スターリン批判以降、日本共産党は議会主義、多党制を尊重し、
ソ連や中国など他国の共産党を批判することで、
「自分たちはよその共産党とは違う」ということをその都度アピールしてきた。
そのため、同党とソ連や中国との仲は最悪で、未だに尾を引きずっているところがある。
(一応、表面的には和解したことになっているが……)
さて、先日のマレーシア機の墜落事故だが、この件に関しての
共産党の記事は、あまりにも殺戮者たちに有利な内容だった。
---------------------------------------------------------
ウクライナ東部でマレーシア航空機が撃墜されたとみられる事件で、
オバマ米大統領は18日、ホワイトハウスで記者会見し、
「これまで得られた証拠によると、機体は親ロシア派が支配する地域から
発射された地対空ミサイルで撃墜された」と語りました。
オバマ氏は、親ロシア派がロシアから訓練を受け、
対空兵器を含む武器の提供などの支援を受けていると指摘。
そのうえで「信頼できる国際的調査」のため、ロシア、親ロ派、
ウクライナの即時停戦を求めました。また調査団が検証を行えるよう
現場の物証の保存を求めました。
また国防総省のカービー報道官も同日の記者会見で、
この撃墜が「(旧ソ連製の)地対空ミサイルSA11
(ブク)によるとの強い証拠がある」と説明しました。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は同日、米情報機関当局者の話として、
マレーシア機が、親ロシア派支配地域から発射されたSA11によって
撃墜されたとの結論に達した、と報じました。同紙によると、
米軍事偵察衛星がとらえた発射時の噴煙やミサイルの軌道を分析した結果、
このような判断に達したとしています。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-20/2014072001_02_1.html
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生物兵器があると主張してイラク戦争を起こしたのが
どこの国なのか、共産党は忘れてしまったのだろうか?
未だにアフガニスタンやパキスタンで無人機を飛ばし、
民間人を殺害しているのはどこの国なのか忘れてしまったのか?
オバマは平和の使者でも何でもなく、むしろ地獄の使者であることを
共産党は、日ごろ指摘しているではないか?なぜロシアが絡むと
こうまで昔の悪い癖をむき出しにして日米政府を支持するのか理解しがたい。
では、今回の事件、本当に自警団の仕業なのだろうか?
これについては、かなり怪しいもので、少なくとも現時点では
決定的な証拠がない。「ロシアの声」の記事を抜粋しよう。
--------------------------------------------------------------
ウクライナ領内で起きたマレーシア航空の
ボーイング777機の公式的な調査は、未だ開始されていない。
ところがこの恐ろしい事態のプロパガンダ的な利用は全面的に展開されている。
これまで長い間の世界の実践では、航空機事故に関しては
犯人の名をすぐに挙げず、諸説に対し慎重な姿勢をとるべしとされてきていた。
にもかかわらず、欧米のマスコミの大半ではすでに、
事件を起こした犯人としてウクライナ東部の義勇軍が祭り上げられており、
同様にロシアとその指導部も槍玉に挙げられている。
一体なぜ、こうも結末を急ぐのだろうか?
