MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 相州7番札所 ② 実朝・政子の墓のあるお寺

2021年11月04日 | 横浜・神奈川好き
壽福寺

350mほどJR線路沿いを鎌倉駅方向に進むと壽福寺にたどり着きます。
三門の手前に「第七番弘法大師」の庚申塔がありました。
相州21ヶ所をお遍路しているんだなという実感が湧きました。

三門から真っすぐに伸びる参道が印象的でした。
静寂感があり、空気が違いました。
残念ながら本堂のある敷地内には入ることは出来ませんでした。

このお寺の裏山には源実朝・北条政子のお墓があります。
本堂前の三門を下手側(左)に進み墓地の奥にそのお墓はあります。
絶壁に多くのやぐらが見えますがその手前の2つの大きなやぐらがそうでした。
鎌倉のほど近くに住んでいながら全く知らない場所でした。
鎌倉駅から近い場所なのに静寂感もあり、お勧めのお寺です。

御朱印をいただきに窓口へと進みます。
これはどなたかのブログをチェックしていて良かったポイントです。
今度は本堂前の山門を上手側(右)へ進みます。
すると『関係者以外立ち入り禁止』の札があります。が、
「御朱印を頂くための関係者」として進みます。
インターホンを鳴らしお願いするスタイルのようです。
するとそこに

「コロナ感染拡大防止の為御朱印休止中」の張り紙

こんな事もあるのだろうと覚悟をしていたので立ち直りも早かったですが、
この時は自粛期間でもなかったのでコロナが本当に治るまで受け付けないということでしょうか??
いつ頂けるようになるのか。。。早く終息してほしい。


第七番弘法大師」の庚申塔


壽福寺の三門


本堂へと伸びる参道


本堂(三門から撮影)


絶壁のやぐら群


源実朝・北条政子のやぐら


北条政子の五輪塔


御朱印休止中


お寺のお庭の様子


鐘楼堂






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歩き遍路 相州6番札所 ② 歴史のある階段があるお寺

2021年11月03日 | 横浜・神奈川好き
浄光明寺

海蔵寺から1kmもはなれていませんでした。
間口は二間ほどですがその奥がとてもとても深いお寺でした。
最初に目に入る客殿は日本最古の唐様建築でその横に本殿へと向かう階段が続きます。
本殿は市の文化財です。
本尊の阿弥陀三尊像は重要文化財で収蔵庫に収められていて拝観料を払うと拝見出来ます。
拝観には時間や曜日、天候条件があるようなので調べてからの方がより楽しめると思います。
受付のお寺の方がとても丁寧に説明してくださいました。
収蔵庫に収められた阿弥陀三尊像はとても神々しく素晴らしい像でした。
また拝観したいです。

さて、その先にもこのお寺の魅力があります。
国の史跡となっている階段があります。
国の階段なのでお寺では勝手に整備出来ないので気をつけてとお寺の方に案内していただきました。
鎌倉時代からの同じ階段を踏むことでその時代に想いを馳せます。
四国八十八ヶ所の歩き遍路道でも感じる浪漫です💗
三門からは想像できない奥の深さで、海の見えるところまで登るとそこには鎌倉特有のやぐらがあり、
指定文化財の石像で綱敷地蔵がありました。
さらに上がると藤原定家の孫の冷泉為相の墓がありました。
期間限定で更に奥まで行けるようです。

イヌマキの古い大樹や地層など珍しい場所もあり、ブラタモリでタモリさんも訪れているお寺です。
御朱印は客殿横の建物で頂くことが出来ます。

奥が深いとは想像できなかった山門


客殿横の参道から本殿へ


本殿が見えます


本殿


タモさん注目の岩盤


国の史跡の階段を上がります


海が見える場所まで上がってきました


やぐら内に地蔵菩薩が現れます


更に上がると冷泉為相の墓があります




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歩き遍路 相州5番札所 ② 澄んだ16の井をもつお寺

2021年11月01日 | 横浜・神奈川好き
海蔵寺

1番札所から4番札所までは日帰りで、残りは2泊3日で巡りました。
建長寺最寄り駅の北鎌倉駅から帰路についたので、北鎌倉駅から出発です。
方向的には駅から建長寺に戻る感じに進み、亀ケ谷坂切通を通ります。
地層が見えたり、木々の緑が深く気持ちの良い通りで、途中リスを見かける事も出来ました。
たぶん江の島から脱走した台湾リスかと思われます。
気持ちの良いスタートです。

