時事解説「ディストピア」

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キャロライン・ケネディおよびテレビ朝日について

2013-09-20 20:16:20 | マスコミ批判
ピッグズ湾事件(キューバへのアメリカ侵略作戦失敗事件)の際に
CIAに対してキューバを侵略したことではなく、失敗したことについて
激怒したというエピソードを知って以来、J・F・ケネディは私の中で
ニクソンやレーガンに並ぶほどの冷血人間として覚えているのですが、
その娘が今日のワイドショーで絶賛されているのを見て気味が悪い思いをしました。


くだんの番組、娘ケネディが日本とアメリカ双方の利益をかんがみた
意見を発言♪と報道していたのですが、発言の内容を見れば、

TPP→アメリカの製品がより輸出されるよう専念(米国の利益優先)
沖縄基地問題→日米安保の強化(つまり基地継続。場合によっては増設)
尖閣→日中間の問題だ(アメリカは関与したくない)

と、どー考えても日本の都合なんて知ったこっちゃねーだろとしか言えないんですが……

当然の話ですが、娘は政府の代表として発言をしているわけで、
彼女自身の意見を話しているわけじゃないんですよね。

上の発言だって、これまでのアメリカの見解を
そのまま伝えているだけですよ。こういう何でもない言葉を
あたかもケネディの娘だからこそ言える見識高い発言として
吹聴して回るテレビ朝日って一体なんなんでしょうね?