肝心の情報源が韓国の国情院。
しかも、証拠はなく、全体像は捉えていないという曖昧な情報らしい。
繰り返し語るが、この国情院は証拠を捏造して野党を強制解党させるわ、
大統領選の際に、パク・クネの政敵を誹謗中傷するコメントを60万件もツィッターで拡散させるわ、
その前身にあたるKCIAは軍事政権時代、無実の人間を逮捕・拷問するわと何かといわく付の機関だ。
ちなみに、日本でも話題になったセウォル号の事故においても、
この国情院が証拠を隠蔽したのではないかという疑いが向けられている。
「国家情報院、セウォル号就航2週前の保安測定予備調査を隠蔽」
イ・ジェミョン城南市長「セウォル号オーナーは国家情報院」と主張
しかも、この国情院は司法機関まで手中に収めており、
事実上、この機関を検察や裁判所が裁くことが出来ないシステムが出来上がっているのだ。
国家情報院が裁判官任用時に面接…事実上の思想検閲
このように国情院が冷戦時代から続く秘密警察であることを踏まえれば、
ここから発せられる北朝鮮情報が如何に胡散臭いものであるかは言うまでもないし、
実際、これまでにもいくつもの誤報をこの機関は拡散している。
ここで、北朝鮮のミサイルの話に戻すと、通常、
北朝鮮は何らかの実験を行った場合、自国のほうから外部に向けて発表する。
例えば、今年の5月には潜水艦発射式の弾道ミサイル発射に成功したという発表があった。
また、タイミング的にも米韓合同軍事演習などの挑発行為を相手国が行った場合に、
カウンターとして飛ばすことが多い。ミサイルを飛ばすにも口実が必要なわけである。
それを踏まえれば、両国の高官同士の対談が決まったこの時期に実験を行うのは不自然だ。
最後に、ここ最近の韓国政権の典型的な独裁政治に触れる必要がある。
ここ二ヶ月、韓国政府は民衆デモを弾圧したり、
民衆を扇動したと称して労組や左派系知識人の強制家宅捜索を行ったりしていたが、
パリの事件以降、テロ対策の名のもとに監視体制の強化と軍拡に乗り出している。
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韓国の諜報機関は、テロ組織「IS(イスラム国)」を支持する韓国人10人を摘発した。
このニュースは、韓国の朴大統領が、
14年間も待たれているテロ関連法案の早期成立を議会に求めたのとほぼ同時に報じられた。
韓国当局は近年、国際テロリズムに関与した疑いで外国人48人を国外退去処分にした。
また最近、国際テロ組織「アルカイダ」と関連を持つ疑いで、
偽造パスポートを所持していたインドネシア人が逮捕された。
(中略)
政府の政策に不満を持つ労働組合の代表者たちが集会を開き、警官と衝突する事件が発生した後、
保守政党「セヌリ」党は集会やデモにおける覆面の着用を禁止する法案の成立を目指す意向を表した。
一方で最大野党の「新政治民主連合」は、このような法律が反対意見を持つ人々を
取り締まるための国の情報機関の「束縛を解く」可能性があるとして懸念を表している。
朴大統領は、「暴力的な抗議行動の根絶」を呼びかけている。
朴大統領によると、テロ組織「IS(イスラム国)」との戦いが強まっている今、
テロリストが違法集会で参加者の中に入り込み、韓国市民に脅威を与える恐れがあるという。
続きを読む http://jp.sputniknews.com/opinion/20151126/1231530.html#ixzz3szEuykTj
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パク大統領は北朝鮮からの対話の呼びかけに応じる一方で、
11月23日には軍部に戦闘準備体制をしくよう呼びかけてもいる。
そして現在、北朝鮮を迎撃するための新基地の建設に励んでいる。
「韓国の済州島南部で建設が進められている新たな海軍基地は、
北朝鮮から挑発を受けた場合に、軍艦の展開時間を短縮することができる。
韓国の聯合ニュースが報じた。
基地の建設は、約96パーセント完了しており、2016年1月にも公式に稼働する見込み。
韓国軍関係者が聯合ニュースに伝えたところによると、
艦艇は済州島の基地から延坪島の海域まで、釜山にある主要基地から出発するよりも
6時間早い、わずか15時間で到着できるという。
延坪島は韓国と北朝鮮の海上の境界線に位置しており、
そこでは定期的に南北海軍間の争いが起こっている。特に2010年に緊張が高まった。
続きを読む http://jp.sputniknews.com/asia/20151130/1250641.html#ixzz3szGWkFDz」
簡単に言えば、新基地の稼動が予定される直前のこの時期に、
高官同士の対話が始まり、両国との間で雪解けが始まってしまうと、
莫大な予算を費やして建設した新基地の意義がなくなってしまう。
最悪の場合、北朝鮮の呼びかけに応じて建設中止・稼動の見送りもあり得る。
両国が和解にむかって歩き出そうとする一方で、着々と反北体制が敷かれる
このタイミングで国情院が動き、北朝鮮のミサイルが発射されたと騒ぎ出す。
韓国と北朝鮮、どちらにとって都合が良いあやふやな情報かは言うまでもなかろう。
断言できるが、韓国政府は、この後、今回の「ミサイル失敗」を口実にして
和解に応じようとしたけれど、やはり無理だという姿勢を見せてくるだろう。
そのための曖昧な情報だと言える。
