一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

ベルリンの壁

2008年07月29日 10時43分12秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲「融和のための礼拝堂」の建物内部へ入ったところ
      光のラインが美しいですね



本日は、ベルリンの壁とそれに隣接して建てられた「融和のための礼拝堂」の紹介です。

みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

ドイツエコバウ建築ツアー(27)になります。

ベルリンの壁が壊された歴史的瞬間をテレビでご覧になられた方は多い?
のではないでしょうか。


残されたベルリンの壁と道路を挟んであるその資料館に行きました。




▲これが、残されたベルリンの壁の一部です。



▲道路を挟んで資料館があります。看板の写真が歴史を物語っています。



▲資料館の上から観たところ



さらに、そこに隣接して「融和のための礼拝堂」があります。




▲外観です。内部に土壁の建物があります。外部を木で覆っています。


ベルリンの壁ができたことで、信者は西側に教会は東側に分断されてしまいました。
それでも当初は特別な許可を得て、信者の人は教会に通い続けていたとのことです。

しかし、東側は美しいレンガ造りの教会を爆破してしまったのです。


さらにその4年後、今度はベルリンの壁が壊されました。

敷地を譲り受けた信者が、壊れた教会のレンガを拾い集め、さらに砕いて土壁の材
料にしたのです。

この建物は、ドイツでは初めて強度を認められた、土壁でできた宗教的建築物と
なりました。




▲礼拝堂内部です。壁はすべて土壁。高さは7.2メートル。厚さは60センチの壁。
ドイツの家の壁は通常でも40センチ以上あります。
亜麻の繊維を加えるなどの研究を行い、コンクリートと類似の強度と認められました。



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ドイツエコバウ建築ツアー

2008年07月22日 12時47分30秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲この建物にブレンネ設計事務所があります。



みなさん、こんにんちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

お待たせしました。ドイツエコバウツアーその(26)になります。

ブルーノタウトのアンクルトムの小屋

の続きです。


ブレンネ設計事務所で、スライドなどの説明を受け、オフィスも見せて頂きました。





▲これが、そのオフィスの一部です。



▲復旧前と復旧後の写真のスライドです。




▲このあと拝見したエコロジー集合住宅の説明




▲内部も拝見できる、有名でそして楽しみな住宅です!
 後日に単独で紹介します!









▲スライドでも説明のあった、エコロジー集合住宅を案内して頂き、
 実際に見学しました。


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ブルーノ・タウトのアンクル・トムの小屋

2008年05月27日 16時03分57秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲ベルリンにあるブルーノ・タウト設計のアンクル・トムの小屋と呼ばれるアパート群



みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。
ドイツエコバウ建築ツアー(25)です。

ブルーノ・タウトという名前は、建築関係の勉強をしていなくても聞いたことが
ある人も多いと思います。

芸術関係から建築へ進んだこともあり、特に色の使い方にこだわりと特徴が
あります。日本へも来日しており桂離宮や伊勢神宮などの日本の美に感激したり、
熱海の日向利兵衛別邸でインテリアデザインを行ったことでも知られています。

アンクル・トムの小屋と呼ばれている、70~80年前にベルリンに建てられた
アパート群ですが、完全に褪せてしまった昔の色を再現しようと、
修復作業が進んでいます。


様々な資料や現場に僅かに残った染料から、色の分析を行ってブレンネ設計事務所
がこれを行っています。


当時好まれていた建物の色は白でしたが、ブルーノタウトは、これに反発して
色ペイントを使い、街を健康的なイメージにしたかったようです。





▲グリーン、ブルー、レッド、イエロー、ホワイト、ブラックを使っています。






▲雨の日でしたが、ブルーが綺麗に見えます。植物の緑とも溶け合っていました。






▲テラスハウス、長屋タイプです。どこの国に行っても、落書きは見かけます。



▲同じグリーンでも、それぞれ色を変えています。






▲この人が、ブルーノ・タウト。
右のポスターは、建物の修復中を表しているイラストです。



▲真ん中にいる人がブレンネ設計事務所のスタッフです。案内してもらいました。



他のエコロジー集合住宅にも連れて行って頂けました。
さらに、設計事務所内でスライドで他の仕事などを見せてもらいながら、
代表のブレンネ氏が、わざわざ説明してくれました。
後日これらも簡単にアップします。




