一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

新年あけましておめでとうございます。

2024年01月01日 18時37分11秒 | 建築家の日記
▲2023年12月25日 伊勢神宮 内宮 


新年あけましておめでとうございます。
2024年、今年もよろしくお願いします。
年賀状はこれからで、ここで先にご挨拶を。
(みなさんすみません。)

昨年末もおかげ参りに行ってきました。
少し早めの2023年12月25日、26日に行ったため
非常に空いていて、移動時間も短くて済み良かったです。

神社ブームが起こる30年くらい前の
年末の伊勢神宮という感じでした。

しかも、陽射しはぽかぽかで空気は冷たくて気持ち良い最高の天気でした。
 

▲新幹線の移動中から快晴で富士山もハッキリと


▲2023年12月25日伊勢神宮の外宮です。
 空の色や雲は、まるで加工したように綺麗です。(加工していません)


▲その後に バスで移動して伊勢神宮の内宮で御垣内参拝。
 道路も空いていてスイスイ。快晴です。


▲内宮の参道に、この時期に柑橘系の実がなっている樹があります。
 5~6年前に気づいたのですが、毎年確認するのが楽しみとなっています。


▲荒祭宮にもお参り


▲五十鈴川からの太陽を


▲直会は、今回はおかげ横丁には行かず、内宮バス停入口にある店のうな丼の安さに惹かれ
 ふらふらと吸い寄せられて遅めの昼を


▲出てきたのは、写真通りたっぷりウナギが敷き詰められて美味しそう。
 実際に食べた味? 値段だけあって、うなぎの肉厚が薄くイメージとは違いましたが
 安いので仕方ないです。


▲翌朝、12月26日もう一度外宮で御垣内参拝、同じような清々しい天気で快晴でした。


▲外宮の近くの赤福で、赤福ぜんざいを頂きました。

余談ですが、

▲「カラオケ喫茶 お笑い横丁」という店を伊勢駅と宇治山田駅の間で見つけました。
  昭和レトロ館とも書かれていて、行ってみたいような恐いような…
 ここに店があったのは昔から知っていましたが、
 店の内容がこれだったのかまでは記憶にありませんでした。



▲▼この後、名古屋でオープンする自習室の建物の竣工検査に行って、横浜の事務所に戻りました。




皆さんにとって今年も素晴らしい年となりますように。
そして、また年末に私もお参りできますように。

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本日より、解体工事の外壁塗料アスベスト問題に注意

2023年10月01日 15時55分55秒 | お知らせ
▲解体工事中の例 
解体工事は予算オーバーとなってしまういろいろな問題を経験しましたが
今回の2023年10月1日からは、桁違いの大問題となる場合があります 


2023年10月1日から、建て替えや解体工事などについて
悩ましい問題が生じています。

この1年は調査を義務付けてきた
外壁塗料にアスベストが含まれているかどうかという問題です。

もし含まれていたら、大変面倒な手間と費用を掛けて
処分しないといけないのです。

それが2023年10月1日から、確実な処理対応とその証明を
義務付けられるのです。

問題は、その費用です。

屋根材のスレート材料にアスベストが含まれていた場合は、
(よくあります)

10万円とか20万円とかのアップで済むのでまあ許容範囲でした。

ところが、外壁塗料にアスベストが含まてていた場合、

全て手でその塗料を剥がし、散乱しないように特殊な機械で吸い込みながら
の作業になるのです。

作業者も大変な装備で吸引しないようにします。

そのために余分に係る費用は、いくらか?

30坪の木造2階建ての解体で、見積もりを取ったら

「外壁塗料にアスベストが含まれていた場合は
約250万円のアップとなります。」と2社に言われました。

あくまでアップ額です。解体費用とは別にです。

30坪の木造2階建ての解体は、かなり高くなったといっても
通常の条件だと200万円(消費税10%)程度の予算で考えています。

それが250万円加算だと、なんと450万円になるのです。

ある大手の解体屋さんがこの1年で解体した家で調べたところ
その確率は2割を超えたそうです。

本日からは、外壁塗料にアスベストが含まれていた場合
その金額を支払わないと解体ができないのです。

ただでさえ、建築工事費が高騰しています。
アイアンショック、ウッドショック、原油高騰、円安で
コロナ前と比べると、工事費は5割くらい上がっています。

工事費が、5割ですよ!