海蔵寺の「十六の井」は見どころですが、三門の手前にも「底抜の井」という鎌倉十井の一つがあありました。
海蔵寺は大きな赤い紅葉が印象的な、雰囲気のあるお寺でした。
その下には赤い番傘があり「十六の井」の拝観料入れとパンフレットがありました。
先にお参りが良かったかもしれませんがその流れで左手に向かい「十六の井」へ。
地層をくりぬいたトンネルをくぐり進むとやぐらが現れ、その中をのぞくと観音様の前に16のきれいな水を蓄えた丸い浅い穴が並んでいました。
とても雰囲気があります。
観音様の手前には小さい弘法大師の像もあります。
弘法大師が杖を突くと湧いた水源?!四国八十八ヶ所にはそのような水源がいくつもあるので、
ここもそうなのかもしれないと想像を膨らます。
海蔵寺は臨済宗建長寺派の寺ですが、この弘法大師の像で相州21ヶ所のお寺だと実感できました。

戻ってお寺をお参りします。本尊は薬師如来です。コロナの終息を祈りました。
本堂の横に進むといくつものやぐらが掘られている岩があり、その中にも水の流れがありました。
その場所から非公開で中に入ることは出来ませんが美しい池の庭をのぞき見ることが出来ました。
庫裡で御朱印を頂きます。軒先にある鐘を叩いてお願いします。
気が付いてもらえるか緊張します。。そして、相州21ヶ所の御朱印を頂けるか??
用意された置き式ですが、日付を記して下さり無事に頂くことが出来ました。
相州というより相模、空海さんのワードが通じる気がします。

亀ケ谷坂切通


岩船地蔵堂を右へ海蔵寺エリアに入ります♪


山門が見えて来ました


山門て前右側に鎌倉十井の一つ「底抜の井」


赤い紅葉と和傘が鮮やかです


道標に従い進みます


岩のトンネルをくぐります


このやぐらの内に16の井があります


小さな弘法大師像が見守ります


とても澄んでいます


本堂


本堂左奥にやぐら群


ここにも湧き水の井がありました


非公開の素敵なお庭がちらりと・・


藁ぶき屋根が美しい庫裡


しずかに鐘を鳴らし、御朱印をお願いします


美しいお花を咲いていました


植え込みの向こうではなく、植え込みにうもれている観音様(歴史のあるお寺ならではなのでしょうか)


こちらのお寺も参道の敷石が美しくデザインされていました。


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歩き遍路 相州4番札所 ① 歩き遍路道がありました

2021年10月26日 | 横浜・神奈川好き
建長寺

この日最後のお寺です。

覚園寺への道を少し戻るとそれが現れます。
歩き遍路道♪
天園ハイキングコースとなっています。
二階堂口という入口で道標の庚申塔がありました。
相州二十一ヶ所霊場でこのような道を歩けるとは思っていませんでした。
なかなかハードで四国の遍路道を彷彿とさせるみちでした。
なだらかな道から堅い地層を階段状にした道、紐をつたって上がる場所と起伏に富んでいました。
鎌倉特有のやぐらもあられます。
鎌倉は山が多く平地が少ないため有力者のお墓を人を雇い山の斜面に 穴を掘らせそこに埋葬したというものがやぐらです。
防空壕のような穴がいくつもあいています。
弘法大師像や十王岩などのスポットもあります。

ハイキングコースという事で子供づれの家族が何組もいました。
ある家族の人とは歩きなれている様子だったので先に行ってもらい、
休憩しているところを抜かしたりとちょっとした交流もありました。
分かれ道でそちらの方向へ進む人が多くいたのでそちらへ進もうとすると、
「行き止まりですよ」と教えていただく事もありました。
やっぱり、空海さんが同行二人でいてくれていると思いました。
旦那さんが一緒だったので同行三人かな??

建長寺が近くなって来ると
二十一カ所の道標を見つける事が出来ます。
道の流れからは左に行きたくなりますが、石標には「右」とあります。
右へ進みました。道標があって良かった。やっぱり同行三人??
少し進むと開けた場所があり、人の賑わいがありました。
こんなに沢山の人がハイキングしてるのかな??と思って様子を見ていると喪服姿の男性の姿。
どうもほとんどの人が建長寺から高台に上がってきた人たちでした。
素晴らしい景色で建長寺越しに相模湾が見えたり、横浜のランドマークも見えました。
空気が澄んだ日には富士山も見えるようです。

さて、建長寺に向かいます。
あの皆さんはここを上がって来たのか!と感心するほどの急な階段を下ります。
すると中腹の辺りに半僧坊口という受付が現れます。
ここで拝観料を払います。
御朱印も受け付けているようなのでお願いをすると弘法大師の御朱印は総門横の受付で頂けると教えていただけます。