建築家 横浜 ミタス一級建築士事務所

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ベルリン郊外のホリディインホテル

2008年05月20日 17時57分07秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲シェーネフェルト空港に隣接したホリディインホテル



みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

ドイツエコバウ建築ツア-(24)です。

今回は、3泊したホリディインホテルの紹介です。

ベルリン郊外の空港に隣接したビジネスホテルです。
この空港は、旧ドイツ領で、周りには何もありません。
飛行機も飛んでいることに気付いたことはありませんでした。


滞在した時期は、ベルリンやドイツの都市が一番混んでいる時期で、
JTBと現地のコンダクターが必死になってようやく確保してくれたのです。
ベルリン市内であれば何かと便利だったのですが、そういうわけで確保できただけ
OKという状態でした。

そのため、このホテルへ鉄道の最寄り駅から外灯も無く真っ暗な道を、
方向もエイヤと思った方向へひとりで歩いたことなど楽しい想い出もありますが、
エコバウツアーの最後の方にご紹介することにして、このホテルを写真で紹介です。





▲外部カフェテラスの部分です。



▲ロビーですが、ホテルフロントと逆方向のラウンジになります。



▲ラウンジの奥は、バーになっていて夜は、ワイワイガヤガヤ、
外人が(当たり前…)おしゃべりしていました。



▲2階からロビーを見ると、縦のブルーのバーチカルブラインドがアクセントに
なっています。シースルーです。イタリアのホテルでも同じようなパターンが
ありました。高さを強調しています。こういう高さのある部分には、
私はバーチカルブラインドを一度はお勧めしているのは、このためです。
それも、こういう広い空間にはアクセントに思い切って色を使ってみたいですね。



▲青い柱がアクセントになっています。写真がピンボケのため分かりにくいですが、
塗装で大理石の石のような模様を再現しているのです。
これを見て、私が一番のポイントのアクセントに、どんな仕上げにしようかと
迷っていた設計が決まりました。日本では、アイカというメーカーの
イタリアンアートシリーズの仕上げに同じようなものがあります。



▲マガジンラックに照明が組み込まれ、アクセントを兼ねて光っています。




▲もう少し分かり易いのがこれです。



▲階段の裏も曲線にすることで、空間を楽しいものにしています。



▲室内は、ビジネスホテルですからこの程度。



▲▼洗面はこれ。白黒写真じゃないですよ。
御影石のカウンターに大理石が白と黒、グレーのモノトーンですが、
木製の鏡のフレームとドアーは色が付いているのが、わかりますね。
あと、ここにある手元ミラーの拡大鏡。海外では当たり前で、
私は目にまつ毛が入ったときなどにも、便利だと思うのですが(笑)
みなさん、不思議なことに不要だとおっしゃいます…。






次回は、ブルーノ・タウトが設計したアンクル・トムの小屋と呼ばれている
アパートや住戸群を紹介します。これは、その当時の色を再現しようと、
改修が行われているものです。お楽しみに。



住宅設計 ミタス一級建築士事務所

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ドイツのカルチャーハウス(3)

2008年05月15日 11時37分50秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲アルバーアァルトが設計したカルチャーハウスの平面図




みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。


ドイツエコバウ建築ツアーその(23)を紹介します。

ドイツのウォルスブルグにある、アルバーアァルトが設計したカルチャーハウスの
内部です。

最初の写真にあるように、平面の間取りは、手の指を都市の中心に向かって差し出
しているようになっています。(手の指というより、足の指に近いかな)