今回のカタストロフィーは特殊なケースだ。
なぜなら事件が起きたのは戦闘が行われているゾーンであり、
西側が100%のシンパシーを抱くのはウクライナ軍サイトであり、
この罪を一刻も早く、いわゆる独立派に、
そしてロシアに擦り付けたいという誘惑はあまりに大きい。
実際の証拠については、キエフ当局の握るものは今のところ乏しい。
一番の証拠とされるのは、ウクライナ特務機関によって傍受されたとされる
義勇兵らの電話会話の録音とインターネットのメッセージで、
何らかの航空機を自分たちが撃墜したことが語られている。
だが、戦闘行為のあった期間、義勇軍らが撃ち落としたウクライナ航空機は
10機を超えていることから、キエフ側が提出した録音会話はマレー機ではなく、
ほかの軍用機のことを指している可能性もある。
このほか、我々がインタビューを行った音声測定器調査センターの
ゲルマン・ズボフ代表取締役は、インターネットに掲載された録音会話は
法的証拠にはならないと指摘する。物的証拠となりうるのは、
最初から最後まで完全に録音されたものでなければならないものの、
そうしたものはキエフ当局は調査委員会には提出していない。
ズボフ氏は、公表されたものは捏造ではないかもしれないものの、
戦闘員らの会話の全録音ではないとして、次のように語っている。
「録音はキエフにおいて、もっとも当局側に重要な部分のみカットされている。
おそらく会話はもっと長いものだったと思われる。
たとえば公表された音声には、いわゆる通信開始、
終了を告げる挨拶のフレーズがない。最初から最後までの一貫した録音が
公表されるべきだ。もし録音全体が公表されるならば、
専門家らの作業は軽減されるか、録音の信憑性に対する疑いが晴れるだろう。」
だが西側の政治家らには、西側のプレス以上に完全な録音
またはなんらかの専門鑑定の出現を待とうという姿勢はない。
オバマ大統領は、マレー機を撃墜したミサイルは義勇軍の
コントロールする領域から発射されたとの声明を表したが、
その声明が表される数時間前までは、
人工衛星撮影映像を読み解く最良米国人専門家らは
全く異なる見解を口にしていた。
専門家らは、確信を持って言えることはただ一点、
マレー機を撃ち落としたのが「地対空」ミサイルだということであり、
発射地点に関しては確実に特定はできないと語っていた。
仮にオバマ大統領のもとに、
ミサイル発射時の映像などの証拠があったとすれば、
格好の暴露資料となるものをなぜ公衆の面前に、
つまり国連安保理会議の席上で公開しなかったのだろうか。
そうした一方で答えのないまま放置されている問がある。
義勇軍が設置したヘリコプター射撃用の可動式ミサイルシステムで、
高度1万メートルを飛ぶ航空機をどうやって撃墜することができたのだろうか、
ということだ。
これだけの高度の飛行機を
撃墜することができるのは
高射砲ミサイル「ブーク」だけだとされている。
ブークは非常に重く、かさばる兵器であり、
ウクライナ軍は所持しているが、
義勇軍は持っていない。
ところが米国はこの状況をロシアに有利になるようには用いず、
ブークはロシア製の兵器であるから、撃ったのもロシア人だと言うのだ。
西側の市民は、ウクライナ軍もソ連軍も軍備は同じ、
ソ連時代から用いてきた同一のソ連製の兵器であることを知らない。
その兵器はいま、「ロシア製」と書くのが一般となっているだけのことだ。
そしてこれもまた、西側のマスメディアがほとんど取り上げない問いなのだが、
なぜウクライナの航空管制は民間機に向かって、
戦闘行為のあるゾーンから離れるよう誘導しなかったのだろうか?
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_07_20/274833240/
-------------------------------------------------------------
ちなみに、
マレーシア機の墜落した場所は、ウクライナの地対空ミサイルシステム
「S200」の砲台2基と「ブークM1」の発射台3基の迎撃ゾーンに入っていた。
そして、こんな記事も存在する。
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ウクライナの軍事政権は、墜落したマレーシア航空のボーイング777について、
地対空ミサイルシステム「ブ-ク」によって撃墜された可能性があると主張している。
ドネツク人民共和国のボロダイ首相はすでに、
ドネツク人民共和国にはそのようなシステムはないと発表した。
なおこれより先、ボーイングが墜落したドネツク州へ、
ウクライナ軍によって、自走式地対空ミサイルシステム
「ブ-ク」の大隊が移されたことが明らかとなっている。
地対空ミサイルシステム「ブ-ク」はソ連時代の1983年に軍へ導入された。
ウクライナ陸軍は2013年の時点で地対空ミサイルシステム「ブ-クM1」を60基保有していた。
ウクライナ軍は以前、民間機を撃墜している。
2001年、ウクライナ軍は演習中に、高度1100メートルを飛行していた
シベリア航空1812便のテルアビブ発ノヴォシビルスク行のツポレフ154Mを誤って撃墜した。
乗客66人乗員12人の全員が死亡した。
専門家たちは、ウクライナ軍の軍事機器の状態が悪いことを考慮し、
今回悲劇が繰り返され、マレーシア機が、ウクライナのミサイル
「誤射」によるさらなる犠牲となった可能性も排除できないとの見方を示している。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_07_18/274784332/
-------------------------------------------------------------
以上のような前科に加えて、すでにドネツク人民共和国は、
発見されたブラックボックスを国際機関に渡し、解析してもらうと公言している。
真相は今後の調査次第で明らかになるが、
仮にウクライナ軍のものによるものだと判明した際には、
マスメディアの責任は重大だろう。
では、仮に本当に義勇兵の仕業だとしたら、
欧米や日本のメディアは責任を回避できるのか?
