの門が印象的なお寺でした。
多くの車が往来する江の島への国道に面したお寺ですがとても静かな境内でした。
お参りして、御朱印を頂きに向かいます。
インターホンを押すと和尚さんの奥様らしい方が出て来てくださいました。
残念ながら、和尚さんがお出かけの為に頂くことは出来ませんでした。
参詣する前に電話をしてほしいとの事でした。

残念。。気を取り直して本日の宿へ向かいます。

子供の時から泊まってみたかった「岩本楼」です。
泊まるには近すぎて。。こんなことも無ければ泊まることは無かっただろうなと思いました。
江の島は地元民としてもワクワクする場所です。
久しぶりに渡る橋にワクワクしていました。昔と違って立派になりました。
岩本楼は江島神社すぐ手前にあります。
鎌倉時代に「岩本坊」開山しその後「岩本院」になり、江の島岩屋・奥津宮の管理をしていたそうです。
そして明治時代に宿坊という役割から旅館という形になったそうです。
旅館内にはそのような歴史の分かる資料館があり古い地図なども見ることが出来ます。

そして、ステンドグラスの美しいローマ風呂や弁天さまがいらっしゃる弁天洞窟風呂なる名物の大浴場があります。
ローマ風呂はとてもお勧めで本当にステンドグラスが素晴らしかったです。
部屋からは湘南の海と富士山が見える絶景でした。
到着した時は春霞で良く見えなかったのですが、夕方と朝にはその姿を見る事が出来ました。
お部屋では縁起の良い大黒様がお迎えしてくださいました(トップ写真)
良いことがありそうな💗
夕食には御約束のサザエのつぼ焼き♪
江の島周辺では取れないのですが、昭和の時代、江の島に渡る橋のたもとでよく屋台が出ていました。
それ以来の名物だと思われます。旅館のサザエは上品なお味で美味しかったです♪

江の島方面へ旅行に来られる際には本当にお勧めの旅館です♪

印象的な朱塗りの三門


弘法大師縁のお寺と分かる石標


境内の様子


本堂の美しい彫り物



江の島が目の前に見えます。江の島は藤沢市にあります(^^)v


相州21ヶ所霊場は鎌倉市と藤沢市にまたがって存在します。藤沢市エリアへ


高知の避難計画に感心していましたが、藤沢市も避難できる建物を知らせていました。


手前の敷地の建物が無くなり、古そうですがデザインされたマンションが現れていました。


江の島で見られる鳥の中にイソヒヨドリが!!高知でしか見られないと思っていました。。


海がきらきら輝いていました


岩本楼に到着


広いお部屋でした


岩本楼資料館の展示


部屋からの夕日と富士山


茅ヶ崎のエボシ岩も見えました(左下)


上品なお味のサザエのつぼ焼き


朝も富士山を臨めました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歩き遍路 相州15番札所 ③ 江ノ電越しのお寺

2021年11月26日 | 横浜・神奈川好き
満福寺

そろそろお昼なので、ご飯を食べに寄りたいところです。
美味しそうなパン屋さんもありました。ここで買って稲村ケ崎の海で食べるのもの良かったと思いました。
また少し進むと「つきやま」という和食のお店がありました。
珍しく旦那さんが「ここはどう?」と聞いてきました。
それならば、ここにしてみよう♪と入ってみました。
奥の座敷に通して頂きました。この席の窓の横を江ノ電が過ぎていく席でした。
かまくら梅サイダーなるものを注文少し観光気分です。
観光気分で御膳を注文♪江ノ電も何度か通り過ぎて楽しい時間を過ごしました。

元気も出て次のお寺へ向かいます。極楽寺からは約4kmあります。
四国のお遍路ならすぐそばといった場所ですが、相州ではかなりの移動となります。
それでも、江ノ電の横を湘南の海岸線を歩く気持ちの良い道のりです。
有名な湘南の海を駅から臨められる鎌倉高校前駅を横目にすすんで行きます。

江ノ電と言えば、線路を渡らないとお家に入れないというのが有名かと思います。
満福寺もそんなお寺でした。
お寺を目の前にして踏切が降りてきました。
噂には聞いていたけど本当でした♪
このお寺は源義経ゆかりのお寺で源義経が兄の頼朝との和解のため、鎌倉に入るべく、一時宿所とし、兄への手紙を書いた寺とのことです。
義経とは牛若丸ですね。
弁慶ゆかりものも多く、200円の拝観料で堂内の見学も出来ました。
鎌倉彫の花天井や美しい襖絵なども見る事ができます。

次の浄泉寺は目と鼻の先です。


つきやまの座敷席の横を江ノ電が通ります♪


ランチ御膳とかまくら梅サイダーをいただきました


江の島が見えて来ました。江の島は別名亀島と呼ぶ人も。亀の形に見えませんか?