建長寺は伯母のお墓もあるので何度か訪れているのですが、こんなに奥があり、高い場所があるとは知りませんでした。
一度総門横の拝観受付に足を運び、御朱印をお願いして、改めて三門からお参りする事にしました。
建長寺ってこんなに立派だったんだ・・改めて思います。
奈良や京都のお寺ぐらい勢いのある大きさです!
大きな三門をくぐります。
三門とは「三解脱門」の略だそうです。空・無相・無作を表し、この門をくぐることによってあらゆる執着から解き放たれるのだそう。
三門の上手側にはこれまた大きな茅葺屋根の鐘楼堂がありました。
仏殿に向かいます。
仏殿にはやさしいお顔の本尊の地蔵菩薩が鎮座されていました。
天井は鳳凰?鳥が描かれている花天井が見事でした。荘厳な仏殿でありました。
その奥の法堂は天井の雲龍図が目を惹きます。
そして釋迦苦行像が印象的です。断食の苦行を行っているお釈迦様姿を現しているという事です。
パキスタン北西部のガンダーラ文明の遺産のお像をもとに製作され、パキスタンより寄贈された像とのこと。
確かになかなか日本では見られない仏様の像で印象的でした。
さらにその先にある大庫裏には庭園があるとのことで行ってみる事に。

知らなかった。。

龍王殿の濡れ縁から庭園を眺める事が出来ました。
しばし休憩。
癒される庭園でした。それにしてもここは鎌倉か???(←そろそろしつこいですね)

目から鱗の一日でした。
次は2泊3日の予定で最後まで巡りました。


建長寺への遍路道入り口


気持ちの良い道


ハードな道も


四国の遍路道さながら


やぐらが現れます


その内部


独特な地層の遍路道


ロープの必要な場所もちょっとありました


相州21ヶ所の遍路道と分かる石標


上の方に十王岩


近くに行けます


一番高い場所から鎌倉の街並みと相模湾


横浜のランドマークも見えました♪


急な階段を下りて建長寺へ


登る方の目線!


大きな三門!


大きな鐘楼堂


牡丹が美しく咲いていました♪


仏殿


地蔵菩薩さま


法堂の雲龍図と釋迦苦行像

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歩き遍路 相州3番札所 ① NGですが写真に納めたいお寺

2021年10月25日 | 横浜・神奈川好き
覚園寺

次のお寺までは1.2kmです。
このお寺は拝観の時間が決められていてその時間に集まって案内していただけるスタイルでした。
ただコロナ感染対策で受付をして案内に従って各自拝観するスタイルになっていました。
もともとその拝観時間に合わせて計画していていました。
なので、ここのルート内でお昼の時間にしていました💗

覚園寺へのルートにはいくつかのお店がある様でしたが、少し早めの昼食
cafe kaeru」さんをチョイス!
とても素敵なお店でした。名前のとおりカエルの置物がそこかしこありました。
素敵なお庭の先にカフェがあります。
店内はソーシャルディスタンスの対応か3組程度が食事できる配置で、外にも席がありました。
外の美しいお庭が店内まで流れ込むようなインテリアに癒されました。
食事も美味しそうなメニューがいくつもありましたが、本日の定食「筍おこわ弁当」にしました。

筍が大好きなんです♪

目にも美味しい♡食べても美味しい♡♡お昼でした!
気持ちも元気もリフレッシュ出来て出発です。

グーグルでは広い道を案内されましたが、一本手前の道を進みます。
その道は津和野??って思う・・違いますが、側道に川が流れる道でした。
鎌倉にもこんな風景があるとは。
近くに住んでいるのにまったくもって表面しか知らなかったのだと知ります。
鎌倉宮の前を通り先に進んだ先に覚園寺があります。

山門をくぐり、まず目に入るのが愛染堂です。
元々は近くにあった大楽寺(だいらくじ)のお堂で、廃仏毀釈になり覚園寺に移築されたとのこと。
その下手(左側)に受付があります。
そこで拝観料を払い、直に案内をしていただく代わりに詳しい案内図に説明のあるプリントを頂いて拝観をします。

ここは鎌倉か?!と思う奥の深い空間が広がります。
このような場所を求めて一生懸命に京都や奈良に足を運んでいたのにこんなに近くにこんなに素敵な場所があるとは!
歴史があるだけに大きな樹に包まれた空間で異次元でした。
撮ってはいけないのですが、撮りたくなる美しさでした。
大きな茅葺の屋根をもった本堂薬師堂はまた格別の雰囲気があります。
しばらくここに留まりたいと思いました。

今でも目に浮かびます。カメラ画像には残せませんでしたが、私の中に残りました。
また訪れたいお寺です。

受付で預けた御朱印帳を受け取ると、入るか悩んでいる若いカップルがいました。
思わず「拝観した方がいいですよ」とお節介にも言ってしましました。。。
それほどお薦めなお寺です。

あ~わたしもおばさんになったな~~

cafe kaeruさんの入り口


カフェの入り口はお庭の先


店内にも緑が


目にも美味しい♡食べても美味しいお昼


お庭がとても素敵でした


津和野??おおげさですが素敵な通りでした


覚園寺の山門 この奥があれほど奥深いとは想像できませんでした。


愛染堂


石畳に特徴がありました


様々な緑に包まれた覚園寺でした





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