松阪駅西のベルタウンから、
八雲神社の前の細い市道を南に向かって200m、
町屋建築の民家が残る、松阪市湊町まで歩いてきました。
さらに細い路地が東に延びていて、
両側には昭和の面影が残る飲食店が並んでいます。
そして、この路地の奥にあるのは
松阪市内で唯一現存している「昭和の映画館」なのです。
その名は「松阪大映劇場」、
戦前の1940年頃に「アサヒ館」として開館、
1960年頃に「松阪大映劇場」に改称、
1970年頃に成人映画館に業態変更し、
現在も、35mmフィルムで上映しています。
松阪大映
松阪市湊町153番地
木造二階建(二階席あり)
観客定員数 400名
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/camera.gif)
私が行った日は(と言っても入館はしていませんが)
以下の3作品を上映していました。
「妻たちの性体験 夫の眼の前で、今…」
1980年 主演:風祭ゆき
「家庭教師の濃厚口技 教え上手に…」
2000年 主演:沢木まゆみ
「妻たちの性態 なぶり、なぶられ」
1997年 監督:珠瑠美、出演:神代弓子(イヴ)
アダルトビデオ全盛の現在、
わざわざ映画館に成人映画を見に来る人が、
どれだけいるのだろうと思うのですが、
上記の作品のストーリー解説を読んでいると
意外な伏線が用意されていて、
粗雑な現代のAVとはかなり違うと感じました。
貴重な昭和の映画館でもありますから、
一度、見学してみたいものです。
裏側に回ってみると、
巨大な木造建築であることがわかります。
ただ、これを見て映画館と気付く人は少ないと思いますが。
「500円でお昼ごはん(三重・中南勢版)」を持って食べてきました/味珍ベルタウン店(松阪市日野町)