とんびがみなさんのランチを狙っています!!


単線の江ノ電のすれ違いポイント♪


満福寺が見えて来ました


江ノ電が通過しました


鐘楼


本堂


弁慶さんが義経さんの手紙を書いています


本堂の頭貫にも弁慶さんと義経さんの彫り物


弁慶さんのゆかりの石


鎌倉彫の花天井


多くの襖絵がみごとでした


相州15番のお寺であることが確認できました

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歩き遍路 相州14番札所 ③ 駅ちか茅葺の三門

2021年11月25日 | 横浜・神奈川好き
極楽寺

極楽寺はすぐそばでした。
江ノ電の極楽寺駅の目の前です。駅もお寺の名前なので分かりやすいのです。
ゆえに子供の頃からずっど気になっていたお寺でした。
相州21ヶ所の14番目のお寺とは!お参りを楽しみにしていたお寺の一つです。
跨線橋を渡ります。するとそこに「土木遺産」の文字!

こんなところに遺産があるとは!!

跨線橋の桜橋からそれは臨めました。
「極楽洞」といって煉瓦造りの江ノ電のトンネルがそれでした。
アーチの頂部に2カ所の要石があるデザインが全国的にも珍しくて、当時の原形をとどめているそうです。
こういった出会いが歩きお遍路の良いところですね。
旅と言えば遠くにばかりでしたが、こんな身近にも見るべきものが沢山あるんだなと改めて思いました。

いよいよ極楽寺へ、大きな藁ぶきの三門が印象的です。
この茅葺は熊本阿蘇の茅だそうです(ブラタモリ)。
奥の深いお寺で、参道には歴史を感じる古い桜並木が印象的でした。
歴史を感じる貴重な遺品の「千服茶臼製薬鉢」や大きなサルスベリの樹、
北条時宗が植えたという八重一重咲き分け桜がありました。一枝に八重一重が一緒に咲くのだそうです。
桜の咲くころにまたお参りしたいです。

極楽洞


珍しい要石


藁ぶき屋根の三門


桜並木が素晴らしい


本堂手前に大きなサルスベリ


本堂


観音堂


千服茶臼製薬鉢


※境内は写真撮影は禁止かと思ったのですが、三脚を立てての撮影が禁止という事でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歩き遍路 相州13番札所 ③ 紫陽花が印象的なお寺でしたが

2021年11月18日 | 横浜・神奈川好き
成就院

成就院は子供の頃からお気に入りのお寺でした。紫陽花が美しいのです♪
長谷寺からは1km程の所にあります。

この道は良く和菓子屋さんの手毬さんへの道で慣れ親しんでいます。
長谷駅からの道中では有名な力餅家 鎌倉さんをはじめ、ベーグル屋さんに食パン屋さん、パイ屋さんと魅力的なお店が点々と存在しています。
そんなお店を横目に進みました。
成就院の手前に星の井(鎌倉十井)という井戸が鎌倉虚空像堂前にあります。
昔、昼間もこの井戸の中に星の影が見えたという事で星の井というようです。
その先には日限地蔵菩薩がマスクをして並んでいました。
日限地蔵 (ひぎりじぞう)とは「日を限って祈願すると願いが叶えられる」といわれる地蔵菩薩だそうです。
その縁日は各地違うようです。ここは何日なんでしょうか??
説明文によると、善男、善女が邪心を捨て心を清く持ち願い事を期日を極めておすがりすれば、
その期日までに功徳が頂けるそうです。

さて、そろそろ紫陽花が参道に並んでいる成就院があるはず。。。
おもわず二度見してしまいました。。
あるはずの紫陽花がないのです!!
近寄って石標などを確認しました。やはり、ここが成就院だ・・。
擁壁の改修のために無くなってしまったようです。残念。。
HPによると参道のアジサイ262株を宮城県 南三陸町に送られたそうです。
そして現在、アジサイに代わり萩の苗を少しずつ植えているそうです。
萩は宮城県の県花だそうです。素敵な縁、繋がりですね。

成就院の紫陽花が大好きだったので少し寂しい気もしますが、新しい成就院をまた楽しみにしたいです。

参道からは由比ガ浜の海が美しく見えて感動的なお寺です。
三門をくぐると右手にお大師様の像が迎えてくれます。
大きな境内ではありませんが回遊出来たり美しく整えられていて素敵です。
紫陽花寺として観光で賑わっていたお寺でしたが、この日は静かなお寺でした。

納経所へ向かいます。
コロナ禍で「御朱印は書き置き」というのは知っていたのですが、「相州21ヶ所」は用意されていませんでした。
少々動揺。。既に頂けていない御朱印もあったので諦めようと思ったのですが、
「御用の方はブザーを押して下さい」とあったので
ダメでもとで押してみました。
すると窓口から顔を出して頂いて、用意していなかったからと書いていただけました。
感謝です!

