多可町の山と自然

ふるさと多可町(兵庫県)の自然や登山情報をお届けします。千ヶ峰、笠形山、妙見山、大井戸山、竜ヶ岳、三国岳など

九重山 牧の戸峠~久住山~中岳

2020年01月11日 | 登山(百名山)
1月4日(土)ミルクロードの二重峠から、阿蘇山から昇る日の出を見る。目的地は阿蘇山。
 

8:00阿蘇山仙酔峡に到着。ところが火山灰がうすく積もった駐車場には車は1台も止まっておらず、トイレは仮設のものがあるだけだった。登山道は灰色のガレ場、仙酔峡ロープウエーは何年も前に止まったままの廃墟、阿蘇山からの煙がもくもくと上がっていて気味が悪い。
 

気持ちがすっかりなえて、阿蘇山はやめることにした。仏舎利塔を見学して、阿蘇山をあとにしました。
 

急遽行き先を変更して、九重山に向かう。阿蘇山からは約1時間、草原の広がる気持ちのいい道をドライブ。向かう先の九重山、振り返れば阿蘇山。
   

10:30牧ノ戸峠(標高1,330m)から登山開始。車がたくさん止まっている。売店やトイレも整備されているので安心。しばらくは石畳の急登。
 

お休み処を過ぎてしばらく登ると、沓掛山のベンチで、展望所から阿蘇方面の眺めがいい。
 

星生山や扇ヶ鼻を前方に見ながら、しばらくは緩やかに登る。
 

1時間ほど歩くと西千里浜、平らな道が続き、前方には久住山が見えてくる。


岩場をトラバースして少し下ったところには、久住山避難小屋がある。トイレは鍵がかかっており、冬場は使えないようでした。
 

硫黄山はもくもくと煙があがっている。久住別れを過ぎると最後の急登、冷たい風が強くて寒い。レインウエアを着て寒さをしのぎ、ガレた岩場を登る。 
  

12:30久住山(標高1,787m)到着。天気は最高にいいんだけど、風が強すぎる。岩につかまりながら体勢を低くして進み、何とか写真をとった。
 

岩陰に入ると少し風はおさまる。阿蘇山方面を見ながら、少し休憩してから下り、中岳方面へ。
 

御池は凍っており、登山者が滑って遊んでいる。池ノ小屋避難小屋は石作り。
  

中岳も最後の登りがきつい。13:30中岳山頂(1,791m)到着。
 

御池と天狗ヶ城、天狗ヶ城へは登らず御池の周りを戻った。
 

下りは往路を戻る。避難小屋を過ぎ、星行山への分岐を過ぎる。
 

日当たりのいい登山道はヌタヌタで、べっとりとした黒土が靴について重くなる。日陰では霜柱がびっちり。
 

沓掛山の手前は最後の登り、大分県、熊本県の山並みを見ながら下る。
 

急な石畳の道を転がるように下り、15:30牧ノ戸峠到着。
  
少し車を走らせて筋湯温泉へ。温泉街の中は車道が狭く、駐車場も5台くらいしかなくて、駐められなかった。結局広い道沿いにある公共駐車場にとめて、坂道を歩いて下った。自動販売機に300円を入れてコインを買い、コインを入れるとゲートが開いて入場するシステム。源泉掛け流し、打たせ湯がたくさんり、お湯が滝のように落ちてくる。
   

1月に雪がないのもめずらしいそう、樹氷も全くなかった。もちろんアイゼンも必要なし。快晴の九重山は見事な景色でした。九州を代表する名山です。

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