木材価格は安定してきましたが、全体として下がる気配はありません。

いずれ、運送業界と同じように人件費の賃金問題、労働条件問題が出るでしょう。

職人さんの手間賃は、何十年と上がっていませんし、
残業という概念も週休2日制の概念も、現状はほぼないからです。

しかし、ここで不思議に思うのが2004年まで認定していた材料に
アスベストが含まれているからといって、

その多額な撤去処分費用を全て個人の責任に押し付けるのは、
どうかと思うのです。

なぜ、マスコミもみんな沈黙しているのか、不思議です。

これが医療問題なら、政府がその費用を全額負担していますよね。
排気ガス規制でも、車を廃棄するか使うなとはなりませんよね。

建築業界だけです。いつも軽く見られているのは。
補助金もないのです。

防火サッシ問題でもそうでした。

公的な機関、ほぼ役所と同類といえる機関が
強制的に防火性能を高い検査料や認定料を取って
認定、使用を承認しておきながら、

後で
「やっぱり性能を満たしていなかったから、メーカーは交換が必要」
となり大問題になったのです。

建物に既に付けられた防火サッシを全て交換するのに
どれだけの費用が掛かるか、
それをメーカーが全額負担って有り得ないですよね。

私の事務所にも調査に来ました。
いつ、どこに何軒使ったかと。

これは、最終的に各メーカーが大反対してうやむやになりました。
理不尽すぎますから。

しかし、認定を受けた住宅用の防火サッシが存在しない
ため設計に落とし込めないという大変困った時期もありました。

ちなみに外壁塗料は、下塗り塗料もありますし
2006年くらいまでは、現場で使われていた可能性があるそうです。

まだ17年しか経っていません。
それ以前に建てられた住宅が、どれだけ残っているか。
とんでもない戸数です。

それでなくても、新築工事やリフォーム工事の費用が上がって
予算が足りない、苦しいという連続です。

政府が進めている省エネで性能の良い、耐震強度も強い住宅になるのに
解体工事でさらに追い打ちを掛けないで欲しいです。

空き家問題の解消にも足枷になります。

本日の申請から、この問題が拡がってきて
みなさんのために国土交通省が動いてくれることを願っています。


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木造1階床下地までの工事

2023年07月24日 15時48分30秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲木造住宅の基礎工事のあと、
     土台敷、白蟻防蟻工事、断熱材、床下地合板が終わって
     ブルーシートで養生した上棟前々日の状態  


こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。
今年の初めに、昔のように頻繁に情報発信するぞ、と思っていたら、
もう今年の後半になっていました。(^^;)

基礎配筋や基礎コンクリート、土台敷などは
以前から何度も写真アップしているので
今回は、その直後から上棟前の状態までを説明しましょう。

ここはアッという間に進むので、なかなか見れないと思います。
  

▲基礎コンクリート打設後に、型枠を外した状況


▲▼ 床下の配管工事です。

   給水・給湯の分岐はヘッダーを使ってジョイントが外れないようにします。


▼ 床下と外部桝の配管工事です。




▲土台が現場に運び込まれます。

 土台や大引きを敷いて、白蟻防蟻工事を行ないます。
 ここまでは、何度か紹介しています。


▲これが、床下の断熱材敷きです。
 断熱材の性能で厚さを決めます。
 これは一番性能が良い断熱材で、その分、薄くてすみます。

 最近はプレカットといって、事前に寸法カットしてもらった断熱材を
 大工さんが入れ込む、というパターンが多いです。
 ここは、大工さんが現場で寸法を測りながらカットして丁寧に入れてくれています。