しかも、証拠はなく、全体像は捉えていないという曖昧な情報らしい。
繰り返し語るが、この国情院は証拠を捏造して野党を強制解党させるわ、
大統領選の際に、パク・クネの政敵を誹謗中傷するコメントを60万件もツィッターで拡散させるわ、
その前身にあたるKCIAは軍事政権時代、無実の人間を逮捕・拷問するわと何かといわく付の機関だ。
ちなみに、日本でも話題になったセウォル号の事故においても、
この国情院が証拠を隠蔽したのではないかという疑いが向けられている。
「国家情報院、セウォル号就航2週前の保安測定予備調査を隠蔽」
イ・ジェミョン城南市長「セウォル号オーナーは国家情報院」と主張
しかも、この国情院は司法機関まで手中に収めており、
事実上、この機関を検察や裁判所が裁くことが出来ないシステムが出来上がっているのだ。
国家情報院が裁判官任用時に面接…事実上の思想検閲
このように国情院が冷戦時代から続く秘密警察であることを踏まえれば、
ここから発せられる北朝鮮情報が如何に胡散臭いものであるかは言うまでもないし、
実際、これまでにもいくつもの誤報をこの機関は拡散している。
ここで、北朝鮮のミサイルの話に戻すと、通常、
北朝鮮は何らかの実験を行った場合、自国のほうから外部に向けて発表する。
例えば、今年の5月には潜水艦発射式の弾道ミサイル発射に成功したという発表があった。
また、タイミング的にも米韓合同軍事演習などの挑発行為を相手国が行った場合に、
カウンターとして飛ばすことが多い。ミサイルを飛ばすにも口実が必要なわけである。
それを踏まえれば、両国の高官同士の対談が決まったこの時期に実験を行うのは不自然だ。
最後に、ここ最近の韓国政権の典型的な独裁政治に触れる必要がある。
ここ二ヶ月、韓国政府は民衆デモを弾圧したり、
民衆を扇動したと称して労組や左派系知識人の強制家宅捜索を行ったりしていたが、
パリの事件以降、テロ対策の名のもとに監視体制の強化と軍拡に乗り出している。
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韓国の諜報機関は、テロ組織「IS(イスラム国)」を支持する韓国人10人を摘発した。
このニュースは、韓国の朴大統領が、
14年間も待たれているテロ関連法案の早期成立を議会に求めたのとほぼ同時に報じられた。
韓国当局は近年、国際テロリズムに関与した疑いで外国人48人を国外退去処分にした。
また最近、国際テロ組織「アルカイダ」と関連を持つ疑いで、
偽造パスポートを所持していたインドネシア人が逮捕された。
(中略)
政府の政策に不満を持つ労働組合の代表者たちが集会を開き、警官と衝突する事件が発生した後、
保守政党「セヌリ」党は集会やデモにおける覆面の着用を禁止する法案の成立を目指す意向を表した。
一方で最大野党の「新政治民主連合」は、このような法律が反対意見を持つ人々を
取り締まるための国の情報機関の「束縛を解く」可能性があるとして懸念を表している。
朴大統領は、「暴力的な抗議行動の根絶」を呼びかけている。
朴大統領によると、テロ組織「IS(イスラム国)」との戦いが強まっている今、
テロリストが違法集会で参加者の中に入り込み、韓国市民に脅威を与える恐れがあるという。
続きを読む http://jp.sputniknews.com/opinion/20151126/1231530.html#ixzz3szEuykTj
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パク大統領は北朝鮮からの対話の呼びかけに応じる一方で、
11月23日には軍部に戦闘準備体制をしくよう呼びかけてもいる。
そして現在、北朝鮮を迎撃するための新基地の建設に励んでいる。
「韓国の済州島南部で建設が進められている新たな海軍基地は、
北朝鮮から挑発を受けた場合に、軍艦の展開時間を短縮することができる。
韓国の聯合ニュースが報じた。
基地の建設は、約96パーセント完了しており、2016年1月にも公式に稼働する見込み。
韓国軍関係者が聯合ニュースに伝えたところによると、
艦艇は済州島の基地から延坪島の海域まで、釜山にある主要基地から出発するよりも
6時間早い、わずか15時間で到着できるという。
延坪島は韓国と北朝鮮の海上の境界線に位置しており、
そこでは定期的に南北海軍間の争いが起こっている。特に2010年に緊張が高まった。
続きを読む http://jp.sputniknews.com/asia/20151130/1250641.html#ixzz3szGWkFDz」
簡単に言えば、新基地の稼動が予定される直前のこの時期に、
高官同士の対話が始まり、両国との間で雪解けが始まってしまうと、
莫大な予算を費やして建設した新基地の意義がなくなってしまう。
最悪の場合、北朝鮮の呼びかけに応じて建設中止・稼動の見送りもあり得る。
両国が和解にむかって歩き出そうとする一方で、着々と反北体制が敷かれる
このタイミングで国情院が動き、北朝鮮のミサイルが発射されたと騒ぎ出す。
韓国と北朝鮮、どちらにとって都合が良いあやふやな情報かは言うまでもなかろう。
断言できるが、韓国政府は、この後、今回の「ミサイル失敗」を口実にして
和解に応じようとしたけれど、やはり無理だという姿勢を見せてくるだろう。
そのための曖昧な情報だと言える。