明治時代の前半から 外国人の滞在やキリスト教会の設置で周辺とは違った雰囲気だった軽井沢
その軽井沢で 一昨年、2017年3月20日(月・祝) 開園100周年の記念式典をした幼稚園がある
旧軽井沢のメインストリートに面した街並みの中程 少し奥まった 日本基督教団軽井沢教会に併設
1916年7月に 夏期限定(後に通年制))の保育を開始してから100年が経過したのだそうだけれど
この幼稚園の 運営法人の名称が 「 ダニエル・ノーマン記念学園 」 だということ 知っていますか?
軽井沢を見い出し国際的な避暑地となった祖といわれる A.Cショー氏に遅れる事13年の 明治31年(1898)
宣教師として軽井沢に訪れた ダニエル・ノーマンさんは 以後40年間 ここで布教活動をしながら
避暑や観光に訪れる人が増えれば、
風紀も乱れがちになるのを懸念して
宣教師として自らも厳しく律しながら軽井沢に暮らして
軽井沢の風紀を守ることに尽力したんだって
伝道とともに 夏に家業が忙しくなる旧軽井沢のこどもも預かり 地元の人々との深い交流を通して
今日に伝わる 他にない 軽井沢の秩序と品位を保つために様々な手を尽くしたと言われているんだ
「 軽井沢の村長さん 」 とも称された 彼の遺徳を偲んで別荘地に続く小路のひとつに
「 ノーマン・レーン 」 と 冠されてもいるね
ちなみに この幼稚園の第一回の卒園生は3名で
「 太郎ちゃん 」と 「 まりちゃん 」と 「 とよちゃん 」 だったそうで ノルマン先生が万年筆で書いた
「 卒園証書 」 を もらったんだそうだよ
大勢の 卒園生がダニエル・ノーマン先生の思い出を胸に 100年を過ごすことだろうね・・