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ジュリアン・ラクリン指揮  クリスチャンサン交響楽団 シューベルト未完成 ブラームス4番他

2024-10-17 17:31:43 | 音楽夜話(クラシック)
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02:30- 19.30- YouTube_Kristiansand Symphony Orchestra
Julian Rachlin & Ramón Ortega Quero | Mozart: Oboe Concerto, Brahms and Schubert | Live Concert
https://www.youtube.com/watch?v=1xvYbsr04wE


シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 D759「未完成」
モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314
ソリスト・アンコール:バッハ・無伴奏フルートのためのパルティータBWV1013‐4
(オーボエ編)ブーレ・アングレイス
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
ラモン・オルテガ・ケロ Ramón Ortega Quero(オーボエ)
ジュリアン・ラクリン指揮クリスチャンサン交響楽団
2024年10月10日 クリスチャンサン、キルデン・コンサートホールから生中継




これって、チョン・ミュンフン氏が時折プログラムする、未完成とブラームスの4番。
今日はK314が中間に入っている。ジュリアン・ラクリンって、知ってる限りでは、Vn
奏者だと思っていた。Vlaも弾きなおかつ指揮活動までしているという。いつの間に
そんなことになっていたかと思うけれど、ご自身の思いは音楽の幅を広げている様だ。
未完成は重くなく、サクサクと進めてしまう。こういうある意味軽い未完成はあまり聴いた
ことがなかった。テンポは少しばかり速め。歌っているものの、この軽さは何だろう。
指揮者のカラーだろうか。2023/2024シーズンからはノルウェーのクリスチャンサン交響楽団の
首席指揮者に就任することが決まっている。


K314のオーボエの音色がなかなかで、秋の夜長にマッチしていた。彼の指揮にモーツァルトは
合っているというか、不思議とシューベルトとは違う相性の良さみたいなものを感じた。
これは拍手も大きかった。スタンディング・オヴェーションが出た。アンコールのバッハは
無伴奏フルートのオーボエ編曲版だったけれど、若干高いキーで演奏されてたような感じがする。
それもよかった。


久々、熱いブラームス。オケを煽りつつ歌わせつつ。2楽章はテンポを落とし、ダイナミックさを
前面に出して歌った。ある意味味のある楽章だった。3楽章は少し派手気味に、終楽章はまた熱く
語る。巨匠風のアプローチかもしれない。テンポやダイナミックス加減もいじっているので、
味とみるか、入れ込みすぎとみるかは聴き手の裁量。他の曲よりも練習を積んでる感じがした。
なかなかいいブラームスでした。


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