MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

12月3日 ファビオ・ルイージ指揮NHK交響楽団 演奏会

2022-12-05 23:00:30 | 音楽夜話(クラシック)
 12月3日 18:00-20:15 NHK-FM 第1971回定期公演


ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調
藤村実穂子(メゾソプラノ)
ファビオ・ルイージ指揮NHK交響楽団
2022年12月3日 渋谷、NHKホールから生中継


ブルックナー2番を。
以前から好きなキャラガン版の様な初稿。
今年はノット・東京交響楽団と2本の鑑賞ができた。
ノットの譜面と、ルイ―ジの譜面は違っていたようだし、
音楽の作りは違っていたようだ。


ルイージ氏は割と滑らかに旋律を流して、あまりごつごつした感じを
表に出さない感じで進められた。逆に3楽章に置かれたアダージョは
旋律の美しさを倍加していたようだし、2楽章のスケルツォも
ベートーヴェンの第9を思わせる。その組み合わせが、この曲の
面白いところだと思っているので、キャラガン版を初めて聴いたときに
ハマってしまった。今回には第1稿なので、キャラガンとは違うけれど、
ルイージ氏のアプローチは個人的には聴きとりやすいものだった。
2番の面白さを現した演奏に思う。


前半の藤村さんの歌唱も、声の密度が高く、歌唱も充実してたように思う。

12月4日生まれのジャズマン ジム・ホール

2022-12-05 11:11:10 | 音楽夜話(ジャズ)
12月4日生まれのジャズマン ジム・ホール


Jim Hall (Guitar) was born in Buffalo, NY, 1930–2013. 生誕92周年 没後9年


ジム・ホールはクールだな。という印象。ちょっと曇った丸っこいトーンを持って語りかけてくる。
初期のトリオ演奏も好きだったりするのだけれど、コンチェルト(アランフェスの2楽章のJAZZ版)で
決定的になったかな。どこの石像がジャケットに使われてるのか、話題になったこともあったけれど、
調べてみたけど、結局わからなかった。そんなこともあった。その後はライブ盤とか聴いてたけど、
メセニーとのDUOとか、渋い印象を残して去っていった。


今日は「ライヴ!」を久々聴くことにする。
https://www.youtube.com/watch?v=fTe-1aTNfpE&list=OLAK5uy_noh95k93wj6jYC16-jN1Xi8GCz8QCZL_o



















ダグラス・ボイド指揮 アデレード交響楽団演奏会 ベートーヴェンチクルス4

2022-12-05 10:43:46 | 音楽夜話(クラシック)


12・4


Recorded live in concert at Adelaide Town Hall on September 25 2022 by ABC Classic.


Program
Ludwig van Beethoven: Symphony No. 8
Ludwig van Beethoven: Symphony No. 9


Artists
Emma Matthews (soprano)
Sally-Anne Russell (mezzo-soprano)
Henry Choo (tenor)
Christopher Richardson (bass-baritone)
Elder Conservatorium Chorale (chorus master Carl Crossin)
Graduate Singers (chorus master Karl Geiger)
Adelaide Symphony Orchestra
Douglas Boyd (conductor)


8番。割とのびのびした感じの演奏のように思う。かといって間延びした
ということでなく、清々した感じを醸し出すような雰囲気があった。


大団円の9番。ここでもテンポ感は早め。ピリオドの考え方をするということは、
ロマン派的な指揮者の解釈をしていた巨匠の時代があった。そうではなくて
譜面を見直し、当時の事を振り返りながら演奏するとしたら、こういう感じの
演奏もありかもしれない。
コーラスも独唱も過剰に演出することはなくある意味シンプルに聞こえる。
それもいいかもしれない。日本の年末の第9とは一味ちがうものを聴いた。


ダグラス・ボイド指揮 アデレード交響楽団演奏会ベートーヴェンチクルス3

2022-12-05 10:38:18 | 音楽夜話(クラシック)
12.3
Recorded live in concert at Adelaide Town Hall on September 21 2022 by ABC Classic.


Program
Ludwig van Beethoven: Symphony No. 6
Ludwig van Beethoven: Symphony No. 7


Artists
Douglas Boyd (conductor)
Adelaide Symphony Orchestra


傑作の森、「田園」も早めのテンポで押さえていく。歌っているが、
軽く流れていく感じになる。そういう田園風景もあるのだろう。そういう移り方する
ベートーヴェンもあってもいのかもしれない。嵐の雷も豪快に鳴っている。
終楽章も緩やかに流れていくが決してテンポは落ちていないものの
そういうまとめ方もあるのかもしれないと思う。演奏によっては
長く感じる田園も、今回はそういう気にもならず聴き通せたことが意外だった。
集中してたのかな。


7番。割とこじんまりまとまってしまっている感じもした。
クライバー並みに暴れるのかと思ったら、そういう感じでなく、
ある一定のルールの中でまとまった演奏を展開した感じ。
いい悪いではなくある意味聴きやすかったとも言える。



ダグラス・ボイド指揮 アデレード交響楽団演奏会 ベートーヴェンチクルス2

2022-12-05 10:31:48 | 音楽夜話(クラシック)
12.2
Recorded live in concert at Adelaide Town Hall on September 17 2022 by ABC
Program
Ludwig van Beethoven: Symphony No. 4
Ludwig van Beethoven: Symphony No. 5


Artists
Adelaide Symphony Orchestra
Douglas Boyd (conductor)


4・5番になると、少し年齢がいった感じのものに変わっていく気もするが、
基本の鳴らし方は変わらないようだ。木管の響きが美しい。含みのある演奏が、
1-3とは少し違うベートーヴェンの成長を見る思いがする。

5番。これではじけてる感じがする。快速に飛ばした5番。モダン・オケの
アプローチもまだまだあるということを聴かせている様だ。
早めのテンポで押していく感じが伝わる。
その意味が感じられる力強い5番だ。3楽章のフーガは聴かせる演奏。
20年前にアルバム録音アリ。