李朝のぐいのみ
昨日マイベスト李朝が旅立ったので、
現在はこのぐいのみが一番のお気に入りとなっています。
朝鮮王朝時代後期の雑器ですが、
巷にあふれる
「韓国の骨董屋さんは李朝後期というけれども、
実際のところはよくわからない」的な後期盃ではなく、
まじめな後期のぐいのみです。
発掘の手ではなく、
伝世してきたもので、一般家庭から骨董店に渡ったものだと捉えています。
画像にある通り、腰の部分とその上では色がやや違っています。
これは火のあたりかたによるものかと思いますが、
魅力あるぬらぬらした肌にさらに変化を与えています。
自分は盃を毎日バッグに入れて持ち歩いています。
アル中なのではなく、
仕事中にここにレモンティーをいれてのんでいるのです。
(コーヒーは匂いがついてしまうので)
ほぼ磁器なのに、釉肌が育つ、
まじめな李朝の特徴が顕著に現れたぐいのみです。
口径 約7.4センチ前後
高さ 約4.3センチ前後
高台にひっつき、全体に貫入,見込みにフリモノあります。