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アレクサンダー・ロンクィヒ(ピアノ)指揮ミュンヘン室内管弦楽団 ベートーヴェンP協3・4・5番

2024-07-09 15:56:05 | 音楽夜話(クラシック)
7・7
18:00-20:00 11.00-13.00 NDR

アレクサンダー・ロンキッチ/カデンツァ・コンサート
ニーダーザクセン・ミュージック・デイズ2021 - ファイナルコンサート


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
同:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
同:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73「皇帝」
アレクサンダー・ロンクィヒ(ピアノ)指揮ミュンヘン室内管弦楽団
2021年10月2日 ハノーファー、北ドイツ放送大ホール




3曲とも指揮振りで、3番のカデンツァなども華麗に弾きこなし、
なかなかな弾き手であることを印象付けた。1960年生まれの
ドイツのピアニスト。指揮・室内楽・独奏などこなし、
自身のテアトルなども維持して音楽活動をしている。
地に足をつけた音楽家のようだ。
4番の入りもちょっと意味ありげにもったい付けた感じの
メゾフォルテくらいの入りで、耳を惹く。ベートーヴェンは
作曲家でもあり、演奏家でもあったわけで、自作を
どのように演奏したのか興味はあるところであるけれど、
いまと違うピアノで弾いているわけで、オケもそれほど大きくない
もので対応していて、ダイナミックさはそれほどないにしても
四番なんかはいいかもしれないと思う。
この演奏では、ピアノの録音がよく、はっきり細かいところまで
録られていて好感度アップ。上手く聴かせる演奏になっている。
ちょっと時間の経った録音でも、よさげなものは放送されるのだな
と思う。やはり、聴いてもらってなんぼのところはあると思う。
すがすがしい4番だった。


5番「皇帝」。これも堂々としたもので、ドイツのピアノというもの
を聴いた気がする、8:2くらいの感じで、ピアノがオケを先導して
いる感じのものだった。相違位置関係をはっきりさせることを重要視
している音楽家であるので、その意味では分かりやすく聴きやすかった。
時間がたっても、放送に載るだけのものはあると思う。


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