さにあらず。実は欧州側の機関であるOSCEでさえ、
ここ2ヶ月で250人の民間人がウクライナ軍に殺され、
850人が重傷を負っている事実を認めている。
http://rt.com/news/174128-lugansk-osce-death-toll/
これは、かなり少ない見積もりだと思われる。
内戦が終結して調査が行われれば、より多くの犠牲者が発見されるだろう。
とにもかくにも、ウクライナ南東部では
毎日のように銃撃と爆撃、民間人の殺害がされている。
これをメディアは一切報じない。
これでは隠しているも同然である。
仮に義勇兵のものだとして、義勇兵の誤射と
ウクライナ軍の明確な意図をもっての攻撃とは性質が全く異なる。
後者のほうが責められるべきなのに、一切無視され、
少しでもロシアに都合の良い情報はシャットダウンされ、
私たちの目や耳に届かないシステムになっている。
これではダメだ。
赤旗はいい加減、ウクライナ軍の蛮行を認め、
強く責める姿勢に変わらなければ、いくら9条や平和外交を訴えたところで、
その胡散臭さを払しょくできず、自らの手で支持者を減らしてしまうだろう。
(これは他の護憲団体にも総じて言えることであるが)
・追記
なお、赤旗以上におかしなのが産経やNHK、朝日新聞だ。
こいつらの悪質な報道はいずれ時間が空いたときに指摘したい。
ソ連や中国など他国の共産党を批判することで、
「自分たちはよその共産党とは違う」ということをその都度アピールしてきた。
そのため、同党とソ連や中国との仲は最悪で、未だに尾を引きずっているところがある。
(一応、表面的には和解したことになっているが……)
さて、先日のマレーシア機の墜落事故だが、この件に関しての
共産党の記事は、あまりにも殺戮者たちに有利な内容だった。
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ウクライナ東部でマレーシア航空機が撃墜されたとみられる事件で、
オバマ米大統領は18日、ホワイトハウスで記者会見し、
「これまで得られた証拠によると、機体は親ロシア派が支配する地域から
発射された地対空ミサイルで撃墜された」と語りました。
オバマ氏は、親ロシア派がロシアから訓練を受け、
対空兵器を含む武器の提供などの支援を受けていると指摘。
そのうえで「信頼できる国際的調査」のため、ロシア、親ロ派、
ウクライナの即時停戦を求めました。また調査団が検証を行えるよう
現場の物証の保存を求めました。
また国防総省のカービー報道官も同日の記者会見で、
この撃墜が「(旧ソ連製の)地対空ミサイルSA11
(ブク)によるとの強い証拠がある」と説明しました。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は同日、米情報機関当局者の話として、
マレーシア機が、親ロシア派支配地域から発射されたSA11によって
撃墜されたとの結論に達した、と報じました。同紙によると、
米軍事偵察衛星がとらえた発射時の噴煙やミサイルの軌道を分析した結果、
このような判断に達したとしています。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-20/2014072001_02_1.html
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生物兵器があると主張してイラク戦争を起こしたのが
どこの国なのか、共産党は忘れてしまったのだろうか?
未だにアフガニスタンやパキスタンで無人機を飛ばし、
民間人を殺害しているのはどこの国なのか忘れてしまったのか?
