小学館のコンビニ限定販売のコミックス、
「ザ・コクピット 日本編 成層圏戦闘機」2023年5月17日発行
「ザ・コクピット 日本編 衝撃降下90度」2023年7月19日発行
です。
2023年2月13日にお亡くなりになった、
松本零士先生の代表作のひとつで、
第二次世界大戦をベースにした短編漫画集です。
発表された1970年代には「戦場まんがシリーズ」と呼ばれていましたが、
現在は「ザ・コクピット」というシリーズ名になっています。
この小学館のコンビニ限定本は、
2015年に戦後70年を記念して発行されたもので、
今回は松本零士先生の追悼企画で
第2刷が発行されました。
それぞれ数編の作品を収録していますが、
「成層圏戦闘機」には「鉄の墓標」、
「衝撃降下90度」には「勇者の雷鳴」という
自分の好きな作品が収録されていたので買ってきました。
「鉄の墓標」
「週刊少年サンデー」1973年22号に掲載された作品。
帝国陸軍が開発した四式中戦車が主人公。
75㎜砲を搭載した、重武装重装甲の戦車で、
昭和20年2月に試作車が完成し、実用試験中に終戦となりました。
作品中では、昭和19年3月からのインパール作戦に
四式中戦車の試験車両が投入され、
アメリカ軍の戦車を相手に無敵の強さを証明する、というもの。
作品が発表された当時、四式中戦車のことを知る日本人は少なく、
こんなに強い戦車が日本にもあったのだ、と話題になりました。
「勇者の雷鳴 Rising Thunderbolt」
「ビッグコミックオリジナル」1977年3月5日号に掲載された作品。
太平洋上のアメリカ軍のB-29の基地を攻撃する、海軍の爆撃機銀河の編隊、
長距離の飛行となるため、護衛の戦闘機は付かず、爆撃機のみの編隊だった。
敵戦闘機に捕捉され、追われる銀河隊を救ったのが
どこからともなく現れた、海軍の戦闘機雷電の編隊だった。
航続距離が短く、洋上飛行には向かない雷電でも、
洋上の基地からなら、護衛に駆けつけることができたのでは、
という仮想の戦闘を描いた作品です。
銀河も雷電も、自分の好きな機体なので、お気に入りの作品です。
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