一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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屋久杉の床の間地板!

2010年03月20日 12時00分27秒 | 施主と一緒に
▲ 新木場へ施主と一緒に銘木を確認に行きました。



昨日の2010年3月19日(金)大安は、増改築の着工日でしたが、

その後、銘木の見学と床の間材の確定にも行ってきました。

 

▼中に入ると、実物大展示のショールーム風にもなっていて …






▼材料の展示は、たくさんあります。これは、網代天井の材料ですね。





▼2階までは、「ふ~ん…」でしたが…






▼3階に行くと、「うわぁ~!」
普段見れない、デカイのが、あるはあるは…




▼我々のお目当ては屋久杉ですが
これはその屋久杉の説明?パネル

▲この写真の屋久杉の樹齢は、7200年ですよ、7200年!!!
エジプト文明より、黄河文明、インダス文明、チグリスユーフラテス文明
よりも、はるか昔から生きている屋久杉です…。



今もあるそうですが、保護のために近づけないようになっているとのこと。



▼で、これが施主のために、昨年の10月から
特別に取り置きしてもらっていた屋久杉です。

今回、床の間の地板のために使うのですが、
樹齢1,000年以上の大きな無垢の板です。







▼これも、屋久杉です。ひと回り小さいですが、穴や節が少ない良い木です。
さっきのと比べると少し色が薄いですね。





▼この手前にあるのが、高級品で有名な秋田杉です。何とも巨大な無垢材です。
表面も、節が無く綺麗です。

私の好きな秋田杉で高級品なのに、
屋久杉の超高級品と比べると安く感じ…

秋田杉の影が薄れてしまうから不思議…。






▼やっぱり、一番値段も高くて味のある、
取り置きしてもらっていたこの屋久杉に、みんながどうしても集まってしまう…

でも、値段もケタケタ笑ってしまうくらい、桁違いの高さです。






▼実際の色がどういうものは、カンナで削ってもらいました。
蛍光灯の光の写真で、色は正確に出ていませんが、
実際は、杉材の深みのある赤身で、味わいのある色をしていました。






▼私が、かなり値引き交渉はしました。
私の予想価格に、もう少しというところまでは、なりました。

それでも、「この上に寝そべってみたいなぁ…」
などという施主との会話もあり、そこで最終決定!!!

で、加工される前に記念撮影!
この上に横になると、エネルギーが、なみなみと充填されることでしょう。







▼地板には穴の少ない、この裏面を使うことにして
チョークで線を引き、どの程度の大きさになるか検討







▼長さ2.1メートルくらい、奥行きは80センチ以上は取れることが確定。
厚さは75ミリもあります!







▼ついでに、1000万円という値段が付いた衝立の前で撮影
こうなると、1000万円でも2000万円でも同じで、値段の感覚がマヒしてしまう。

といっても、絶対買いませんが…(^^)ゞ





樹齢1000年以上の杉だけを屋久杉といい、屋久杉の値段が高いのは、
それだけではなく、伐採が禁止されています。

倒れたり腐ったりした場合のみしか手に入らないため、
希少価値も、かなりあるからです。

特に大きなもので、穴が少ないものは珍しいので信じられないような値段が付いています。



こうして銘木店を見学できたことに感謝です。
完成が楽しみです。



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こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。
住まいに興味のある方はもちろん、無い方にも
何となく役立つか、楽しめる内容になることを願いながら書いています。
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