「ゲット・バック」
「ビートルズは仕事だ」とジョンは言った。
ポールは働き者、グループをまとめようとしている。
ジョージは自己主張が強くなり、リンゴは泰然自若。
4人の行方は見えていたように思えたが、作り手が
違うと、仕上がるものも違ってくる。
LET IT BEとGET BACK似て非なるもの。
LET IT BE世代なのであの暗く陰鬱としたつくりは、
解散予告を公にしている感じがして、回数みたいとは思わなかった。
しかしながら、あの「ルーフ・トップ・コンサート」は白眉で、
ライブ・バンドのビートルズの面目躍如だった。
あの陰鬱とした世界からよくあのライブまで至ったものだと
当時思った。ルーフ・トップ・コンサート時、まだ、彼らは20代
中盤から後半だった。それであの世界。
レット・イット・ビーの音源探しで、海賊盤もあたったこともあった。
待ってるとそれなりに出てくるものだけれど、そうそう集められるもの
でもない。ゲット・バックで使われてる音源で当時聴いたことある部分の
音源もあった。ある意味懐かしかった。
2部で、ビリー・プレストン(org)が、セッション・メンバーとして加わったあたりから、
メンバーもシャンとして集中していった。
そして3部のルーフ・トップ・コンサートへ・・・。
これはレット・イット・ビーの方に軍配が上がった。ゲット・バックのつくりも悪くないが、
好みの問題なのかもしれないけれど、個人的にはもう少し彼らの音楽を聞かせてほしかった。
絵はいらない音が欲しい。ドキュメンタリーだとそうもいかないのかもしれないけれども・・・。
そういう人用に音源も出されている。どこまで商魂たくましいのだろうか(笑)。
ルーフ・トップ・コンサートの部分を独自で作品として提供するという。
『ザ・ビートルズ Get Back: ルーフトップ・コンサート』|予告編|Disney+ (ディズニープラス)
https://www.youtube.com/watch?v=PxfEdyLBiDY&list=PLXNMN49A4ulUYsO-disgvG3ne3S2myxMl&index=1
アルバム『ザ・ビートルズ: ゲット・バック - ザ・ルーフトップ・パフォーマンス』
『The Beatles: Get Back - The Rooftop Performance』
2022年1月28日(金)ストリーミング配信開始
https://umj.lnk.to/TheBeatles_gbrpPR
※オーディオ:ステレオ / ドルビーアトモス
トラックリスト:
1. Get Back (Take 1)
2. Get Back (Take 2)
3. Don’t Let Me Down (Take 1)
4. I’ve Got A Feeling (Take 1)
5. One After 909
6. Dig A Pony
7. God Save The Queen (Jam)
8. I’ve Got A Feeling (Take 2)
9. Don’t Let Me Down (Take 2)
10. Get Back (Take 3)
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