壊れたときがスタート
ラジオでも鞄でも、自転車でも同じです。この世に存在するもので、壊れないものはありません。
新しいものを買った方が安上がりというのが世の流れかもしれません。
それでも僕は、壊れたものを修理して使うほうが好きです。ものは壊れるという大前提があるから、そこがスタートだと思います。
人とのつきあいもこれと同じです。ぶつかり合って摩擦がおき、壊れたりひびが入ったときがスタートだと思っています。
人の気持ちはものより壊れやすくて、何回でも壊れます。そのたびに僕たちは、分かれ道に立つことになります。
いさかいから逃げ出し、この人との関係を捨ててしまおうか、それとも、ひるむことなく正面から向き合い、懸命に丹念に関係を修繕しようとするのか-。
僕はいつも後者を選びます。
それでも傷やほころびがていねいに直されたとき、きっと関係は一段と深く、豊かなものになっているはずです。おだやかで満ちたりた気分が味わえるはずです。
真剣に手をかけてかかわるのであれば、大勢の友だちも、たくさんのものもいらなくなります。
「暮らしのなかの工夫と発見ノート
今日もていねいに。」
松浦弥太郎 より
同じようなことを教えてもらったことがある。
人との関係は、ほころびが見つかったら、一つずつていねいにふさいでいくことが大事だと。
ときには、本当に壊れてしまうこともある。
ときには、より絆が深まることもある。
自分の本当の気持ちをていねいに伝えることが大事だ。
何が大切なのかということが、浮き彫りになってくる。
それを忘れてはいけない。
「壊」の字をもう少し上から書けば良かった。下が詰まってきてしまった。
スタートのトの字、中心を間違えた。
油断したな~。
ということで、明日またがんばります!
今日は花粉症が始まり苦しいので、やり直しなしで。