来た時とは反対側参道を降りて次にお寺に向かいます。


ドラマにも出てきた有名な力餅家 鎌倉さん(撮影中の中井貴一さんがよく買っていたという話も!)


星の井(鎌倉十井)


マスクをした日限地蔵菩薩


成就院参道


成就院三門


お大師様がお迎えしてくれました


お庭の奥に本堂がありました


御朱印は用意されていていました(相州はありませんでしたが・・)


お庭が素敵でした

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歩き遍路 相州12番札所 ③ ロマンあふれるお寺

2021年11月17日 | 横浜・神奈川好き
長谷寺

宿のすぐ近くに江ノ電の由比ヶ浜駅がありました。
そこから約900mほどの場所にあります。
途中、目を引く古い保存された家屋が何軒かありました。

長谷寺は鎌倉のあじさい寺として有名なお寺です。
子供の頃に両親と田舎から出てきた叔父さんと一緒に行って、
高い場所でところてんを食べた思い出があります。

その時の印象とは違って観光スポットといった感じに整えられていました。
本堂に向かうまでの参道の庭は美しく調えられ、目を癒してくれました。
子供の時には気がつかなかったのですが、卍型の池があり目を惹きました。

今年は御本尊の十一面観世音菩薩造立1300年の記念の年だそうです。
そして御足参りなる貴重な体験をさせていただきました。
貴重な観音様の足に触れてお祈りが出来るのです。
ただ、コロナ禍の為、記念品の手ぬぐいを足にかけてその上からとなりました。
それでもしっかりとした御御足を感じ、すがる様な気持ちでお祈りをしました。
観音様の前に腰掛ける場所があり、空いていたのでごゆっくりどうぞと言われ、
お言葉に甘えて観音様のより近い場所から拝見させていただきました。

貴重な経験が出来ました。

心も清らかになり、本堂近くのお庭を散策して御朱印をいただきに行きました。
相州21か所霊場の御朱印をいただきに行ったところ、
空海様は観音ミュージアムに祀られている事を教えていただきました。
それは行かなければと足を踏み入れると、いきなり弘法大師のお姿が現れました!!
今まで見たことのない優しい、柔和な感じのする空海像でした。
これは四国八十八ヶ所巡りをされている方には是非観ていただきたいと思う像でした。

そして長谷寺の観音様のロマンあふれるお話を知ることになります。

徳道上人が、この世の人々を苦しみや悩みから救うため、観音菩薩の霊像の造立を志ます。上人は一本の楠の霊木から二体の観音像を造り、養老5年(721)に一体は大和(奈良県)長谷寺にお祀りし、一体はご縁のある土地を求めて海に流し、15年のあいだ海のうえを漂い、ついに相模(神奈川県)にながれついた像なのだそうです。

なんて素敵な話なんだ!今度その奈良の長谷寺にお参りに行こう!と言う話になりました。
しかしながら、奈良の観音像は度重なる火災によって再造され、現在の像は1538年に大仏師運宗らによって造立されたものということです。
当初の像である鎌倉長谷の観音像はさらに貴重な像と言えます。
いつか奈良の長谷寺に行ってみたいです。

長谷寺にはもう一つお参りしたい場所がありました。
弘法大師参籠の地と伝わる弁天窟です。
窟内壁面には弁財天や十六童子が彫られていました。
本堂のある場所から降りて、池に沿って左の方向へ行くとあります。
是非足を延ばしてみてください。

私もまたゆっくり訪れたいと思いました。

保存されている古い建物①*式場*レストラン


保存されている古い建物② 海苔屋


保存されている古い建物③ 旅館


長谷寺の三門


手水舍(マイ杓を使えました)


新緑が美しい


卍型の池


本堂


本堂横のお庭


輪蔵(中の様子を見ることが出来ました)


展望台からの景色


弁天窟入口


弁天窟の様子①


弁天窟の様子②


この時期ならでは。。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする