MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

スタニスラフ・コチャノフスキー指揮ヘッセン放送交響楽団演奏会

2020-12-02 22:03:40 | 音楽夜話(クラシック)
スタニスラフ・コチャノフスキー指揮ヘッセン放送交響楽団演奏会


04:04-06:00 20.04-22.00 hr2


ペルト:フラトレス
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004~シャコンヌ
ヴァスクス:ヴァイオリン協奏曲「遥かな光」


マルク・ブシュコフ(ヴァイオリン)
スタニスラフ・コチャノフスキー指揮ヘッセン放送交響楽団
2020年11月15日(1-3)フランクフルト、ヘッセン放送大ホール


ペルトの実演が多いフラトレス「同志」。
低音の上に、静謐な旋律がリピートされ、ウッドブロックが適宜入る。
不思議な感じの曲。でも、ペルトというと、この曲という感じがする。
多分一番聴いたことがあるからだと思うが、当たり外れなしというか、
表現の幅が広いために詰められないというか、高みに上るというよりも、
地平を行くという感じがするので、聴きいるだけでいいという感じ。


バッハのシャコンヌは内省的で、自分に向かって弾いているような感じがした。
それが悪いわけでなく、深く沈潜していく感覚にとらわれる。なかなかな演奏だった。


ヴァスクス:ヴァイオリン協奏曲「遥かな光」
これは1996~7年に、ギドン・クレーメルのために書かれた。
30分前後の単一楽章の曲ということだった。
現代音楽みたいに、メロディーリズムハーモニーは独特なものがあった。
時折、ロマン派的なメロディーも出て来て巧妙なつくりになっている。
ヴァイオリンの奏法も独特であり、曲想も一度にはとらえられない。
思ったより聴きごたえがあった。
この曲は、ラトビア音楽大賞を受賞している。




コメントを投稿