前回の玄関側の外観写真と、この額に入った平面プランを見比べてご覧下さい。




▲エントランスを、前回とは別の角度で。低めの天井にも意匠を常に意識していま
す。




▲このスタッフの方に内部の案内をして頂きました。




▲この椅子も自ら設計したものということです。




▲図書館の一部





▲内部にあるカフェです。




▲エントランスホールから2階に上がったメインホール
 低めの天井・壁・手摺の直線ラインが美しいです。
 部分的にアール(丸)の曲線を入れてバランスを取っています。
 柔らかい木質の素材感、硬い床の大理石、白いシンプルな壁の漆喰や柱の
 組み合わせで飽きませんね。




▲同じくホールです。視点を少しずらしました。




▲縦のラインの強調が多いですね。




▲窓下は、ベンチとなっています。これは待合のためのベンチです。
 さらに、このベンチには風が入ってくるように、下の写真のように…




▲こういう木製開閉窓も付いています。


次回は、ベルリン郊外旧東ドイツの空港に隣接したビジネスホテルを紹介します。

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カルチャーハウス(2)

2008年05月08日 14時05分05秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲建物に入ったところ、エントランスホールと階段。この手摺デザインも評判が良い。

みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

ドイツエコバウ建築ツアーその(22)として、昨日に続き
アルバーアァルトが設計したカルチャーハウスの内部を紹介します。

内部でもこの建物のトップライト(天窓)が重要な役割を果たしているので、その写真をまとめてお見せします。

図書館やカルチャーセンターなどの必要な柔らかい光や明るさをトップライトの形状や取り付け方を工夫しています。

昨日、最初にこのトップライトの外部側を何枚かお見せしたのも、このためです。




▲▼図書コーナーですね。天窓の形状が良くわかるように、下の写真を参照。






▲この写真もトップライトがあるので天井が明るいことはわかりますね。
形状は、下の写真を観てください。




▲▼天窓の内部側の形状がわかりやすい写真です。



▼以下にも様々な場所にトップライトが、この建物には採用されています。

















住宅でトップライトを利用する場合は、

雨漏れ
結露
夏の日射の暑さ
断熱性

の4つを考慮しましょう。




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アルバーアァルトが設計したカルチャーハウス

2008年05月07日 12時31分47秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー

▲ドイツのウォルスブルグ、アルバーアァルトが設計したカルチャーハウスの玄関側外観



みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。


ドイツエコバウ建築ツアーその(21)を紹介します。

ドイツのウォルスブルグにある、アルバーアァルトが設計したカルチャーハウスです。1962年に完成しているはずです。

この街にとっては、文化的施設というだけでなく、もっとも重要な建築記念碑のひとつと言われているそうです。


手摺やドア、壁面照明、座席など細部にわたってアルバーアァルトが設計しています。この細かな部分までこだわって設計したことが、建物全体の設計コンセプトだけでなく、評価が高い理由です。

この施設は、市立図書館、成人教育センター、講演ホール、絵画スタジオ、読書庭園付きの子供図書館などひとつの建築にまとめています。


建物の外周には広場があり、特に玄関側の外周は市民の憩いの広場的な、店舗も周りを囲み大きな広場になっています。

今日は、外部と屋上のトップライトの写真をアップしておきます。
トップライトは、この建物にとって重要な役割を果たしています。






▲玄関とは反対側からの外観



▲建物玄関です。2階が建物外周に大きくせり出して、庇の役割をしています。



▲玄関入り口に近づきます。木製ドアーですが、
 これくらい庇があると、木製ドアーも耐久性が出てきます。



▲屋上とトップライトの写真です。



▲トップライトの拡大ですが、銅製の金属にガラスを組み合わせています。



▲これも同じくトップライト。どうやって、雨や結露を防いでいるのか、よ~く観ておきました!



内部の写真は、次回のアップで!