オバマは平和の使者でも何でもなく、むしろ地獄の使者であることを
共産党は、日ごろ指摘しているではないか?なぜロシアが絡むと
こうまで昔の悪い癖をむき出しにして日米政府を支持するのか理解しがたい。
では、今回の事件、本当に自警団の仕業なのだろうか?
これについては、かなり怪しいもので、少なくとも現時点では
決定的な証拠がない。「ロシアの声」の記事を抜粋しよう。
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ウクライナ領内で起きたマレーシア航空の
ボーイング777機の公式的な調査は、未だ開始されていない。
ところがこの恐ろしい事態のプロパガンダ的な利用は全面的に展開されている。
これまで長い間の世界の実践では、航空機事故に関しては
犯人の名をすぐに挙げず、諸説に対し慎重な姿勢をとるべしとされてきていた。
にもかかわらず、欧米のマスコミの大半ではすでに、
事件を起こした犯人としてウクライナ東部の義勇軍が祭り上げられており、
同様にロシアとその指導部も槍玉に挙げられている。
一体なぜ、こうも結末を急ぐのだろうか?
今回のカタストロフィーは特殊なケースだ。
なぜなら事件が起きたのは戦闘が行われているゾーンであり、
西側が100%のシンパシーを抱くのはウクライナ軍サイトであり、
この罪を一刻も早く、いわゆる独立派に、
そしてロシアに擦り付けたいという誘惑はあまりに大きい。
実際の証拠については、キエフ当局の握るものは今のところ乏しい。
一番の証拠とされるのは、ウクライナ特務機関によって傍受されたとされる
義勇兵らの電話会話の録音とインターネットのメッセージで、
何らかの航空機を自分たちが撃墜したことが語られている。
だが、戦闘行為のあった期間、義勇軍らが撃ち落としたウクライナ航空機は
10機を超えていることから、キエフ側が提出した録音会話はマレー機ではなく、
ほかの軍用機のことを指している可能性もある。
このほか、我々がインタビューを行った音声測定器調査センターの
ゲルマン・ズボフ代表取締役は、インターネットに掲載された録音会話は
法的証拠にはならないと指摘する。物的証拠となりうるのは、
最初から最後まで完全に録音されたものでなければならないものの、
そうしたものはキエフ当局は調査委員会には提出していない。
ズボフ氏は、公表されたものは捏造ではないかもしれないものの、
戦闘員らの会話の全録音ではないとして、次のように語っている。
「録音はキエフにおいて、もっとも当局側に重要な部分のみカットされている。
おそらく会話はもっと長いものだったと思われる。
たとえば公表された音声には、いわゆる通信開始、
終了を告げる挨拶のフレーズがない。最初から最後までの一貫した録音が
公表されるべきだ。もし録音全体が公表されるならば、
専門家らの作業は軽減されるか、録音の信憑性に対する疑いが晴れるだろう。」
だが西側の政治家らには、西側のプレス以上に完全な録音
またはなんらかの専門鑑定の出現を待とうという姿勢はない。
オバマ大統領は、マレー機を撃墜したミサイルは義勇軍の
コントロールする領域から発射されたとの声明を表したが、
その声明が表される数時間前までは、
人工衛星撮影映像を読み解く最良米国人専門家らは
全く異なる見解を口にしていた。
専門家らは、確信を持って言えることはただ一点、
マレー機を撃ち落としたのが「地対空」ミサイルだということであり、
発射地点に関しては確実に特定はできないと語っていた。
仮にオバマ大統領のもとに、
ミサイル発射時の映像などの証拠があったとすれば、
格好の暴露資料となるものをなぜ公衆の面前に、
つまり国連安保理会議の席上で公開しなかったのだろうか。
そうした一方で答えのないまま放置されている問がある。
義勇軍が設置したヘリコプター射撃用の可動式ミサイルシステムで、
高度1万メートルを飛ぶ航空機をどうやって撃墜することができたのだろうか、
ということだ。
これだけの高度の飛行機を
撃墜することができるのは
高射砲ミサイル「ブーク」だけだとされている。
ブークは非常に重く、かさばる兵器であり、
ウクライナ軍は所持しているが、
義勇軍は持っていない。
ところが米国はこの状況をロシアに有利になるようには用いず、
ブークはロシア製の兵器であるから、撃ったのもロシア人だと言うのだ。
西側の市民は、ウクライナ軍もソ連軍も軍備は同じ、
ソ連時代から用いてきた同一のソ連製の兵器であることを知らない。
その兵器はいま、「ロシア製」と書くのが一般となっているだけのことだ。
そしてこれもまた、西側のマスメディアがほとんど取り上げない問いなのだが、
なぜウクライナの航空管制は民間機に向かって、
戦闘行為のあるゾーンから離れるよう誘導しなかったのだろうか?
