ブルーシャムロック

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無意識のうちの拔き身の刃

2021-01-24 16:58:18 | 逆襲の藤隆
「出来杉君。君は無意識のうちの拔き身の刃を見せているから
怖いんだ。その恐怖に対する対処ができない時代、僕はすごく怖かった。
だから、僕は君を貶[おとし]めて倒したかった。」
えっくすしはそういう言葉を発した。
「そんなことはない。君の間違いは間違いとして正して、
しっかりして欲しいから言うことがあったけれども、
僕はそんなに惡意に取られることをやっていない。」
出来杉は興奮していた。
「ふーん。そういう君が苦手なんだよ。」
えっくすしは表情を変えずに言う。
「なんでそんなに僕のことを言えるのだろうか。」
出来杉は強がってみせた。
「だって。僕がyちゃんに惚れていた時代、君とyちゃんとが
馬が合つた時、なにか許せなかった。そのときには
君のことはわからなかった。だけれどもyちゃんを
殺害し、君への見せつけのようなことをするやつが
現れてたとき、僕は確信した。君は無意識のうちの拔き身の刃
を考えていないからだ。」
えっくすしは表情を変えなかった。
「何をいうか、発言を取り消せ。」
出来杉は興奮していた。
「ふうん。その昔僕が絶対の力だと恐れた出木杉英才はいないんだなぁ。」
と、えっくすしは去っていった。
コメント
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