◆切り絵「越前和紙・岡太神社・大瀧神社」 P12号 岡太神社は、日本で唯一“紙”の神様を祀る神社で、1500年の歴史を誇る神社であり、紙祖神である「川上御前」を祀る1300年以上続く祭が今も継承されている。 今から千五百年ほど前、継体天皇が越前におられ男大迹皇子と呼ばれていたころ、この村里の岡太川の上流に美しい姫が現れて「この地は清らかな水に恵まれているからこの水で紙漉きをして生計を立てよ」と、ねんごろに紙漉きの技を里人に教えたといいます。 この教えを受けた人々は、この姫を「川上御前」とあがめ奉り岡太神社を建ててお祀りしました。 社殿は天保14年(1843)に建立されたもので、国の重要文化財の指定を受けた建築です。
岡太神社・大瀧神社の社殿は、日本一複雑と言われる建築で知られています。
特に下宮の社殿は江戸時代後期に再建され、技術の限界に挑んだ精巧な作りが迫力を放っています。
屋根の作りは入母屋造りに千鳥破風に唐破風、そしてまた入母屋に唐破風が重なっていくもので、全国でも類を見ない屋根が複雑な建築物とされています。
和紙を使う者としては、越前和紙の紙の神様である岡太神社・大瀧神社を切り絵でカットしたいと願ってきました。
やっと念願の岡太神社・大瀧神社をカットしましたが、これはあくまで下絵状態で修正してP40号でカットし直します。