(カルビー・サッカー日本代表チームチップス2013)
リオ五輪出場を逃したなでしこジャパン、
単に出場権を失っただけでなく
これからもまだ、多くのものを失うことになります。
まず、次の東京五輪で国民の期待を受けるのは明らかなので
リオ五輪に出場したうえで、多くの若手選手に五輪の舞台を経験させ
東京五輪での上位を目指すところでしたが、
その機会を失ってしまったこと。
また、
1999年6月のシドニー五輪予選での敗退から、
日本国内での女子サッカーの人気が急速に落下し、
スポンサーが撤退し、選手たちの待遇も悪化、
サッカーを続けるために、
多数の選手がアルバイトをしながら練習していました。
今回もそのようになるとは言い切れませんが、
女子サッカーの人気も待遇も、今後安泰ではないかもしれません。
そして、
リオ五輪に出場する他の競技の選手が
これからマスコミにどんどん露出するのに対し、
女子サッカーには陽の当たらない日々が1年以上続くでしょう。
そんな状態で高い意欲を保ち続けることは大変です。
常に勝利を期待されたため
勝つために、ドイツW杯金メダル組を使わざるを得なかったため、
思い切った若手への切替えが進まなかった、と言われていますけれど、
今後は違います。
ベテランも若手も、平等にチャンスがある(と信じたい)。
2~3年では難しいかもしれないけれど、
強いなでしこが、もう一度見られるように願っています。
「女子版のバルセロナ」とも呼ばれた、
パスワークで相手を圧倒するサッカーも
対戦国に研究され、アジアにおいてさえ勝てなくなってしまいました。
ドイツW杯の栄光は忘れて、
一度ゼロに戻って、今までと違ったチームを作って欲しいと思います。
具体的にはですね、
欧米の高さ(身長)に劣らないチームを見たい、
ワンパック(元アメリカ代表FW)みたいな、
長身の日本人女子選手を東京五輪で見たいものですね。
なでしこジャパン、W杯決勝は7月6日の朝