▲足元にある僅かな隙間もしっかりと隙間なく断熱材を入れる、これが大切。

 この大工さんは、いつも丁寧にしてくれます。
 断熱材を受ける金具があるのがわかります。


▲土台の下の基礎との間にある緑色の発泡剤も断熱材です。

 これは気密目的の発泡剤で、
 他の箇所は土台下で床下通気を取るのでそのままですが、

 玄関などは、冷暖房効率を考えて
 外部からの冷気や暖気を遮断するために塞ぎます。

 また、土台にある丸い金具がアンカーボルトです。
 昔は、ボルトが上に飛び出していました。

 現在は、ナット部分を土台に埋め込む金具が通常は使われ
 それも改善されながら進化してきています。



▲土台の材料を示しているJAS規格のラベルです。

 国産無垢桧材、強度を示すヤング係数E90以上、含水率15%以下
 などの性能や、岡山産であることが記載されています。


▲▼床の合板を敷き終わったところ。
  仮止めですが、土台敷からここまで大工さん2人で1日で行います。




▲▼ついでに、下地合板のマークも

  JAS規格、厚さ24ミリ、構造用合板特類、国産材100%、
  石巻工場などがわかります。




▲この合板は、撥水処理をしているというマークです。


そしてトップの見出し写真に至るのですが、
雨で床下に水が入らないように、簡単にブルーシートで囲っています。

もし雨が入った場合は、床下に水抜き穴もありますが、
それだけでは濡れたままなので、
工事中に乾燥するまで、床下換気口から確認を続けます。

この翌日以降に外部足場、さらにその翌日以降に上棟、
と続くことになります。


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間取り図ミステリー

2023年02月02日 22時57分18秒 | お知らせ
▲既存図面への現調時の描き込みイメージ図 


2024年2月29日放送分はこちら

2022年5月12日放送分はこちら

本日の2023年2月2日、
「間取り図ミステリー」がTV放映されました。

平面図ではなく、一般の人がわかりやすい間取り図で表現して
変わった間取り部分をクイズにしているTVの特番です。

この番組では 見取り図 のお二人はレギュラーです。
ボケとツッコミのテンポが良く面白い芸人さんですね。

今回は3回目で、どこをクイズにするかはTV局が考えているのですが
その建物の間取り図をミタス一級建築士事務所が監修しています。

番組で紹介される間取り図は、
ミタス一級建築士事務所のスタッフに
打ち合わせをしながら描いてもらっています。

一般的にですが

不動産屋さんが記載した間取り図や
ネットで掲載されている同じ建物の間取り図でも
間違いだらけでいい加減な間取り図もあります。

正確な平面図のない建物、
平面図とは変更になっている建物も多く、

現場写真や現場動画などから
推定して訂正する必要もあり、

スタッフは描いている時間よりも
調べて描き始める前までの方が
時間は掛かっています。

私も一緒に推定、修正指示を出して
テレビ局の担当者と相談しながら完成しています。

全く資料の無い建物では
スタッフに現地出張してもらいました。

海外ロケでの紹介もあり
海外の建物を動画で観るのは楽しいです。

私にはクイズの内容よりも (^^;)
見取り図さんのお二人とゲストの皆さんとの
やり取りが面白いです。

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新年明けましておめでとうございます。

2023年01月01日 19時30分43秒 | ユーザーの方へ
▲2022年12月30日 伊勢神宮、外宮にいた神馬、笑智(えみとも)号 
アップで観れば良くわかると思いますが名前の如く本当に微笑んでいるでしょ?
縁起も良いし、名前も良いし、凄いと思い今年初めにアップです。 


新年明けましておめでとうございます。
ユーザーの皆様、ご無沙汰しております。
今年もまだ誰にも年賀状も書いておりません。(^^;)

