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【WC2011】 準決勝 第2試合 「NZ 対 豪州」

2011年10月17日 | ワールドカップ


<-- 2011ワールドカップ NZ大会 開催中-->


 25年間イーデンパークで勝っていない豪州とその豪州にワールドカップで勝っていないNZ
 準決勝で片方のジンクスが破られることになりました

 満員のオークランド・イーデンパークはほとんど黒い服を着たファンで真っ黒に。一角に
 ゴールドのジャージエリアがありました

 FH:クーパーがキックオフはダイレクトでタッチラインを割ります
 NZはセンタースクラムから積極的に攻め続けます。スクラムもNZが優勢
 5分 FB:ダグが大きくブレークし、タッチ際で倒れながらCTB:ノヌーに渡りトライ
     SH:ウィップーのG外れます                              (5:0)
 13分 なんどかPGを外していたウィップーがPGをしっかり決め追加点        (8:0)
 16分 豪州WTB:オコナーがPGでようやく得点                     (8:3)
 22分 FH:クルーデンがDGで追加点                           (11:3)
 32分 クーパーがDGをお返し                               (11:6)
 38分 ウィップーのPGで加点し、前半そのまま終了                  (14:6)

 この試合のNZのバックスリーが目立ちます。高いボールにWTB:ジェーンがしっかり対応
 ダグはキック処理で危なげなく、WTBカフィも強さをみせます
 心配されたFHもクルーデンが落ち着いたパス回しで安定感をみせます

 一方、豪州はFWでプレッシャーを受けるのかクーパーがほとんど自在に動けずミスも多発
 南ア戦の密集で名をあげたFL:ポーコックもNZの3列に圧倒されて見せ場無し。
 スクラムが序盤からプレッシャーを受けたのも厳しいところでした
 WTB:イオアネが一度突破をみせたが、NZの戻りも早く最後はFL:カイノがめくり上げる
 やはりビールの不在は大きいです

 後半
  3分 ウィップーのPG成功で、NZ安全圏に                      (17:6)
 33分 途中で退いたウィップーですが、交替したエリスが出血によるブラッドビンで
     再登場。会場が沸きます。すぐにPGの機会があり成功でほぼ勝負あり  (20:6)

 話題のSBWがノヌーに変わって出場するも入って2,3分でショルダータックルで
 一発シンビン(汗)。それでも人数が少ないところを感じさせないのが、この試合のNZの
 凄さですね

 怪我が心配された、主将:マコウもブレークダウンやルーズボールへの働きかけが
 1回戦より格段に良かったです。途中から豪州はマイボールスクラムを何度かターン
 オーバーされます。LO:ソーンのガッツポーズがこの試合の象徴的シーンでした

 試合はこのスコアのまま終了。NZが豪州からワールドカップ初勝利をあげた1番でした
 決勝は、第一回WCを同じカードのフランス。最近フランスには手痛いところもありますが
 準決勝2試合を比べたら少し差があるように感じますね

 金曜に行われる3位決定戦は、「ウェールズ 対 豪州」こちらも第1回大会と同じカード
 豪州が早期の退場者で一人少ない中、堂々と1点差勝負にした試合でしたね
 こちらはそれほど差がないように思うので楽しみです(主将:ウォーバートンはレッドが
 出たので出場停止ですけど)

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