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試験的ルールって?

2008年07月06日 | よくわかる


 海外通の方のコメント(Rugby-Eyeより)
 トンガの勝利がやっと報じられました。

 15-16からラツのトライ、コンバージョンで22-16と逆転、ダメ押しトライは
 タイオネだったようです。堂々4トライの快勝で5ポイントを獲得、暫定4位に
 順位を上げています。

 日本としては敗れても1ポイントを取れば、得失点差で最下位は免れる状況
 ですが、32点以上の得点差を付けて5ポイント勝ち(3位)を期待したいです。


 さて、今日はここから本題。「ラグビーってルール難しいから」って言われる
 ことが多いんですが、この秋一段とややこしくなる話です

 今年のスーパー14から試験的ルール(以下ELVs)の採用と言うことで
 海外ラグビーファンにとっては、全く違うルールでのラグビーを見せられる
 1年となります。

 来年の7月前、世界各地で試験的ルールに対応して試合が行われ
 来年9月に正式なルールとして決定する(予定)そうです

 9月のトップリーグでは、スーパー14とも異なるルールとなります
 例えばいくつかの反則を除いて FKでリスタートすることは採用されません

 主な変更点は以下の通りです(ラグビーマガジン8月号より)
  ( )内は個人的な感想等です。気にしないで下さい

  1.オフサイドラインは、スクラムから5m背後となる

  2.SHのオフサイドラインは従来と同じとするが、スクラム近辺にいない場合
    5m背後に下がる

  3.「モールに参加するプレーヤーは、頭と肩を腰より低くしてはならない」と
    いう条文を削除する

  4.プレーヤーは、モールを引き倒して防御してもよい
    (この条文って結構大きい変更になりそう。モール主体のチームは
     方針変更が必要かも

  5.いずれのチーム側にもラインアウト構成人数に制限はない
    (ラグビー初めて最初に教わった事のひとつが、ラインアウトは人数
     合わせないといけないでしたが、時代は変わるものです

  6.ラインアウトによるボールレシーバーは、2m離れなければならない

  7.ボールをスローイングするプレーヤーに相対する防御側プレーヤーは
    タッチラインと5mラインの間に位置し、かつ5mラインから2m離れな
    ければならない

  8.リフターはスローインより前にジャンパーに対しプレグリップしてもよい

  9.ジャンパーのリフティングをしてもよい

 10.クイックスローインはゴールラインに平行か、または自陣ゴール側に
    向ってであれば、投入してもよい

 11.自陣22m内に持ち込んだボールをキックし、ダイレクトでタッチを
    割った場合は、蹴った地点でのタッチとなる
    (これで、ボールを回すことになって面白さが増しそうです)

 12.コーナーポストは、タッチインゴールとはみなされない。ただし
    ボールが地面に接地と同時にポストに接した時は除く

 13.アシスタントレフリーは、試合の主催者の要求にしたがって、いかなる
    方法によってもレフリーをアシストできる
     →従来のタッチジャッジの権限強化
       (TJの名前がなくなるのは、ちょっとさびしいかも

  結構大幅な変更になります。レフリーの方は対応が大変ですね

  追伸:先日、藤沢の方で、広瀬選手の引退試合が行われて、数名の
      友人たちが駆けつけました。手作りの試合でよかったそうです
      数年後には、指導者として帰ってこられる日を待ちたいですね

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