12月30日と12月31日は、
伊勢神宮へおかげ参りに行ってきました。
写真は最後にアップします。

HPやブログ更新しておらず、心配のお声を頂いておりますが
昨年も例年通り

新築の設計監理
リフォームの設計監理
メンテナンスや修繕
工事中の検査
完成後の検査
建築トラブル相談
建築紛争処理(裁判、調停、紛争処理センター)
TV局のお仕事…etc

さらに、新しい分野が増え私が忙しいため
HPやブログを更新すると、問い合わせが増えてしまうので
更新せずにひっそりとしていました。

それでもミタス一級建築士事務所にと
辿り着いた縁のある方にのみ、対応させて頂いていました。

新しい分野、というのはいつもの業務に加え、

空き家活用を実践体験するため

四国の高松市に中古戸建てを安く購入し
リフォーム工事代金を抑えるべく、
DIYを行いながら(飛行機で飛んで宿泊して)
プラス現地工事業者に交渉して
安くリフォームをしてもらいまた。

1軒は貸家として稼働しており、
もう1軒は、現在リフォーム中です。

なぜ高松市に?
戸建てっていくら?
どんなリフォーム?
儲けてるの?(笑)

というご質問には、またの機会に詳しく。

今回申し上げますのは、
依頼者が私のリフォームですから

TVの劇的ビフォーアフターでもそうでしたが
自分勝手にできて、誰にも承諾を得ないで良い
リフォームなので、気軽で楽しいのです。

好きなことを仕事にするだけでなく
自分の好きなようにするため独立して

趣味は仕事と公言しているように年中無休で
事務所で仕事していますが、
(今日の元旦も事務所です)

普段の設計は、自分の好みだけではなく
ユーザーの希望を取りいれますから
100%思い通りではないのです。

自分で購入した空き家リフォームは
予算が少なく限られたリフォームであっても
自分勝手に、思いのままというのがより面白いのです。

肉体的に大変なDIYで、
日程的にも出張で何泊かしますので
その前後は、スケジュール的に忙しくて大変です。

しかしスタッフが、補ってくれていますので
有難いことに続けられています。

昨年の5月からほぼ毎月、高松市に出張していました。

他にも、
ユーザーメンテナンスでご希望が多いのが
外壁塗装です。

いつものように監理にこだわって行ない、
シーリング材は良い物が開発されたので1択ですが、

外壁塗料にこだわるため、メーカーとタイアップし
現在詳細を打ち合わせ中で、

今年は、ミタスプラチナとミタスFという外壁塗料を
オリジナル塗料で新しく発売予定です。

超高品質な塗料なのはわかっていましたが、
いままで高価で使えませんでした。

コストパフォーマンスを上げるために、
メーカーとタイアップ、オリジナル塗料で安く仕入れ
職人さんに支給して工事費を抑えて使えるようにするためです。

これを使い、シーリング材も既に指定していましたが、
これもメーカーとタイアップして既製品のまま
安く仕入れることができそうです。

外壁塗装や空き家リフォームを
遠隔地でも設計監理できる方法を現在考案中です。

というような、既にお知らせできる
新しい分野でも発信すべきことがでてきますので、
今年は、HPやブログで情報発信していきます。

なお、新築後の訪問、1年点検、10年点検やその他のメンテナンスなど
コロナ禍で、こちらからは皆様へアプローチしないようにしています。
皆様から、具体的にリクエスト頂きますよう、お願い申し上げます。

  

▲2022年12月30日 伊勢神宮の外宮です。まだ人が少なくて参拝しやすいです。
 到着の30日は、外宮だけ参拝し、最初の笑智号をゆっくり眺めていました。


▲▼2022年12月31日 伊勢神宮の内宮です。
 正月になってしまうと、早朝でもこの何百倍ものとんでもない人数が押し寄せます。
 今回は連日、天気が穏やかでコートは荷物と一緒にロッカーに入れたまま参拝できました。

 2日目は、外宮のあと内宮へ、いずれも御垣内参拝です。
 例年は、夜明けとともスタートですが、今年はコロナのことがあり、
 朝8時半から御垣内参拝はスタートとのことで、ゆっくり行くようにしました。





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