ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

永薗幾傳_5

2011-05-11 18:25:58 | 信・どんど晴れ
先日、本を購入しに言った書店がある久良岐市に在るデパート。
そこで貰った廣島縣の町村が掲載されたパンフを見ていると
廣島焼きが紹介されていた。
實に面倒なんだよな・・・。とちと皺になった其れを見た。
私は、鹿兒嶋の人間だけれどももっと奄美を知りたいとも
少し考えた。
あと、思うけれども。久良岐市のデパートでも鹿兒嶋のお茶が
知られるようになったことだ。
穎娃と知覧という単語があったのはうれしかった。
クラスメートもビックリしていた。
おわり
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永薗幾傳_肆

2011-05-11 18:25:30 | 信・どんど晴れ
「加計呂麻島。」
私は朦朧しながら、高校時代の地図帳を見ながら考えた。
全然ぴんとこない。
種子島と屋久島ならば分かるのだが。
ごろんとしながら横手嬢の同居人のことを考えた。
逆に鹿児島市で在るならばとも考えたけれども・・・。
今日は、クラスメートが作ったお好み焼きと廣島焼きが
腹にもたれる・・・。
どうでもいいことに意地を張るなと思っていたが。
つづく
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永薗幾傳_參

2011-05-11 18:24:50 | 信・どんど晴れ
「おかしな事か。」
私は、横手嬢に恥ずかしそうな顏をして返答する。
それに対して、横手嬢は黙って頷いた。
それから・・。
「あの永薗さんのご近所の大島出身のご夫婦の出身集落ですが
宇検村というTerritoryにあると、松本佳奈本人が述べておりました。」
横手嬢の回答に
私は興味深く頷く。
「その、松本佳奈本人は、出身は加計呂麻島だったな。」
独り言を言いながら、私はその島を想像してみた。
いかにも琉球っぽい語呂な島だなと私は思いながら
講義のある教室に向かった
「ええと、今日は韓国人の先生の宮廷料理に関する講義だったな。」
白白しく横手嬢をハジメとしたclassmateの顔を見た。
つづく
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永薗幾傳_2

2011-05-11 18:24:18 | 信・どんど晴れ
私が奄美に関して情報を得たのは、進学した關東の學校で
同じClassになった秋田出身の女性横手淡雪からだった。
「そんな馬鹿なあり得ない。」
と私は大声を出した。
「彼女と私は他学だけれども、ルームシェアをして一緒の棟に住んでいる。」
と横手嬢は答える。
私は納得した。
「實は私の家の隣人夫婦が、その大島の人間なんだがね集落はxxとか言っていた。
その、大島の人間は何處の出身なのだ?」
私は素っ頓狂な質問を横手嬢に切り出した。
「彼女は加計呂麻島という島出身らしい。xxの事は彼女に質問してみる。」
と答えた。彼女からしたらおかしな事を聞くという事なのだろうけれども。
つづく
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永薗幾傅_1

2011-05-11 18:22:50 | 信・どんど晴れ
私は、永薗幾という名前の女である。
鹿兒嶋は谷山の出身である。
この春、上京して神奈川縣の或る女子大に進学した。
私の家は取り立てて個性のないサラリーマン家庭であるが、
隣に、子供のいな大島出身の夫婦が住んでいる。
そのことについては後々話す。
まあ、合格したから関東に来たし、選択枝の一つでしかない
と私は考えている。
自分が考えているのとは違う地方の人が沢山いる。
それも考えていた。
よく、大学が舞台の映画やテレビドラマであるから。
前置きが長くなってしまった。
私が、関東に進学する事を隣の夫婦は遠いところにと
言っていたが、彼らの親戚は関東に出た人が少ないらしい。
私は大阪も関東も変わらないと力説したけれども、
彼らからすれば恐ろしく遠いところらしい。
でも、今前述した大島だけれども、奄美大島のことだ。
私もそれほど知らないし、意識したこともない。
でも、關東で奄美大島の情報を知ることになる。
つづく








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