MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 相州13番札所 ③ 紫陽花が印象的なお寺でしたが

2021年11月18日 | 横浜・神奈川好き
成就院

成就院は子供の頃からお気に入りのお寺でした。紫陽花が美しいのです♪
長谷寺からは1km程の所にあります。

この道は良く和菓子屋さんの手毬さんへの道で慣れ親しんでいます。
長谷駅からの道中では有名な力餅家 鎌倉さんをはじめ、ベーグル屋さんに食パン屋さん、パイ屋さんと魅力的なお店が点々と存在しています。
そんなお店を横目に進みました。
成就院の手前に星の井(鎌倉十井)という井戸が鎌倉虚空像堂前にあります。
昔、昼間もこの井戸の中に星の影が見えたという事で星の井というようです。
その先には日限地蔵菩薩がマスクをして並んでいました。
日限地蔵 (ひぎりじぞう)とは「日を限って祈願すると願いが叶えられる」といわれる地蔵菩薩だそうです。
その縁日は各地違うようです。ここは何日なんでしょうか??
説明文によると、善男、善女が邪心を捨て心を清く持ち願い事を期日を極めておすがりすれば、
その期日までに功徳が頂けるそうです。

さて、そろそろ紫陽花が参道に並んでいる成就院があるはず。。。
おもわず二度見してしまいました。。
あるはずの紫陽花がないのです!!
近寄って石標などを確認しました。やはり、ここが成就院だ・・。
擁壁の改修のために無くなってしまったようです。残念。。
HPによると参道のアジサイ262株を宮城県 南三陸町に送られたそうです。
そして現在、アジサイに代わり萩の苗を少しずつ植えているそうです。
萩は宮城県の県花だそうです。素敵な縁、繋がりですね。

成就院の紫陽花が大好きだったので少し寂しい気もしますが、新しい成就院をまた楽しみにしたいです。

参道からは由比ガ浜の海が美しく見えて感動的なお寺です。
三門をくぐると右手にお大師様の像が迎えてくれます。
大きな境内ではありませんが回遊出来たり美しく整えられていて素敵です。
紫陽花寺として観光で賑わっていたお寺でしたが、この日は静かなお寺でした。

納経所へ向かいます。
コロナ禍で「御朱印は書き置き」というのは知っていたのですが、「相州21ヶ所」は用意されていませんでした。
少々動揺。。既に頂けていない御朱印もあったので諦めようと思ったのですが、
「御用の方はブザーを押して下さい」とあったので
ダメでもとで押してみました。
すると窓口から顔を出して頂いて、用意していなかったからと書いていただけました。
感謝です!

来た時とは反対側参道を降りて次にお寺に向かいます。


ドラマにも出てきた有名な力餅家 鎌倉さん(撮影中の中井貴一さんがよく買っていたという話も!)


星の井(鎌倉十井)


マスクをした日限地蔵菩薩


成就院参道


成就院三門


お大師様がお迎えしてくれました


お庭の奥に本堂がありました


御朱印は用意されていていました(相州はありませんでしたが・・)


お庭が素敵でした

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歩き遍路 相州12番札所 ③ ロマンあふれるお寺

2021年11月17日 | 横浜・神奈川好き
長谷寺

宿のすぐ近くに江ノ電の由比ヶ浜駅がありました。
そこから約900mほどの場所にあります。
途中、目を引く古い保存された家屋が何軒かありました。

長谷寺は鎌倉のあじさい寺として有名なお寺です。
子供の頃に両親と田舎から出てきた叔父さんと一緒に行って、
高い場所でところてんを食べた思い出があります。

その時の印象とは違って観光スポットといった感じに整えられていました。
本堂に向かうまでの参道の庭は美しく調えられ、目を癒してくれました。
子供の時には気がつかなかったのですが、卍型の池があり目を惹きました。

今年は御本尊の十一面観世音菩薩造立1300年の記念の年だそうです。
そして御足参りなる貴重な体験をさせていただきました。
貴重な観音様の足に触れてお祈りが出来るのです。
ただ、コロナ禍の為、記念品の手ぬぐいを足にかけてその上からとなりました。
それでもしっかりとした御御足を感じ、すがる様な気持ちでお祈りをしました。
観音様の前に腰掛ける場所があり、空いていたのでごゆっくりどうぞと言われ、
お言葉に甘えて観音様のより近い場所から拝見させていただきました。