住宅リフォーム ミタス一級建築士事務所

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ドイツのリボス社と郊外住宅

2008年04月22日 16時06分14秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲ドイツのリボス社 外観



みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

ドイツエコバウ建築ツアー(20)です。

ドイツ郊外、ウィーレンにあるリボス社の研究開発所の見学です。
ここで、簡単なランチと講義を受けました。

リボス社は、自然塗料で私もよく使います。

床や建具、棚板、枠など水性や有機溶剤を使った従来の塗料より、
自然素材のみを使った塗料やワックスなので、環境にも健康にも優しいからです。

以前、現場で私がこのリボスの自然塗料を
間違って飲んでしまったことがありました。(笑)

小さなお茶のペットボトルを現場監督が

「清水さん、これ」と休憩時間に私に渡したので、飲まないと悪いと思い、蓋が一度明けてあった感触はあったのですが、そのまま一気に飲んでしまいました。

私が、「あっ!」と感じて飲むのを止めたときには、ひとくち目を飲みこんで、さらにふたくち目を口の中に入れたときでした。現場監督は、唖然と見ているだけでした。(笑)

慌てて、洗面に駆け出して口の中に入ったものは吐き出しましたが、既にしっかりと飲み込んでいました。

幸い、特に体調を壊したわけではなかったので、この自然塗料の安全性が多少、証明された…というわけです。

現場監督は、余った予備の塗料をお茶の小さなペットボトルに入れて、私に今後のために渡したつもりだったようです。(^^)ゞ


同じ自然塗料で、リボス社以外に、やはりドイツ製ですが、オスモ社があります。

これも、以前は良く使っていましたが、リボス社より、液体がドロっとしているので、塗る労力が掛かります。結構大変です。

自然塗料は薄く延ばすので、オスモ社の方が同じ価格でも多くの面積が塗れますが、塗る労力を考えると、シャブシャブのリボス社の方が塗り易いので、最近はリボス社のものを使っています。

材料代だけを考えると、リボス社の方が、私の感覚では2倍くらいの価格になると思います。

ご自身で塗られるときは、手間は掛かってもできるだけ材料のコストを落としたければオスモ、少しでも手軽に塗るのであれば、リボス社の自然塗料が良いでしょう。


なお、リボス社には、床材そのものやその他製品もいくつかありますが、私が普段使っているのは、ここの自然塗料やワックスだけです。






▲リボス社の1階内部ホール部分 ここで、ミニセミナーを受けました。外観と同じレンガ造りです。一部鉄骨を使って屋根を支えています。



▲同じくリボス社の2階部分 カラフルな塗り壁でした。




▲廻りの民家を観てみました。レンガ造りが多いです。柱や梁を外部に出していますね。その間をレンガで積み上げていってます。パラボラアンテナのようにものが、3箇所くらいこの家に取り付けてあるのが見えました。



▲こちらは、漆喰壁です。




▲ご覧のように、この地域はレンガ造りが多かったです。



▲これは、家に付いた倉庫か納戸か…子供たちが見ていたので、パチリと撮ってしまいました…。本当はダメかも…。



次回は、ウォルフスブルクにあり、アルバー・アァルトの設計したカルチャーハウスです。
細部までこだわってこの建築家が設計したことが、賞賛されている建物です。



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ハンブルグのソーラー住宅

2008年04月03日 18時38分37秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

ドイツエコバウ建築ツアーその(19)です。

ハンブルグにある、ソーラー住宅群です。

こういうところでは、必ず下の写真にあるように個別のソーラーに
集中管理のボイラー室があります。

これは、戸建て群だけでなく、マンション群などでも同じです。

日本のソーラーシステムでは、地域や条件によってかなり異なりますが、10平方メートルの面積(6畳くらいの大きさ)で、1KWくらいです。

いざという停電時に、日本では自宅で使えるのは1.5KWまでと決まっていてそういうシステムになってしまっていますから、たくさん付けてもすべてこれで電気が賄えるわけではありません。

