
BBMベースボールカード「2010ファーストバージョン」です。
(左)ロッテ・金泰均選手
(右)ロッテ・小野投手
金泰均選手は、優勝を決めた第7戦で、
7-6と勝ち越すヒットを放ちました。
コレクター魂vol.600 BBM2010 1stバージョン
今回の日本シリーズで気になったことがひとつあります。
「落合監督が2008年に続いてやった失敗」です。
2008年、
落合監督は、シーズン中2ヶ月も離脱していた李炳圭(イ・ビョンギュ)選手を、
セリーグ・クライマックスシリーズで起用、
しかし、第2ステージ(対巨人)では、
打率2割1分1厘、1本塁打1打点6三振という結果に終わって
CS敗退の原因となりました。
この前年の李炳圭選手はCS、日本シリーズで大活躍しており、
短期決戦での勝負強さに期待したのが裏目に出たわけです。
で、今年、
落合監督は不調のブランコ選手を5番で使い続けました。
結局のところ、チャンスでは4番和田選手を敬遠して
5番ブランコ選手と勝負という場面が多々見られ、
日本シリーズ敗退の原因のひとつだったと考えます。
もちろん、外国人選手の魅力は、
状況を一発で変えることのできる長打力です。
そういう選手が5番にいることで、
相手チームにとっては脅威であるし、
また4番の和田選手を簡単に敬遠できないという
戦略的な要素があるのはよく承知しています。
けれど、短期決戦だからこそ、
調子の良い選手から起用するのがベストだと思うんですね。
落合監督も、日本人選手はスタメンから度々入れ替えていました。
けれどブランコ選手は、入れ替えることなく5番を任せました。
結果論で言うのではありません。
選手の状態(不調)など、簡単に見抜ける人であるのに、
どうして「外国人パワーの魅力」に憑かれてしまうのか、
不思議ですね。
>李炳圭(イ・ビョンギュ)選手
コレクター魂vol.554 BBM週刊ベースボール付録