ブルーシャムロック

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婚約パーティー

2014-12-10 18:00:22 | 逆襲の藤隆
「実はさあ、マゼンタの両親が臺灣からやってくるんだ。」
恰度買い物に蓮次君と来ていた私平賀知世は、友人バーミリオンに出会った。
急っつまって、丁度買い物袋をもった私と蓮次君を見て、フードコートの席に座ったとこ
ろで
行き成り言い出した。
「俺も、心の準備ができていないときに、マゼンタが両親を紹介すると言ってきたから。

とバーミリオンが言う。
「それじゃあさあ、結婚も考えてマゼンタさんは、ご両親を呼んだのかしら。」
私は質問してみる。
バーミリオンは黙って頷く。
そして、
「それにしても沢山買い込んで今夜何かのパーティなのか?」
という。
「今日は瀬戸内から浩一郎君と萌美ちゃんが来ているから、夕食の買い出しだよ。」
と蓮次君も言う。
「そうなんだ。もう2人ともラブラブだな。蓮次も料理を手伝うの?」
バーミリオンはマゼンタさんの両親とは全く違うことを聞いてくる。
蓮次君は、苦笑しながら頷いていた。
「そんなに、全く無関係なことを私たちに質問すると言うことは、マゼンタさんのご両親
が怖いとか。」
私はバーミリオンにそう質問した。
「怖くない。」
バーミリオンはそう答えたが、少しこわばっていた。
「私たちこれから夕食を作るから。」
と私と蓮次君は席を発つ。
「ああ。」
といって、バーミリオンは自宅のある方面に立ち去っていった。
「大丈夫なのかな。」
蓮次君が質問する。
「さぁ。」
これが、当時私の出した答えだった。
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