もちろん余剰電力は、電力会社に買い取ってもらうことができます。
3KWくらいがひとつの目安です。





▲家の南側の屋根は、当然ソーラーが載っています。



▲わかりにくいですが、車庫の屋根は、ほとんど植栽のグリーンで覆われています。



▲左にいる人が、このソーラー住宅群を開発したガス会社の職員さんで、案内して頂きました。南の屋根にソーラーパネル、北の屋根にトップライト(天窓)です。



▲これが、この地域の集中ボイラーです。



▲システム概要図



▲内部は、こういうボイラーや配管の機械だらけです。


次回は、いつも床材や木部の自然塗料でお勧めしている リボス社とその付近の建物を紹介します。




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ハンブルグのメリディアンホテル

2008年03月27日 10時34分26秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲この日泊まったのは、メリディアンホテルです。
そういえば、イタリアフィレンツエでも同じ名前のホテルで滞在していました。


みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

ドイツエコバウツアーをどんどん、写真で紹介していきましょう。その(18)です。

前回のブログ 2008年3月24日 で紹介したあと、ホテルに夜遅く着きました。

このホテルは特に特徴があるわけではありませんが、写真だけ紹介しておきます。




▲▼ホテル室内、この日は、夜遅かったこともありバタンキューでした。




















この後は、ハンブルグのソーラー住宅を訪れますが、それは次回に!


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伝説のヒーローに会いました!

2008年03月24日 15時52分48秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲右にいる人が、伝説のヒーロー、ミヒャエル・パクシース氏です。




本日のドイツエコバウツアー(17)では、伝説のヒーローのお話です。

ドイツのエッカーンフェルデ市は、環境保護という面で世界的に有名になっていて、日本からもたくさん役所から見学に行っているそうです。

有名になった背景には、この伝説のヒーローと呼ばれているミヒャエル・パクシース氏の存在があります。





▲この緑の多い、小さな小道の向こうに何があるでしょう??






▲この二つのショップがあります。この採算が合わなさそうな場所に、地域住民、
特にお年寄りのためにアイデアを駆使してこれらチェーン店の誘致を成功させたのも、
役人であるミヒャエル・パクシース氏でした。


自然との調和を考えながら開発された住宅地







▲自然保護を優先し環境を守りながら、住宅地を造っていく。
そのための工夫や様々なアイデアを出して、
ほとんどすべてを市議会に認めさせたのも、彼なのです。


そして、隣接した場所に大開発が控えていましたが、
それも自然保護のために開発をストップさせ、撤廃させました。

さらに、伝説のヒーローと呼ばれるまで有名になったのが、


▲この家庭菜園に囲まれた道を過ぎて、さらに森の道へと入っていくと…



▲この沼があるのです。この沼を造るのに予算は全く無かったのです。
そのため彼がひとりで、バケツ1個で造り上げたのです!!
このことが、生きているのに…(^^)ゞ 
伝説のヒーローと呼ばれるようになった所以です。




この話は有名で、日本の雑誌や書籍などでも出ているようです。掛かった費用はバケツ1個の値段だけで400円だったとのことでした。

彼が、バケツで水を運んだのでありません。(^^)ゞ
一休さんを超える素晴らしいアイデアでしたが、作業は簡単なものでした。後は待つだけで…。こうなったのです。


現在は白鳥などの水鳥も何羽かいます。
憩いの場であり観光地ともなり、この沼はビオトープとしての役割も果たしているのです。



このミヒャエル・パクシース氏は、実は私と同じ生まれ年でした!

「何月生まれ?」と聞くと確か「9月生まれ」と答えたと思います。
「オオ~!同期!同期!」(笑)

さらに、ミヒャエル・パクシース氏の紹介写真は、すべてギターを持っていたり歌っている写真ばかりでした。その理由を聞いてみると、


「もともとは、歌が好きで歌手なんだ。でも、食べていけないから役人の仕事をしているんだ。」とのことでした。

えっ?私がドイツ語で聞いたのかって?