貴重な経験が出来ました。

心も清らかになり、本堂近くのお庭を散策して御朱印をいただきに行きました。
相州21か所霊場の御朱印をいただきに行ったところ、
空海様は観音ミュージアムに祀られている事を教えていただきました。
それは行かなければと足を踏み入れると、いきなり弘法大師のお姿が現れました!!
今まで見たことのない優しい、柔和な感じのする空海像でした。
これは四国八十八ヶ所巡りをされている方には是非観ていただきたいと思う像でした。

そして長谷寺の観音様のロマンあふれるお話を知ることになります。

徳道上人が、この世の人々を苦しみや悩みから救うため、観音菩薩の霊像の造立を志ます。上人は一本の楠の霊木から二体の観音像を造り、養老5年(721)に一体は大和(奈良県)長谷寺にお祀りし、一体はご縁のある土地を求めて海に流し、15年のあいだ海のうえを漂い、ついに相模(神奈川県)にながれついた像なのだそうです。

なんて素敵な話なんだ!今度その奈良の長谷寺にお参りに行こう!と言う話になりました。
しかしながら、奈良の観音像は度重なる火災によって再造され、現在の像は1538年に大仏師運宗らによって造立されたものということです。
当初の像である鎌倉長谷の観音像はさらに貴重な像と言えます。
いつか奈良の長谷寺に行ってみたいです。

長谷寺にはもう一つお参りしたい場所がありました。
弘法大師参籠の地と伝わる弁天窟です。
窟内壁面には弁財天や十六童子が彫られていました。
本堂のある場所から降りて、池に沿って左の方向へ行くとあります。
是非足を延ばしてみてください。

私もまたゆっくり訪れたいと思いました。

保存されている古い建物①*式場*レストラン


保存されている古い建物② 海苔屋


保存されている古い建物③ 旅館


長谷寺の三門


手水舍(マイ杓を使えました)


新緑が美しい


卍型の池


本堂


本堂横のお庭


輪蔵(中の様子を見ることが出来ました)


展望台からの景色


弁天窟入口


弁天窟の様子①


弁天窟の様子②


この時期ならでは。。

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歩き遍路 かいひん荘鎌倉  ② 有形文化財のお宿

2021年11月16日 | 横浜・神奈川好き
かいひん荘鎌倉

11番札所をお参りし、宿へ向かいます。
午後のお寺は小さいお寺が多かったので予定よりも早く打ち終わりました。
宿へは海沿いの道を進みます。
ゆっくりと海を散歩しながら進みます。材木座海岸から由比ガ浜海岸へと進みます。
キラキラと輝く海を見ながら高知にある歩く浜遍路を思い出しました。
大岐の浜の方が美しいですが・・(^^;)
昭和の昔と比べると本当に綺麗になったな~という印象なんです。
もっと海がミドリっぽかったり砂の関係ですが黒っぽい印象でした。

今は透明度がある💗

癒されながら宿へ向かいました。
本日の宿は有形文化財の宿です。
こういった宿が神奈川にあるとは!

残りの札所を二泊三日で巡ることにしたきっかけの宿です。

この建物は大正13年富士製紙の社長さんの別荘として建てられそうです。
平成21年に国の有形文化財となったそうです。
折角なので洋館部分のお部屋にしました。
実は憧れの大きな出窓(ベイ・ウィンドウ)、どんなふうに使われているんだろうという興味がありました。
自分の想像ではティータイムコーナーになる場所という印象です。

お部屋にはいるとその出窓エリアは大きくテレビをみるリビング的な場所でした。
部屋に入ってすぐの空間にはクラッシックなダイニングがあり、夕食をこちらで頂けました。
朝食は朝食会場があったようですが、コロナ禍が理由か朝食もこちらで頂けました。
元住宅なのでベッドルームも別の空間です。
浴室もありましたが、大浴場があったのでそちらを利用しました。
大浴場の前には待ち合わせの空間もあり、自由に頂けるお水や自販機がありました。
その部屋からかは整えられたお庭を見る事が出来ます。
しばしのんびりしました。

