光のラインが美しいですね
本日は、ベルリンの壁とそれに隣接して建てられた「融和のための礼拝堂」の紹介です。
みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。
ドイツエコバウ建築ツアー(27)になります。
ベルリンの壁が壊された歴史的瞬間をテレビでご覧になられた方は多い?
のではないでしょうか。
残されたベルリンの壁と道路を挟んであるその資料館に行きました。
▲これが、残されたベルリンの壁の一部です。
▲道路を挟んで資料館があります。看板の写真が歴史を物語っています。
▲資料館の上から観たところ
さらに、そこに隣接して「融和のための礼拝堂」があります。
▲外観です。内部に土壁の建物があります。外部を木で覆っています。
ベルリンの壁ができたことで、信者は西側に教会は東側に分断されてしまいました。
それでも当初は特別な許可を得て、信者の人は教会に通い続けていたとのことです。
しかし、東側は美しいレンガ造りの教会を爆破してしまったのです。
さらにその4年後、今度はベルリンの壁が壊されました。
敷地を譲り受けた信者が、壊れた教会のレンガを拾い集め、さらに砕いて土壁の材
料にしたのです。
この建物は、ドイツでは初めて強度を認められた、土壁でできた宗教的建築物と
なりました。
▲礼拝堂内部です。壁はすべて土壁。高さは7.2メートル。厚さは60センチの壁。
ドイツの家の壁は通常でも40センチ以上あります。
亜麻の繊維を加えるなどの研究を行い、コンクリートと類似の強度と認められました。
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