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_07_20/274833240/
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ちなみに、
マレーシア機の墜落した場所は、ウクライナの地対空ミサイルシステム
「S200」の砲台2基と「ブークM1」の発射台3基の迎撃ゾーンに入っていた。
そして、こんな記事も存在する。
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ウクライナの軍事政権は、墜落したマレーシア航空のボーイング777について、
地対空ミサイルシステム「ブ-ク」によって撃墜された可能性があると主張している。
ドネツク人民共和国のボロダイ首相はすでに、
ドネツク人民共和国にはそのようなシステムはないと発表した。
なおこれより先、ボーイングが墜落したドネツク州へ、
ウクライナ軍によって、自走式地対空ミサイルシステム
「ブ-ク」の大隊が移されたことが明らかとなっている。
地対空ミサイルシステム「ブ-ク」はソ連時代の1983年に軍へ導入された。
ウクライナ陸軍は2013年の時点で地対空ミサイルシステム「ブ-クM1」を60基保有していた。
ウクライナ軍は以前、民間機を撃墜している。
2001年、ウクライナ軍は演習中に、高度1100メートルを飛行していた
シベリア航空1812便のテルアビブ発ノヴォシビルスク行のツポレフ154Mを誤って撃墜した。
乗客66人乗員12人の全員が死亡した。
専門家たちは、ウクライナ軍の軍事機器の状態が悪いことを考慮し、
今回悲劇が繰り返され、マレーシア機が、ウクライナのミサイル
「誤射」によるさらなる犠牲となった可能性も排除できないとの見方を示している。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_07_18/274784332/
-------------------------------------------------------------
以上のような前科に加えて、すでにドネツク人民共和国は、
発見されたブラックボックスを国際機関に渡し、解析してもらうと公言している。
真相は今後の調査次第で明らかになるが、
仮にウクライナ軍のものによるものだと判明した際には、
マスメディアの責任は重大だろう。
では、仮に本当に義勇兵の仕業だとしたら、
欧米や日本のメディアは責任を回避できるのか?
さにあらず。実は欧州側の機関であるOSCEでさえ、
ここ2ヶ月で250人の民間人がウクライナ軍に殺され、
850人が重傷を負っている事実を認めている。
http://rt.com/news/174128-lugansk-osce-death-toll/
これは、かなり少ない見積もりだと思われる。
内戦が終結して調査が行われれば、より多くの犠牲者が発見されるだろう。
とにもかくにも、ウクライナ南東部では
毎日のように銃撃と爆撃、民間人の殺害がされている。
これをメディアは一切報じない。
これでは隠しているも同然である。
仮に義勇兵のものだとして、義勇兵の誤射と
ウクライナ軍の明確な意図をもっての攻撃とは性質が全く異なる。
後者のほうが責められるべきなのに、一切無視され、
少しでもロシアに都合の良い情報はシャットダウンされ、
私たちの目や耳に届かないシステムになっている。
これではダメだ。
赤旗はいい加減、ウクライナ軍の蛮行を認め、
強く責める姿勢に変わらなければ、いくら9条や平和外交を訴えたところで、
その胡散臭さを払しょくできず、自らの手で支持者を減らしてしまうだろう。
(これは他の護憲団体にも総じて言えることであるが)
・追記
なお、赤旗以上におかしなのが産経やNHK、朝日新聞だ。
こいつらの悪質な報道はいずれ時間が空いたときに指摘したい。