探偵になる

シリーズのおまけ。

ライム病の彼女がアウトリーチのバンに来た時、バンの運転手であるアウトリーチ ワーカーもバンの中にいた。

バンの中と言えども診察は診察。守秘義務もあるので患者が許可をしない限り第三者はいない。しかしホームレスになった彼女はホームレスアウトリーチ ワーカーの助けも必要だ。と、言うことで運転手でもあるアウトリーチ ワーカーも同席していた。

診察が終わって母娘が帰った後、アウトリーチ ワーカー曰く、美加の仕事って探偵みたい、と。

そうです。探偵的なアプローチって大切なんです。これは尊敬している緩和医師が教えてくれたこと。患者をしっかり理解したいなら、目の前にあることだけに囚われず客観的に大きな視野でしっかり掘り下げると本当の患者が見えて適切な治療ができると。目の前にある事実ばかりを見ていてはその背景にある真実が見えない。臭いものに蓋をしてもその場しのぎで、臭いの元を立たなければ問題は解決しない。こんなところでしょうか？

ライム病に囚われている彼女。ライム病があるかないかに気をとらわれると、他が見えなくなり本質的な問題を見失う。だから誰も彼女のメンタルヘルスを見逃していたのかもしれない。

貴方の好きな探偵ものってなんですか？



あー、甘いものに目がないわ、、、l