2010年4月10日 オーストリア リンツの続きです。
場所はバスで移動して40分後です。
取り扱いは、100%有機的農法で造った食品ですし、
建物の素材やエネルギーも環境に負荷を掛けない方法を
徹底して考えて2002年に建てられましたスーパマーケットです。
▲▼有機農法の色鮮やかな野菜たち
▲店内ですが、建物は木造です。
▲外壁の仕上材は、無垢のカラ松材
▲木のフレームに、ガラスパネル。
断熱材としてストロー(ワラ)を使い、その厚さは50センチ!です。
それ以外の部分は、漆喰です。
▲右が、オーナーのライトナー氏です。
80haの農地を持ち、100KM圏で1400世帯に宅配も行っています。
この1年で売り上げは2倍になったそうです。従業員は130人。
▲これは、2階のオフィスのローカ部分
▲同じく2階の休憩所
▲地熱エネルギーを熱交換で100%使っています。
深さは地下57メートルです!石油・ガスは一切使わず。
電気はソーラーで大部分まかなっていますが、
一部エコ電気(電力会社から風車やソーラーで造った割高な電気)を使用。
ちなみに日本では、ソーラーを通常の電気で使うと、
残念ながら、送電をしてくれないのです。
▲これは、倉庫。20台の大型トラックで配送していますが
その燃料もビオディーゼルで、家庭の廃油を利用したものです。
使用材料やエネルギーに関しては、あれもこれもと考えうるすべてという感じで
徹底してエコロジーを考えていました。
私のノートに4ページ分がこの内容で埋め尽くされています。
ここまで徹底して実用として
使っている例は、日本ではないと思います。
初期コストは当然掛かりますが、その徹底したコンセプトを貫くことで
消費者の支持を得ているようです。
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こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。
住まいに興味のある方はもちろん、無い方にも
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