場所は住宅地のなかにあります。
朝食をとっていると何か外が騒がしいのです!
覗いてみると「建長」と書かれた山谷袋を下げたお坊さん方が一つひとつのお家にお祓い?お祈りをしていました。
十数人はいらしたかと思います。
初めてほんまもんの托鉢?を見ました。。。
でも、私の想像していた托鉢はお坊さんが列をなしてゆっくりとお祈りをしながら進み、
民衆がお接待するというイメージでしたが、初めて見たこの托鉢は全く隙の無い感じでした。
次から次へともの凄いスピードでお祈りをして進んで行くのです。
ですから、托鉢のお坊さんが来た、お礼を!と思って出て行ったところでもう先に進んでしまっているのです。
あくまでも修行といった雰囲気でした。

鎌倉はこういった文化が残っているんだと感心しました。

大岐の浜を思い出した材木座海岸


かいひん荘鎌倉の外観


憧れのベイ・ウィンドウはテレビリビング


部屋に入るとリビングダイニング


ベッドルームから見たLD


このお部屋でお食事が出来ました


華やかな一の膳


朝食の様子


大浴場前の休憩コーナー


お庭を臨めます


ロビーリビングの前室


朝はコーヒーを頂けるロビーリビング(かいひん荘の昔の写真が飾られていました)


忍者のように早い托鉢の様子

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歩き遍路 相州11番札所 ② 静かに佇むお寺

2021年11月15日 | 横浜・神奈川好き
蓮乗院

補陀洛寺からは約400mほどすぐ近くです。
グーグルの地図の案内で進むと排水溝の為に出来た隙間のようなルートを案内されました。
四国遍路の経験が無かったら道が違うと思うとこでしたが、遍路らしい道に見えました。
旦那さんは不安げです。。
正解でした。ちょっとした近道だったようです。

さて、お寺があるであろう場所には大きなお寺がありました。
お寺の名前を見ると「光明寺」とあり、違うようです。
後ほど知ったのですが、高倉健さんのお墓がある様です。

今一度地図を確認するとこのお寺の上手側の道を進む様でした。
蓮乗院はこの光明寺よりも歴史が古く蓮乗寺だったそうですが、今はこのお寺の子院となったそうです。
光明寺が大きすぎて、より小さく感じるお寺でしたが、11番札所の石標もありました。
ここには「相州二十一ヶ所」ではなく「富国二十一ヶ所」とありました。

小さいお寺でしたが、お花が活けてあったり、整えられたお庭もあり素敵でした。
またお参りしたいお寺でした。

本日はこのお寺まで、宿に向かいます♪

細い道を抜けて行きました。


十一番札所の石標


蓮乗院の三門


古い手水鉢


素敵なお花が活けてありました


本堂
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歩き遍路 相州10番札所 ② 鯉幟と栞

2021年11月13日 | 横浜・神奈川好き
補陀洛寺

九品寺から250mほどの所にあるお寺です。
源頼朝が建てたお寺との事です。 
「竜巻寺」という別名もあるそうです。度々竜巻に襲われたからだそうです。
行基作の本尊の十一面観音、薬師如来、運慶作の日光・月光菩薩、源頼朝自刻の頼朝像
珍しい寺宝は申し出れば拝観できるそうです。
私は知らなかったので残念ながら拝観できませんでした。
コロナが落ち着いたころに再びお参りしてみたいです。

門柱の横には源頼朝公御祈願所との石標があり、源頼朝と縁の深いお寺であることが分かります。
鯉幟が気持ちよく泳いでいました。
住宅地の一角で静かなお寺でした。
蝋燭を立てるところやお線香を立てるところもあったので、きちんとお参りをしました。
大きなサルスベリの奥に納経所があります。
受付のカウンターに「ご自由にどうぞ」と沢山の兜の形の栞が置かれていました。
以前、納経帳の栞として頂いたことがあります。
今回の納経帳には無かったので、「頂いてもよろしいですか?」と聞いていただきました。
ちなみにほとんど兜だったと思うのですが、私のはよくよく見ると鶴でした。
鯉のぼりで勝手に兜と、そう思ったのかな??


鯉幟が気持ちよく泳いでいました


源頼朝公御祈願所との石標


本堂


大きなサルスベリ


ほとんど兜だったのですが、私のはよくよく見ると鶴でした💕



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