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お彼岸に一足早く、どこよりも大好きな高野山へ上ってきました。今日の大霊園は、とても穏やかな春の日差しでした。
手をとりて ともに学びし おしえの道
みやびに歩まん 高野の山を
押絵とみやびをかけて詠んだ歌を刻んだ彩色押絵墓碑。今年で11年を迎えます。
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下界とは一月近く季節が遅いお山では、枝垂れ梅が真っ盛り!
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ここは、20年前の曼荼羅ご奉納以来、ずっとお世話になっている一乗院様のお庭。
日陰にはまだこんなに雪が残っています。
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ふきのとう、こごみ、タラの芽、フキにムカゴに筍・・・
目と口から美味しい春のエネルギーをいっぱい頂いて、満足~!!
こちら一乗院様の精進料理は、お出しなどもすべてお精進で(当然かつおは使えません)素材の旨味そのものを味あわせていただけます。
今日は、最近こちらにやってきた素晴らしい美術品のあるお部屋で頂きました。
それは・・・
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こちら!紀伊徳川家初代藩主、徳川頼宣に召抱えられた絵師、狩野興甫の六曲屏風が最近見つかり、それを襖絵に作られたものです。
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狩野興甫という人は、狩野探幽の師にあたる狩野興以の子供で、紀伊狩野家として最初に召抱えられた絵師だそうです。
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お床には、何気なく川合玉堂のお軸が掛けられ、まるで美術館でお昼を頂いてるような・・・
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廊下に掛けていただいてる押絵の飛天もちゃんと舞ってました。
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帰り道はお決まり、金剛峰寺の新別殿へ曼荼羅と来迎図の無事を確かめに。
いつもここでは、お参りの方たちが集まられると、ちょうどこの作品を使ってお坊さまがお話をしてくださるようで、ほんとに有難いご縁をいただけていることに、改めて感謝の気持ちいっぱいで帰路につきました。
行き帰りとも、高野山ドライブはいつも「喜多郎」か「宗次郎」だけ。
小田さん、ごめんなさい・・・
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