いえいえ、通訳のグリムさんに聞いてもらったのです!(^^)ゞ
グリムさんの話では、グリムさんもCDを聞いたことがあり、
歌の中には環境保護をテーマにした歌もあるそうです。

素敵な歌声だとのことでした。ちなみに通訳のグリムさんは、ドイツに永住している日本女性です。





▲ミヒャエル・パクシースと最初に会ったのは、ここで夕食?のサンドイッチを頼んで
食べている最中でした。一番上の写真は、この店先のテーブルの前でした。
その後、座ってもらい話を聞いていましたが、英語で話をしてもらっているときは、
わかりやすかったです。ドイツ語は、全くわかりません!



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ドイツのエコロジー住宅村

2008年03月18日 18時09分58秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
           ▲ヴィルデンラッハにあるエコロジー住宅の内部

みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水 煬二です。

本日は、ドイツエコバウツアー(16)になります。


キールのヴィルデンラッハというところにある、エコロジー住宅を見学に行きました。

ここでは、約20年前に建てられた住宅が20戸くらい集まっています。
ドイツでも20年前にエコを唱える人たちは異端視されていたそうです。

ドイツでさえ、国をあげてエコロジーに真剣に取り組み出したのは、ここ10年くらいだと、ドイツの建築家であるホルガー・ケーニッヒが言っていました。


このエコロジー住宅群は有志が集まり、みんなで小さな村を造ったのですが、スタートするまでも、異端視されていたので大変だったとのことです。当然、自分たちが計画して、システムを考え、自分たちの手で造ったのです。


エネルギーは、太陽電池やボイラーも村の集中式を利用しています。
汚水の浄化についても、システムができていて、我々が使用している通常の機械を使用して浄化する方法よりも、はるかに綺麗な水となって、自然に帰されていきます。

但し、そのための日数も掛かりますし、大きな自然の土地も必要とします。
自然のあるがままにということで、この地域にある森も人間の手をいれることなく保存しています。

写真は掲載していませんが、これらのシステムもすべて拝見して説明を受けることができました。













▲説明して頂いた右側の女性が、この村のリーダー世帯の奥様です。建築士でもあります。左の男性は、ツアーコーディネーターで建築家のホルガー・ケーニッヒです。



▲拝見した内部の小屋裏部屋



▲壁も天井も漆喰でした



▲写真ではわかりにくいですが、外壁と軒裏の取合いにも工夫がされていました。





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キールの海上ハウス

2008年03月12日 15時05分55秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
          ▲キールにある海上ハウス

みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水 煬二です。

本日は、ドイツエコバウツアー(15)になります。

ドイツのキールにある、海上ハウスです。自給自足エネルギーです。


上の写真に小さく3人が写っていますね。今回のツアーコーディネーターのケーニッヒ、この海上ハウスのオーナー兼インテリアデザイナー、この海上ハウスの設計者の3人です。




▲入り口のアップです。入り口はトーンを少し落とした赤に青。内部はスッキリしていますよ。




▲内部キッチン アイランド型です




▲キッチンからダイニング側を見る 一段下がってリビングがあり、その向こうのガラスの外は外部テラス、甲板です。




▲リビングと外部デッキ 地下への階段が見えます。ホームページの見出しに使った写真です。




▲2階には、洗面とジャグジーがあります




▲これがジャグジー




▲外部デッキからハウスを見る




▲こういうスイッチ類から照明器具まで、オーナー兼インテリアデザイナーがデザインしたそうです。




地下には、この建物を維持する装置や機械があり、それも説明を受け見学しましたが、写真はカットします。


インテリアデザイナーであるオーナーが一番苦労したことは、インテリアの重量だそうです。船ということもあり、総重量の制限があったからです。すべてのインテリア部材の重量を計算しながら、デザインしていったとのことでした。


