いかされるかどうか

靴屋さん陳列に発見がありました。
一番上の段に人気No１～No３のサンダルが飾ってありました。
その次の下段に半透明のジェリー素材の粒で花のような実のような
さわやかな色の可愛いモチーフのついたサンダルがありました。
そこへ売り場の上司らしき男性がきて、店員に
「これと上の段の靴と取り替えて」と指示をだしました。
なんでかえるんだろ？
場所を変えるとそれは歴然でした。半透明なジェリー素材の実が
天井からの光に照らされて、光をふくみ、生かされてきたのです。
モチーフに立体感が生まれ、かわいさがアップされたのです。
それでは、No１のサンダルは？
このサンダルは、普段履きによさそうなあっさりとしたデザインで、
確かに売れているであろう商品でした。
しかし、光によって生かされる商品はその下の段にあった商品だったのです。
その素材がどんな環境で生かされるかを考える大切さを感じる瞬間でした。