MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

4月5日生まれのジャズマン スタンレー・タレンタイン  エヴァン・パーカー ジェローム・ハリス ロバート・グラスパー

2024-04-06 11:29:12 | 音楽夜話(ジャズ)
4月5日生まれのジャズマン  スタンレー・タレンタイン 
エヴァン・パーカー ジェローム・ハリス ロバート・グラスパー




Stanley Turrentine (Saxophone) was born in Pittsburg, PA, 1934–2000. 生誕90周年 没後24年


ボス・テナー・タレンタイン。こういう音好きですが、3サウンズの繰り出すビートが
また何とも言えずいなたい。それにタレンタインが絡むと絵が浮かぶ。
そんなアルバム。個人的に好きな1枚。


Blue Hour: The Complete Sessions - Master Takes (with the Three Sounds)
https://www.youtube.com/watch?v=CN5FBaUzsvo&list=OLAK5uy_ncqvP38bjOpakqEDizN9lXzzBUxAEPYYk&index=1




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Evan Parker (Soprano Saxophone, Tenor Saxophone) was born in Bristol, England in 1944.80歳おめでとう。


80歳とは、名前は存じ上げていましたが、フリージャズの方だったんですね。
音源はたぶん聴いたことはなかったんじゃないかな。
聴いてみましたが、守備範囲外でした。


Short Stories
https://www.youtube.com/watch?v=lQoKAeVNvgo&list=OLAK5uy_l8viYU3n7A0nl8iVFpKQmAqvTEBUGED6o


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Jerome Harris (Guitar-Electric, Bass Guitar) was born in Flushing, NY in 1953.71歳おめでとう。


コンテンポラリーというより、フリーに近いか。
ベースは中に入って良く動く。音色もいい。
アンサンブルも書き譜のところもあるのか考えられており凝ってる。
気合の入った1枚。


Jerome Harris: Hidden in Plain View
https://www.youtube.com/watch?v=wIu11CKBnAo&list=OLAK5uy_k-J3oDfXA7bcboiT6atFrVn6zIl77fz4s


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Robert Glasper (Piano) was born in Houston, Texas in 1978.46歳おめでとう。


今時の人ですね。“新しいジャズ”。新伝承派ではない。まったく新しいJAZZ.
今日聴いてるのは一昔前になるところでリリースされてる1枚。
今はもっと先に進んでいるけれど、まずは、聴き手のベースを固める・・・。


Covered (The Robert Glasper Trio Recorded Live At Capitol Studios)
https://www.youtube.com/watch?v=l9fJ97sF0qA&list=OLAK5uy_ktyevL_ZhiALArkpFxWyPdXzG5RULixIo&index=2


フランス放送少年少女合唱団 ダニエル・ハーディング指揮 フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 「惑星」

2024-04-06 11:26:54 | 音楽夜話(クラシック)
4・6
3:00-5:00 20:00-22:00 FranceMusique


エリック・タンギー 星座(2019)
ホルスト 惑星 Op32





2024年4月5日パリ、フランス放送オーディトリアムから生中継


エリック・タンギーは1968年フランス生まれの作曲家。多作。
なんとなくホルストを想起させるような作品だった。
単一楽章で、惑星を詰め込んだようなイメージがある。
現代曲なので、ホルストより無調感があったり、アンサンブルも
工夫されていた。


火星、近年聴いた火星の中ではテンポも遅く、たたきつけるような
音を置いていくような感じのきわめて不気味感のある表現をしていた。
金星・水星 普段聴いている者よりも若干テンポは遅く、聴かせるほうに
表現は持って行っている感じ。


木星、これはほかのものともあまり変わらないテンポで進む。
中間部の歌もすっと入ってきて好感がもてた。歌っているが
しつこくないところがポイントか。丁寧に演奏されている。


土星 ずいぶん前に好きになった曲。老年というところに
惹かれたか(笑)。これもおどろおどろしくも表現は
的確かもしれない。それを感じさせるところが、
ハーディングも成長したとおもう。テンポはゆっくり目。
そこが目の付け所が良かったかも。


天王星 これも若干テンポは遅め。重きを置いて表現している
感じ。アンサンブルも的確。ブラスも必要以上に吠えないのが、
いいセンスしている。


海王星 幻想的な感じがしている。コーラスもコントロール
されていて美しかった。


このセットは非常によく考えられて作られたのではないか
とおもう。合唱団のコーラスも歌詞があるわけではないので、
少年少女合唱団でも可能なのかもしれない。
よく訓練されている団体のように思う。
この惑星の演奏は面白かった。



ギル・シャハム(ヴァイオリン)デビッド・ダンツマイヤー(指揮)オレゴン交響楽団 ブルックナー4番

2024-04-06 11:23:41 | 音楽夜話(クラシック)
4月4日


ギル・シャハム(ヴァイオリン)
デビッド・ダンツマイヤー(指揮)
オレゴン交響楽団 

2024年4月4日(木)


チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲


ブルックナー:交響曲第4番 ロマンティック


ギル・シャハム(ヴァイオリン)
デビッド・ダンツマイヤー(指揮)
オレゴン交響楽団


2024年2月17-19日、オレゴン州ポートランド、
アーリーン・シュニッツァー・コンサートホール




シャハムはスロー・スタートで、だんだん熱を帯びてきて
それが伝わる。緩徐楽章もゆっくり歌い、終楽章は
盛り上げた。会場もそれをわかっていた。盛況の
うちに終演。アンコールはなかったか、番組の時間の
都合かカットされていた。


ブルックナーの愛好者は3番も愛聴曲らしい。
私はまだ3番はうまく取り入れられていない。
その意味では聴いている曲と回数は多いものの、
番数は限られていて、4番などは人気曲で
放送にも良くのり、演奏会も多いので、聴く回数
はおのずと多くなる。


デビッド・ダンツマイヤーはヨーロッパから、アメリカに
移って活動している。1980年生まれの指揮者。
2021-2022年にオレゴン交響楽団の音楽監督になっており、
継続しているのかもしれない。44歳になる指揮者。
若手といえばこの世界では若手。なんでも振ってください
と言わんばかりの年齢。手兵を持てることの大変さと
やりがいは感じられているのかもしれない。
ロマンティックもきちんと手堅く振っているような感じと
いうか、譜面に忠実に流しているような感じで、
ある意味端正ではあるけれど、硬い感じもする。
ブルックナーは「それでいいのだ」というのならそれもいい。
いつも聴いてるのより、ちょっと変わった4番
だったかもしれない。