建築家である設計者は、ハリソンフォードを思わせる風貌でした。やはり、単なる建物ではないため、設計には苦労されたようです。


この海上ハウスは、実際には住んでいるのではなく、パーティーなどの貸出し用として人気があるようです。レンタル料は聞きましたが忘れました。(^^)ゞかなり高額だったと思います。

海上イベントなどには、当然海を移動して行き、人気があるそうです。


デザインは非常にシンプルで、スッキリしています。私はこういうテイストは好きです。どちらかと言えば、男性好みそうなインテリアだと思いますが、いかがでしょうか。




住宅設計 ミタス一級建築士事務所

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究極の自然素材住宅(2)

2008年02月21日 13時48分50秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
      ▲これは、デンマークでの写真です。水辺の街並みが綺麗ですね。

みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。ドイツエコバウ建築ツアー その(14)になり、前回の続きです。

ゲオルグ・コンラディ教授が実際に建てて、使用している建物の見学でした。

説明は、2008年2月6日 をお読み下さい。



▲ この建物です。地元テレビ局が、日本から見学に来るということで撮影に来ていました。








▲平面的には、写真右に続きの建物があり 下の写真のようにL字形 になっています。







▲窓は当然、木製です。



▲見学が終わったとき昼食の時間だったので、このホールのテーブルの上に、果物、ジュース、ワイン、パン…。一杯あって、食べ放題でした!やった~!(^^)ゞ




▲ローカの両側が部屋です。



▲部屋の中ですが、ロフトになっています。




▲ロフトです。


下の写真は、この建物とは関係ありませんが、途中の街並み。

本日、本文は手抜きのため、写真の枚数でお許しよろしく!









悩んだすえ、昨日デジカメ一眼レフと超広角レンズを購入しました。もう少し綺麗な画像を撮りたいので、写真に凝りだすかも…。面倒だと続かないか。



横浜市 注文住宅 

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究極の自然素材住宅ドイツのリューベックで

2008年02月06日 14時59分10秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
               ▲ これが室内です

ドイツエコバウ建築ツアー その(13)になります。

こんばんは、ミタス一級建築士事務所の清水です。


キールからドイツのリューベックへ移動しました。ベオルグ・コンラディ教授が自然素材、しかも再生可能な原料で試験家屋を大学の敷地内に建てたものを拝見しました。






具体的な材料は、木材・ガラス・葦・膠(にかわ)のみです。これぞ、究極の自然素材住宅です!!






▲これが入り口





その試験家屋を見学し、スライドを使っての30分程度のミニ講義を受けることができました。なんて、凄くて嬉しいツアー!!!個人ツアーでは、これは決して無理です。


▲屋根、床、壁の説明スライド



▲屋根には、この葦を載せます。断熱効果も



寒さ・暑さに対して断熱材も不要で、防火に関してもドイツの基準を満たしていました。実際に屋根で火災を発生させ、類焼の危険性や室内側の材料温度なども測定して実験は成功したとのことです。


▲燃焼させた屋根




▲右から、ゲオルグ・コンラディ教授、建築家でツアーコンダクターのホルガーケンイッヒ氏、私、主催してくれた池田コーポレーションの社長(許可を得ていないので顔を隠しました!)



この家の凄さは、壁の厚みが32センチ  屋根が 21センチの無垢の木でできているのです。膠で簡単に接着して木製の釘のようなもので合わせて厚みを出しているのですが、この厚みなら断熱材は不要ですね。再生も簡単です。

この厚い無垢材が構造体であり、断熱材であり、防火材、防水材、となっているわけです。

たまたまテレビでこの構造体のことを以前聞いていたこともあり、興味深く拝見し講義を聞かせて頂きました。




このあと、試験家屋ではなく、実際に使われている建物へと移動したのです。それは、次回ということで。






住宅の設計事務所

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