朝届いた郵便物の中に、
なにやら見慣れた文字が目に入った。
こういうとき、誰の文字だったかを考える瞬間が私は好きだ。
でも、今回は
浮かびそうで 決定的な送り主の名前は浮かばず
《タイムアウト!》
ってことで裏返してみた。
差出人はTさん。
私たちが新婚旅行先で出会ったご夫婦からのものだった。
私たちが結婚した当時は、
新婚旅行といえばハワイが一般的で、
もちろん私たちの場合もそうだった。
Tさんたちとは
マウイのオプショナルツアーのディナークルーズでご一緒し、
その後、洋食に飽きてオアフに戻った後
一番に駆け込んだ日本食のお店でまた偶然再会した仲だった。
お会いしたのは ハワイでの その時だけだった。
実は Tさんも同じ東京に住んでいらして それもお隣の区なので
会おうと思えば 会えない距離ではないのに
どういうわけか 年賀状のやり取りだけで
なんと、18年が過ぎてしまっている。
《このたび詠み溜めたものを歌集にしてみました。
どうぞ目を通してください》
という歌集は、
表紙に《光れよ真珠》と記されており、
ご主人の筆跡であることがうかがえた。
冒頭部分には
お二人の懐かしいお顔も拝見できて
とても温かい気持ちになった。
私の忘れられない出会いのひとつである。
なにやら見慣れた文字が目に入った。
こういうとき、誰の文字だったかを考える瞬間が私は好きだ。
でも、今回は
浮かびそうで 決定的な送り主の名前は浮かばず
《タイムアウト!》
ってことで裏返してみた。
差出人はTさん。
私たちが新婚旅行先で出会ったご夫婦からのものだった。
私たちが結婚した当時は、
新婚旅行といえばハワイが一般的で、
もちろん私たちの場合もそうだった。
Tさんたちとは
マウイのオプショナルツアーのディナークルーズでご一緒し、
その後、洋食に飽きてオアフに戻った後
一番に駆け込んだ日本食のお店でまた偶然再会した仲だった。
お会いしたのは ハワイでの その時だけだった。
実は Tさんも同じ東京に住んでいらして それもお隣の区なので
会おうと思えば 会えない距離ではないのに
どういうわけか 年賀状のやり取りだけで
なんと、18年が過ぎてしまっている。

《このたび詠み溜めたものを歌集にしてみました。
どうぞ目を通してください》
という歌集は、
表紙に《光れよ真珠》と記されており、
ご主人の筆跡であることがうかがえた。
冒頭部分には
お二人の懐かしいお顔も拝見できて

とても温かい気持ちになった。
私の忘れられない出会いのひとつである。